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Demon’s Souls(デモンズソウル) レビュー

Demon’s Souls(デモンズソウル)
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメントオフィシャルサイト
発売日 2009/02/05
価格 6,980円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク Amazon(廉価版)
タギングトップ3 (?)
タイトル概要 ■ ジャンル:アクションRPG
■ プレイ人数:オフラインモード:1人 / オンラインモード:最大4人

【廉価版】
■ 発売日:2010/02/25
■ 価格:3,800円

スコアボード

Demon’s Souls(デモンズソウル)評価ランク
中央値
89
難易度
3.90
レビュー数
164

スコアチャート Demon’s Souls(デモンズソウル)レビューチャート

Demon's Souls(デモンズソウル) 購入する


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【60点以上】
86%
【標準偏差】
17.44

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  498人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 4pt
総合点
97pt

GOOD!

・斬新でゲーム性を高める為に様々な仕掛けが用意されているわけですが特に発揮されているのがオンラインでのプレーです、血痕やソウル体といった他ではちょっとお目にかかれないようなシステムがまた世界観を作り上げ作品として昇華させている大きな要素となっており一歩間違えば破綻する事さえありえる中でサジ加減の絶妙さが何より素晴らしいですね。

・グラフィックやサウンドといった演出面でも非常に凝った作りになっていまして明と暗といったメリハリが実によく効いていながらも極端になりすぎずゲーム性の阻害要因となる部分もさして見当たらず両方共4としました、特別際立って良いというレベルにあるとは思えませんが逆にそれが作品としての総合力を高めたのかなと表現に矛盾があるかもしれませんが感じましたね。

・操作系や操作性といったインターフェイスも非常に優秀でしてこの手のアクション性を前面に出した3Dアクションにありがちなカメラワークの拙さというもの無くスムーズで滑らかですので腕前や判断能力といった自分の実力というものを作品内で存分に奮える極めて高い完成度がありますので太く長く遊べるように仕上げが施されている点はまさに熱中度・快適度・満足度に関わる部分であろうかと思いましたのでいずれも最高点としました、実に素晴らしいですしよく動くといった至れり尽くせりな作り込みの深さには実に感心してしまう以外になかったですね。

・最初は難しいなと感じるのですが遊ぶうち慣れるうちに自然と実力がついてくる絶妙なバランス感覚が良いですね、単にボタンを押してればクリア出来るのではなく記憶力や判断力といったいわゆる頭を使う要素もふんだんに盛り込まれており、また難易度を高く設定した事により挑戦をプレイヤーに煽る事で作品へと引き込んでいます、難易度調整って非常に難しいものだと思いましてあまりに高くても詰んでしまい低いと飽きやすく物足りなくなるといった事になりがちなのですが生かさず殺さず的なマゾっ気のある調整ぶりがまた上手い味付けとなってます。

BAD/REQUEST

・mobが複数かつ段差のあるところで感じたのがターゲットがあちこちに変更しやすく定まりにくいのがどうかなと、まぁプレイで対処で出来てしまうところがほとんどでしたけど他が完璧といっていい部分揃いでしたので粗として目につきました。

・オンライン限定ですがサーバーがかなり弱いです、ちょっと人が増えたりするとすぐ落ちてしまったり重くなってしまうので早急に何とかしていただきたいものですね。

COMMENT

PS3のRPGというかここ数年で筆者が遊んだRPGでも頭1つ2つ抜き出た総合力を誇る作品と評価していますしとにかく素晴らしいの一言でして何より「遊べる」という感覚がより濃く感じられるそんな1本であると思います、アイデアとゲーム性といった骨組みや肉付けが絶妙に絡み合った至高の逸品でありながらも高難易度に設定することにより変なユーザーへの媚を捨てとにかく硬派な作りへと徹した姿勢に拍手を送りたいです、といいながらも貴族といった若干救済処置的な強いジョブもさりげなく用意されていたりと大局だけではなく細かな心配りといった事もちゃんと出来ている点も見逃せない部分であろうかと思います、安易に他人に薦められない部分も多々ありますし遊ぶ為の前提条件のハードルは決して低くはないので筆者からあえて推薦作品として挙げる事はいたしませんがレビュー初の満点をつけようか投稿ギリギリまで悩んでしまいました。

環境:SONY製BRAVIA40型X5000使用

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
kouさん [2009/02/25 掲載]

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このレビューだけを表示する  521人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 5pt
総合点
97pt

GOOD!

・快適さ・オリジナリティ
オンラインのシステムが非常に完成度が高いと思います。
ジャスチャーのみで言語コミュニケーションは一切排除、煩わしさはありません。それでも共闘感は得られます。
また血痕システムは、オンラインで死んだプレイヤーの幻を見るものなのですが、これが面白い。
崖の近くの血痕はほぼ転落死。たぶん下に落ちたら隠しアイテムがあるだろうと思って皆色々なところで飛び降りています。逆を言えば、血痕を見れば落下死のポイントがわかるということ。
オンラインの力は偉大です。
共闘は誘われ待ちが簡単で、MMORPGなどに見られる「待ち時間」は無い。
待ってる間は、自分はゲームを勧めておけば良いので○

・ごり押しは無理
初めてのキャラでは最初のステージをクリアするのに死にまくりで8時間かかりましたが、にキャラ目ではサクサクと進めた。
プレイヤースキルの上昇がダイレクトに感じられ、楽しい。
雑魚は全く雑魚ではなく、はっきり言ってドイツもコイツも強い。この緊張感が○


・熱中度
死んでも死んでもやり直したくなります。途中死んだら、レベル上げて再チャレンジではなく、違う戦法でチャレンジします。なぜなら死ぬと、そこまで貯めた経験値がパーだから。
これが「死んでも経験値持ち越し」だったら、レベル上げの作業ゲーになっていたと思います。
失った経験値を取り返すくらいだったら、違うやり方でもう一回突っ込んでみよう、と思うのでリトライが苦ではありません。

・ダークな雰囲気
血飛沫とか血痕とか、世の中がうるさいようで、最近のゲームでは減りました。
そんな中でデモンズソウルは異彩を放っていると思います。

BAD/REQUEST

・ステータス画面がわかりにくい
よくある「体力」「攻撃力」等の表記ではなく、全てアイコンで表示されています。
アイコンの意味を覚えるまでは何度も説明書を復習する羽目に。

・武器が少ない
武器が少ないと思います。強化は出来るものの、ロングソードが「竜の〜」のように名前が変わるだけで、他の武器も「枕詞」が付くだけ。使いまわし感が否めません。

・防具が少ない
せっかく防具で見た目も変わるのですから、色々なコーディネイトを楽しみたいですね。
さらに、防具は入手するときは頭から脚まで全てセットで手に入るため、ありがたみも半減。

・開幕即死ポイントが無い
フロムファンとしては、この落胆は大きいと言わざるを得ない。

・音楽は??
曲が印象に残らない。ダメと言う意味ではなく、全編緊張感がありすぎて、曲を聞いている余裕が全く無い。

COMMENT

キングスフィールド1〜4 シャドウタワー1〜2 エターナルリング
全てクリア済み。フロムのこの手のゲームのファンですが、100%満足しています。

HDMI29インチ

プレイ時間:30時間以上60時間未満(未クリア)
鋼鉄銃士さん [2009/02/25 掲載]

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このレビューだけを表示する  546人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 4pt
総合点
97pt

GOOD!

オリジナリティーに5点を付けました。
理由としては斬新なオンライン要素と「ソウル体」という要素です。
オンライン要素で言うと幻影システム、血痕システム、ヒントメッセージなどの要素は既存のゲームにはない、まったく新しい要素ではないかと思います。
しかも、これが実に素晴らしい。
さらにマルチプレイのシステムも既存のゲームとは違う斬新なシステムを取り入れています。
これには先ほど述べた「ソウル体」という要素も関係してきます。

幻影システム:プレイヤーはオンラインでプレイすることによりたとえソロプレイでも、他のプレイヤーの幻影(ゴースト)をところどころで見かけることになります。これによりプレイヤーは何とも言えない共闘感を味わうことができます。ここで闘っているのは自分だけではないという緩やかな一体感というやつです。

血痕システム:ところどころにある血痕にふれると他のプレイヤーの死様を赤いゴーストで見ることができます。これにより、危険を察知できるだけでなく、すでに攻略したことがある場所であれば「ここ死ぬよね〜、わかる、わかる。」といった感覚も味わうことができます。

ヒントメッセージ:プレイヤーはステージの随所に所定のフォーマットから簡単なメッセージを残すことができ、他のプレイヤーが残した様々なメッセージを読むことができます。このメッセージを他のプレイヤーが評価するとメッセージを残したプレイヤーの体力が回復します。これが結構うれしいものです。例えば「このさき敵の待ち伏せに注意しろ」といったものや「この先の敵○○が有効だ」といった攻略のヒントや「苦しいです評価してください」「心が折れそうだ」と言った悲痛なメッセージまであります。中には嘘メッセージも残されており「騙された〜!!」っていうことも。

ソウル体:このゲームでは死ぬと生身を失い「ソウル体」という「半分幽霊?」という状態になります。この状態では体力が生身のときの半分に減る、自分がホストとして協力プレイできないなどの制限があります。一方で敵対プレイヤーに進入されないといったメリットもあります。この状態から生身の体を取り戻すにはいくつか方法があります。
そのうちのいくつかにオンライン要素が絡んできます。
オンライン要素を利用して生き返る代表的な方法としては
?他の生身のプレイヤーの世界に青いファントム(協力プレイヤー)として「召還」してもらい、生身のプレイヤーを守り・助け、協力してデーモン(ボス)を倒すこと。
?他の生身のプレイヤーの世界に黒いファントム(敵対プレイヤー)として「侵入」し、生身のプレイヤーを倒し生身を奪うこと。

これにより単なる協力プレイや対戦プレイとは違う様々なプレイスタイルを楽しむことができます。
また、協力プレイ・敵対プレイともに一緒にプレイするには一定のレベル差の範囲内であることが必須の為、でたらめに違う性能のキャラクター同士のプレイにならないような配慮もされています。

死んで失っても取り戻せるソウル
このゲームではソウルというのが経験値兼お金になるのですが、死ぬとすべて失います。しかし、その場に自分の血痕として残るされる為、再度死なずにその場に戻れば回収することができます。再度、死ぬと回収できずに失われます。そのため、死んでも再度死なないように、緊張を切らせずに再プレイすることができます。

グラフィックは4を付けました。
グラフィックは雑誌などの写真で見たものでは3ですが、実際にプレイすれば4と感じます。見えない壁などの理不尽なものもなく、キャラクターの動きや装備の外見への反映、遠くまで見通せる風景、装備による動きの違い、様々な個性的な敵キャラクターなど繊細によく作りこまれていると感じます。一つとして世界観を壊すような変な装備・衣装やキャラクターは存在しません。すべてが硬派にかっこよくあるいは不気味に、作り込まれています。

サウンドは4を付けました。
基本的にプレイ中は音楽はありません。それが敵のうめき声や足音を際立たせ、一層と重厚な世界を作り上げています。ボス戦のみは音楽がかかります。これもボス戦を盛り上げるいい感じに仕上がっています。また、オープニングやエンディングの音楽(ヴォーカル付)は秀逸です。


熱中度は5を付けました。
私はゲームは好きでいろいろなゲーム歴20年以上ですが、これほど熱中したゲームはこれを含め人生で2本しかありません。単にクリアするだけでもかなりの熱中度ですが、周回プレイしトロフィーをコンプしましたあとも楽しみは更に続きます。これは前述した秀逸なオンライン要素のためです。侵入プレイヤー(PK)というものの存在の為、敵対者とのしのぎを削ったプレイが延々と楽しめます。
ビギナーを守る為の青ファントムとしてプレイしたり、敵対者との決闘を楽しんだり、悪役(侵入者)としてプレイしたり、レベルや装備を制限して周回プレイしたりとやり込みだしたらいろいろなプレイスタイルがあり限りがありません。
また、レベルやキャラクターのタイプもいろいろと作りたくなってくるので一つのアカウントでは足りないほどです。(一つのアカウントで4キャラクターまでしか作れない。)
武器も種類によって動きや強み、弱みに特徴があるのでそれらを使いこなせるようにやり込むだけでも楽しいです。

満足度は5を付けました。
満足度で言えばゲーム人生20年以上の中でも1番です。難易度・熱中度・斬新なシステムなどの説明の通りです。プレイ時間もすでに1000時間前後、マルチプレイも6000回以上に達しています。
このゲームを始めて以降、何のゲームを買っても結局デモンズソウルに戻ってしまいます。

快適さは5を付けました。
このゲームはオンラインRPGにありがちな煩わしさがありません。プレイヤー同士はゲーム内でチャットなどをすることはできません。
ジェスチャー(一礼、エイエイオー、手招きなどなど)で簡単な意思の疎通をはかる程度です。
これがこの重厚な世界観をまもることにもつながり、ひいては無駄な時間を省いたゲームプレイにつながっています。
また、ボイスチャットやチャットがないため、悪意なきネタバレや、ゲームなのにだらだらとしたチャットとか化してしまうということもありません。
敵対プレイや対戦プレイがあるゲームにありがちなマナー違反な暴言の抑制にもなっています。
協力プレイにおいては一緒にプレイしたプレイヤーをS・A・B・C・Dと評価できる為、良い評価をしてもらえるとやる気アップにもつながります。

BAD/REQUEST

個人的には特に不満な点はありませんが、要望としては拡張パックなどの追加シナリオ・ステージが配信・または販売されれば良かったかなと思います。
あと、キャラクターを4キャラより多く作成できるようにしてくれていたら更に良かったです。
非常に面白いがゆえに、もっといろいろなキャラクターを作りたくなります。

COMMENT

私が購入したのは発売後7ヶ月程度経過してからです。
このサイトのレビューを見て購入を決めました。
それまでこのゲームの存在すらまともに知りませんでした。
CMをまともにしていないので現在でもこのゲームのことをまともに知らないPS3ユーザーも私の周りに多くいます。
このゲームを知らないのは非常にもったいないです。
ジャンル的に嗜好があうならば是非、お薦めしたいと思うゲームです。

また、クリア後に数々の人気実況動画(ニコニコ動画など)を見て「わかる、わかる」と爆笑するのも個人的にオススメな楽しみ方の一つです。


回線抜きなどの不正行為を行うプレイヤーはどのゲームにもいますがこのゲームではランキングなどがあるわけでなく、それによる実害は他のゲームに比べれば少ないと思います。
また、私の経験上、稀に(数百人〜千人)に一人の割合で罵倒メールなどを送ってくる方もいます。
しかし、これらはこのゲームによる問題ではなくプレイヤーのマナーの問題の為、採点の考慮にはいれていません。
また、私の経験上ですが、たまに送られてくるメールなどもほとんどのプレイヤーは協力プレイのお礼や敵対プレイでも「また闘いましょう」などといった心温まるものやゲームと現実の区別がきちんとついたメールですのでその辺りの心配を過剰にする必要なないと思います。

プレイ環境:50インチプラズマフルHD、フロント5.1スピーカー使用。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
南斗無双さん [2011/02/06 掲載]

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このレビューだけを表示する  543人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 4pt
総合点
97pt

GOOD!

他の方の評価にもあるように傑作。

ただし、オフでも悪い作品ではないが、やはりオンライン前提の作品。
また、PS3がオンラインの状態にあると自動的にオンラインプレイとなる。

オンラインが独創的。他のプレイヤーとの距離感も絶妙。
ソロプレイでもオンラインに接続していることで徘徊幻影、血痕、メッセージなどで他のプレイヤーを感じることができる。
また、協力プレイや敵対プレイも専用ステージや専用モードがあるわけではなく、ソロプレイと共通のキャラとステージで行なわれる。

グラフィックは目指した世界を上手く再現できていると感じる。
鮮やかで目を引くような色使いをあえて抑えたダークでリアルな世界。
キャラクターの動きはあまりにも人間離れした派手な動きではなく、ゲームとして面白い程度にリアルさを表現している。

サウンドは、ボスとの戦い以外に音楽はなく、剣と盾のぶつかり合う音、動いたときに鎧が揺れる音、敵のうなり声、迫る飛竜のはばたき等プレイヤーは耳も研ぎ澄ませて敵の気配を感じることになる。
ボス戦は迫力あるボスと音楽により盛り上がる。
中にはこんなにデカイ奴に勝てるわけないって思うようなボスもいる。

プレイ中ではないが、オープニングやエンディングのkokiaさんの歌声がとても良い。

いわゆる「広告に載せて売るための見せ掛けだけのプレイしたらがっかりなグラフィック」ではない。「派手ではないが作り手のこだわりと、リアルさ」を感じる。
また、数多くの装備やキャラメイキングで作った顔の見た目がプレイ中に反映されるゲームとしてはかなり良いグラフィック。洋ゲーにも同様のものが多く見られるが、洋ゲーと違い動きも繊細でバランスが良い。
かなりダークな世界のせいか、蝋で目を塞がれた「火防女」のしぐさにすらかわいらしさを感じてしまうから恐ろしい。

敵や罠は固定配置のため戦略は練り易い。
そのため、逆に敵は強くしてあったり、暗闇に待ち伏せしていたりと、雑魚相手にも油断するとあっさり殺される。
必然的に敵の配置や攻略法のわからない初見のステージの難易度は非常に高くなる。
プレイヤーにはアクションの上手い下手よりも、攻略の為の戦略と慎重さ、ごり押しではない闘い方が求められる。
また、初見ステージのドキドキ感、緊張感は、初プレイ1週目プレイヤーだけが味わえる特権。
あそこまでホラーではないが、個人的には初めてバイオハザード1をプレイしたときの緊張感と似たものを感じた。
さらに言うなら、ゲームにまだ慣れていない初プレイ1週目に黒ファントム(PK)に侵入されたときの緊張感は凄まじい。もう心臓バクバクで口から飛び出しそう。
「強敵を倒した、ソウル(経験値兼お金)も貯めた、ここまでやっと進んだ。死ぬわけにはいかない、死ぬわけには・・・ぎゃああ!!」
みたいなことになる。

黒ファントム(PK)との戦闘は格闘ゲームや通常の対戦ゲームのように正々堂々一騎打ちなんてする必要はないので、あえて決闘を望むのでなければアクションが下手でも、慣れにより対処できる。青ファントム(味方プレイヤー)を召還して数的優位に立つ、姿を隠すアイテムや魔法を使い物陰に潜んで、強力な武器や魔法で奇襲するなど。

このPKの存在は賛否あるようだが個人的には大賛成。
特に専用のマルチプレイモードなどでなく、ソロプレイと共通の自分が攻略中のステージに敵キャラクターとして他のプレイヤーが侵入してくるなどというシステムは自分はお目にかかったことがない。
PCのゲームでは似たシステムのものもあったが、いわゆるテレビゲームでは聞いたこともないし、このゲームほどバランス良くできているものには会ったことがない。
一般の対戦では味わえない面白さがホスト、協力プレイヤー、PKの双方にある。

中にはムカッとくる事もあるが、個人的にはそれもいいアクセントにもなっている。
ただし、この辺は感じ方が人により大きく違うところでもあるので、マルチは協力プレイ以外したくないという人は注意が必要。PK・PKKともに中には卑劣・悪質(?)と思える手段をとってくるプレイヤーがいるのも事実。またPKを受け付けない人にとっては最悪の相手と映る場合もある。

いずれにせよ、ステージ攻略もPK対策も理不尽な内容というのは少なく、工夫すれば攻略なり対応または回避できる。


とにかくハマる人はとことんまでハマるゲーム。どこかのレビューで「至高の廃人ゲーム」と言われていたが納得。
次作が発売されるまで完全にやめるということはできないかもしれない。ということで、散々遊んだが、中古屋に売る気はない。

神殿〜ステージ間の移動及び死亡・再スタートにロードが入るが特にストレスを感じるほどではない。コントローラーを手放しで10分も20分もムービーやイベントを見せられることもなく常にプレイしていられる。NPCとの会話にもプレイを大きく中断されるようなことはない。会話内容も必要最低限であり、それでいてプレイヤーの想像を膨らませる情報で個人的には好感が持てる。フロム作品らしく、プレイヤーに脳内補完を促している。
チュートリアルステージのテンポも良い。チュートリアルであることすら気付かずにプレイしてしまうかもしれないくらい。自分の場合、チュートリアル時の説明がやたら多いと「やらされている感」「分厚い説明書を読まされているのとかわらなくないか?」という感覚にやる気が失せてしまうことが多いのでこの点は非常に好感が持てる。

マルチプレイはジェスチャーの意思表示ができる程度であえてチャットができない仕様とされている。
前述のセッションルームなどがない独創的なオンラインシステムにより非常にスムーズにソロプレイからオンラインプレイへと移行できる。
これらにより従来のオンラインマルチプレイにありがちだった煩わしさも解消されている。

BAD/REQUEST

個人的には当初マゾゲーといわれるていたこの難易度が好きだが、挫折してしまうプレイヤーもいるであろうことも予想できる。
初見プレイの難易度が高く、また初プレイ最初のステージはレベルアップも協力プレイもできないため、挫折してしまうプレイヤーの多くはここでやめてしまうのではないだろうか?何らかの方法で救済措置がとれるようにしてあってもよかったのではないかなとも思う。
例えば死亡回数が一定数を超えると最初のステージでもレベルアップが可能になるとか、 青ファントム(味方)を召還できるなどといったことができても良かったのではないかと思う。

このゲームに限らないが、バグ、回線切りなどの不正プレイを行うプレイヤーが稀にいる。

COMMENT

フロムの作品には良くも悪くもこだわりを感じる。
このゲームも例に漏れず万人向けの無難な作品ではない。誰がやってもまあまあ面白いといものではなく、ハマる人はトコトンハマるが、無理な人はステージ1で心が折れて投げ出してしまうかもしれない。

ダークで緊張感がある難易度と世界観、敵対プレイヤーの存在などが楽しめるなら最高の作品と感じられるだろう。

アニメ調の美少年・美少女キャラ以外受け付けない、死なずにサクサク進めないと嫌だ、とにかくPKが存在するゲームは嫌だという人には無理な作品。

プレイ環境
リアルフレンドと一緒にプレイするときのみSkypeなどのボイスチャット併用。
ネットは光。PS3への接続は無線LAN使用。
回線状況がよいのかプレイして感じるようなラグはほとんどない。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
じゃがいもさん [2011/02/15 掲載]

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このレビューだけを表示する  578人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 5pt 4pt 5pt 5pt 5pt 5pt
総合点
98pt

GOOD!

・オリジナリティー … 5点

 アニメ臭さを排除したダークファンタジーの世界観に、多くを語らない謎めいたシナリオ、キャラクターのみならずプレイヤーの成長まで要求される敷居の高さや、無音の世界で間断なく緊張を強いられるマゾヒスティックなプレイ感覚など、あらゆる点において独創的な作品です.類似のゲームは、開発のフロムソフトウェアによる過去作品くらいしか見当たりません.
 存在自体が独特な本作から「どこそこが新しい」と一つの要素をピックアップすることは本来あまり意味がないのですが、オンラインシステムの斬新さは特筆できます.
 このゲームでは、オンラインを介して複数のプレイヤーが一つの世界を共有するということがありません.一人一人のプレイヤーはあくまで自分の世界で戦っており、他のプレイヤーがいるのは並行世界です.
 そのため、ロビーで仲間を集って2ch言葉で歓談してから「ではでは狩りに行きますか」なんてノリは皆無.ダークな世界観も心地良い孤独感も殺がれることがなく、煩わしい人間関係を完全にシャットアウトできます.
 本作のオンライン要素は、基本的に「血痕に触れると他プレイヤーの最期が見られる」「他プレイヤーにメッセージを残せる、他プレイヤーのメッセージが残されている」「他プレイヤーの行動が幻影のように映る」といった程度の地味なものに留まっていますが、これが非常に独特な雰囲気を醸し出しています.絶妙に機能している例を一つ挙げると、たとえば崖っぷちに「一歩前へ」というメッセージが残されている.しかし、崖下を覗き込んでみても足場がありそうにない.足元に血痕があるので触れてみると、他プレイヤーが自分と同じようにメッセージに惹かれてダイビングし、即死した痕だったりする.それでやっと偽メッセージだったことに気付く……といった具合です.
 協力や対戦も可能ですが、やりたくなければやらなくても問題なし.ずっと「ソウル体」(一度死んで肉体を失った状態)でいれば他プレイヤーに侵入されることもありませんし.
 コミュニケーション性を重視したオンライン要素ばかりが蔓延るこのご時世に、「ゲームの世界は自分の世界」という原点に回帰していることは高く評価されるべきでしょう.


・ストーリー … 5点

 このゲームにはストーリーが無いという意見もあるでしょうが、そんなことはありません.現代文学理論では、物語は「語り」(ナラシオン)、「物語言説」(レシ)、「物語内容」(イストワ ール)の三つによって構築されることになっており、それに当てはめてみると『デモンズソウル』の「物語言説」と「物語内容」は実にしっかりしています.ただ、「語り」が無いだけです.
 昨今のRPGに「プレイヤー=主人公」のイメージが弱いのは「語り」の要素が著しく強化されているためで、それでは「クリエイターの語る物語を読まされている」ことにしかなりません.しかも、本当に優れた語り手は小説やマンガの世界で活躍していますから、ゲームでは三流四流の「語り」にしか触れられない.
 しかし、このゲームは「語り」を持ちません.プレイヤー自らがゲーム世界に存在する「物語言説」を紐解き、語られない物語を自分なりに組み立てて「物語内容」へと迫っていくことになります.たとえば、装備品の説明から.NPCの発言から.ステージの構成から.
 ファンタジーの「物語内容」などたかが知れていて、『デモンズソウル』もその例に漏れません.大したストーリーではないと言ってもいい.ですが、「語り」の欠如というスタイルがプレイヤーを物語世界に引き込んでくれます.自分で組み立てたストーリーには格別の面白さがあるものです.
 「語り」がないという手法は、もちろん和製RPGでは滅多に見られないものですし、表面的には似ているように見える洋ゲーのそれとも完全に異なっています.洋ゲーの場合、「登場人物が物凄く長いセリフで全てを喋る」ということが多く、つまり「語り」の位置がズレているだけです.
 和ゲーの出来の悪いアニメのようなストーリーにはウンザリだし、洋ゲーはなんだか説明書を読まされているようでピンとこない……そういう人には『デモンズソウル』の「語り」の無いストーリーがしっくりくるでしょう.


・グラフィックス … 5点

 PS3のゲームとしては、技術的には平凡なレベルです.しかし表現力に優れているため、それこそ『バイオハザード5』などより美しく感じられる見事なグラフィックスに仕上がっています.
 各ステージの建築・装飾は緻密かつ壮大で、和製ファンタジーの規範となるべき完成度を誇り、キャラクターのモデリングや装備品のデザインにも洋ゲーのような野暮ったさがなく、それでいてオタクっぽい稚拙さも感じさせない絶妙のものとなっています.
 どんなに残酷なオブジェでも悪趣味に堕することなく、しっかりと「ステージの調度品」になっているのは、フロムソフトウェアのお家芸とはいえ、やはり感服させられます.


・サウンド … 4点

 基本的にはBGMがなく、環境音だけが強調された世界です.これがとにかく緊張感を煽り、耳を澄まさずにはいられないという状況を作り上げています.「音」がこんなに重要なゲームはかつて無かったかもしれません.
 ボス戦になると荘厳な音楽が流れて気分を高揚させてくれますが、残念ながらこのボス戦のBGMについてはもう一つというところでしょうか.悪くはありませんが、ゲーム自体の素晴らしさに比するとやや安っぽい印象を受けました.フロムソフトウェアの昔の名作『キングスフィールド』や『エコーナイト』は、もっと優れた楽曲に彩られていたように思います.


・熱中度 … 5点

 5点満点で10点を進呈したくなるほどの圧倒的な熱中度です.
 育成要素とアクション要素が最高のバランスで調和しているので、「ソウル」(経験値と金を兼ねたもの)を稼ぐためのザコ狩りですら熱中します.初めは一匹倒すのもひと苦労だったのに、いつの間にかその敵が良いカモになっているのは、自分の腕が上がったのか、それともキャラクターや装備の攻撃力が上がったのか……
 とにかくよく死ぬゲームなので、あるステージはノーダメージで周回できるのに、初めて行った別のステージでは瞬殺されるなんてこともしばしば.また、楽勝と決め込んでいたザコでも囲まれれば死ねます.もちろん高所から落下すれば、どんなに強いキャラクターでも即死です.いつになっても緊張感が途切れないので、熱中度も下がりません.
 やり込み要素も豊富ですが、それ以上に、ただクリアのためにステージを攻略するだけでこれほど熱中できるというのが凄いです.今時、こんなゲームは滅多にありません.


・満足感 … 5点

 内容にもボリュームにも大満足です.
 内容は上記の通りなのでボリュームについて書きますと、まず普通にクリアするだけでも軽く40〜50時間は要することになります.プレイ時間のかなりの部分がステージやボス攻略のための試行錯誤に費やされるのですが、それでいて作業感はまったくないので、アイテム収集やNPC探しなどやり込み要素を含めれば100時間は楽しめるでしょう.
 クリア後の二周目は尋常ならざる難度で、一歩先に進むことすら困難になります.こちらに移行すれば半永久的に遊べるというほどの歯応えです.成長したキャラクターとアイテム類は持ち越せますから、その点はご安心を.
 一方で、万能キャラを作れないことから、まったく別のプレイスタイルで一周目を遊び直すというのもアリです.魔法特化のキャラクターを作ってみたり、技術特化の軽装キャラに挑戦してみたりと育成の興味は幅広く、実際にプレイ感覚も劇的に変わります.別キャラでの再挑戦は、自分の腕前がどれくらい上がったか手に取るように解るので痛快です.
 PKも出来ますし、いつになったら飽きるのか、底の知れない作品と言えます.


・快適さ … 5点

 死んで死んで死にまくるにも関わらず、それが不快にならないシステムが構築されています.
 貯め込んだ「ソウル」を失った時などコントローラーをテレビに叩きつけたくなりますが、実はその頃には失ったぶんを簡単に取り戻せるくらい自分が成長しているというのが絶妙です.
 また、アクションが苦手な人でも大抵のボスは狙撃ポイントを見つけることで撃破できるようになっていますし、どんなに困難な状況であっても装備品の組み合わせや戦術の工夫によって突破できますから、理不尽にアクションの技量を要求されることはありません.
 複雑なアクションが可能な割に操作も感覚的で、快適です.ロックオンの仕様に若干の不満が残りますが、作品全体の価値に関わるほどではありません.ロード時間もステージに入った時だけですから、何かの目的でステージを頻繁に出入りする必要がない限りストレスは感じないでしょう.(ただ、ハードディスクにインストール出来ても良かったという気はしますが)
 どれほど難しくても、それが決して設計の不親切から生じたものではなく、あくまで「楽しい難しさ」であるというのは、実に素晴らしいことです.


・難易度 … 5ポイント

 激ムズです.特に二周目は、ザコに一撃で葬られるという途方もない難度になっています.
 しかし一周目にしろ、気違いじみた二周目にしろ、それを楽しむためのゲームなので、難度に関しては完全に長所になっていると断言できます.

BAD/REQUEST

 いくつか不満点もあります.


・序盤の難易度

 このゲームで一番キツイのはプロローグにあたる部分です.
 まず、最初のボスを倒すまでキャラクターを成長させられません.初期パラメーターの選び方によっては地獄を見ます.
 そのボスには明確な攻略法があるものの、攻略のためのアイテムをうっかり使い果たしてしまうと悲惨です.アイテムドロップの確率に関わる「運」が低いキャラクターで始めた場合、必要なアイテムがなかなか手に入らず、ほとんど詰みに近い状態に陥ることも.
 せっかくのオンラインでの協力プレイも、この最初のステージではまだ利用できません.一番協力が必要とされる局面なんですが……
 最初のステージさえ乗り越えてしまえば楽しみは広がるので、いかにも惜しい気がします.


・ソウルの傾向

 本作では各ステージに「ソウルの傾向」というものが設定されていて、その変化によってNPCや特殊なアイテムが出現するようになります.
 たとえば「ソウルの傾向」が白なら、重要なNPCが生身の人間として登場し、プレイヤーに協力してくれる.しかし「ソウルの傾向」が黒だと、同じ人物が「黒ファントム」という悪霊のような存在になっていて、問答無用で襲いかかってくるという具合です.
 このシステム自体は面白いのですが、普通にプレイしていると「ソウルの傾向」は黒にも白にもならず、NPCが登場しません.そのため、魅力的な物語の背景がさっぱり見えてこないのです.特に序盤のうちは「ソウルの傾向」を黒か白に近付けることで発生するイベントには全然出会えず、寂しい思いをします.
 「ソウルの傾向」を偏らせるには、オンラインで他プレイヤーに協力したり、あるいはPKを行うなどしなければならないのですが、実は高所から飛び降りて自殺するとか、他プレイヤーの世界に侵入してわざと負けるといった行動を取る方が遥かに手っ取り早くなっています.
 「ソウルの傾向」を白くするためのオンラインでの自殺行為には、皆さん結構快く協力してくれますが、やはり雰囲気はぶち壊しで残念です.しかし、これをやらないとただでさえ少ないイベントがほとんどゼロになってしまうという……
 「ソウルの傾向」が白でも黒でもない状態でも、その状態なりのイベントが起こるようにしてくれれば、このシステムがもっと上手く機能したはずです.


・鉱石集め

 装備品を強化するには「鉱石」が必要になります.ところがこのアイテムはなかなか手に入らず、プレイヤーは「鉱石」の収集に奔走する羽目に陥ります.
 特に稀少な「鉱石」にはほとんどお目にかかれません.ドロップ率とは無関係に特定の敵が持っているいくつかの物を除くと、最強の装備品などよりも遥かに貴重なアイテムになっています.
 一応、「鉱石」をたくさんドロップする「鉱石トカゲ」というエネミーがいますが、こいつも数に限りがあります.おまけに何度か取り逃がすと登場しなくなる始末.
 「ソウルの傾向」は我慢してさっさと黒か白に近づけてしまえばそれっきりですが、「鉱石」集めは最初から最後までプレイヤーに作業を強いる要素なので、ちょっと頂けません.


・無駄に余る装備品

 設定上はその方が自然という気もしますが、余った装備品を買い取ってくれる人が存在しません.
 異性の専用装備なんて、換金できなかったら預かり所のコヤシと化すだけです.要らないアイテムは「ソウル」と交換できるようにして欲しかった.


・所持重量オーバーで消える装備品

 このゲームには所持重量が設定されており、それを超えるとアイテムを持てなくなります.
 問題は、重い鎧などがセットで置いてある場合です.所持重量を超えていると拾える物だけ拾って後はそこに放置することになるのですが、仕方なく一度拠点に戻って所持品を整理し、再び取りに来ると、恐ろしいことに残りが消えているのです.セット装備の兜だけあってどうしろというんでしょうか.
 柴染めの装備一式(超重い)でこの悲劇を味わった人は多いはずです.


・勝手に死ぬNPC

 NPCがたまに勝手に死んでしまいます.代表は最初のステージに登場するオストラヴァ君.オートセーブなので気付いた時には手遅れです.
 そういうところもこのゲームの魅力と言えなくはないのですが、二周目の異常な難しさを考えると、やはり「二周目で助ければいいや」と気楽に構えられません.
 また、うっかりするとアイテムを預かってくれるNPCや物売りさんを斬りつけてしまうことがあります.自分の場合、コントローラーを床に置いた際にR2ボタンが発動してしまって、鍛冶屋のじいさんが怒り狂うという珍事が……
 わりと取り返しがつかなかったりするので、敵対フラグが立つ条件を緩めて欲しいところです.


 まあ、どれも細かいことですが.

COMMENT

 フロムソフトウェアは、初代PSの頃に伝説的な名作をいくつも世に出した知る人ぞ知るソフトメーカーでしたが、PS2時代には「アーマードコア屋さん」みたいになってしまって、残念に思っていました.それが、ここにきて奇跡の復活です.
 ここ数年は骨太のRPGをやりたければ洋ゲーに走るしかないという悲しい状況だったので、『デモンズソウル』のような作品が生まれてくれたのは本当に有難い.洋ゲーはやはりゲームを構成する最小単位が和ゲーとは異なっていて、細かく見るとひどく大雑把なのだなあと改めて実感させられます.『オブリビオン』は『デモンズソウル』より凄いゲームですが、面白さは『デモンズソウル』の方が上です.微妙な違和感を覚えながらも洋ゲーに妥協していた『キングスフィールド』シリーズのファンなら、きっと寝食を忘れてのめり込むでしょう.
 フロムソフトウェアが「販売はソニーだから売れなくてもいいや」と考えたかどうかは知りませんけど、一時期失われていた思い切りの良さが今作で取り戻され、良い方向に働いたのは間違いありません.やはり無理矢理ライトユーザーに阿るよりは、ゴリゴリのハードゲームを作った方が売り上げも伸びるというものです.続編に期待します.

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ネオさん(レビュアー情報) [2009/03/19 掲載]

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