テイルズオブエクシリアレビュー(評価)

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テイルズオブエクシリアレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/09/08
価格	8,379円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：揺るぎなき信念のRPG ■ プレイ人数：1人（戦闘時のみ最大4人）

スコアボード

中央値: 54
難易度: 1.61
レビュー数: 124

スコアチャート

0-9

1.6%

10-19

6.5%

20-29

9.7%

30-39

22.6%

40-49

21%

50-59

14.5%

60-69

12.1%

70-79

11.3%

80-89

0.8%

90-100

【60点以上】
38.7%
【標準偏差】
16.97

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　455人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	3pt	3pt	1pt	1pt	4pt	2pt

総合点
40pt

GOOD!

・キャラクター
いのまた氏、藤島氏のコラボレーション。見た目はいいと思います。見た目は…

・声優
当たり前のことなんですがね…某アニメスタジオみたいにその時に売れてる俳優や女優を起用して棒読みのセリフを聞かされるとゲンナリすることは無いと思います。
あまり詳しくないので細かくわかりませんがちゃんとした声優さんを起用していると思います。

・環境
イベントリストで行き先の確認やワールドマップでの瞬間移動は本当に助かります。

・リンクアーツ
シンフォニア、アビスなどをしたことのある方ならニヤリとする技がいくつかあります。

・サウンド
ファンタジーというよりスターオーシャンのように壮大なイメージを醸し出してくれます。

いいところでも絞り出したくらいです＞＜

BAD/REQUEST

・シナリオ
主人公の欲求を満たすためのシナリオ、ボリューム満点というよりギャグもなくまじめにダラダラとただ長いだけの話です。3部からは話の急展開さに萎えてきます。また、今回も主人公の世界は精霊術が発達、もうひとつ別世界があり、そこは科学が発達してる。という設定は今回もありますが別世界のシナリオは殆どやっつけ状態。もうちょっとそこでの展開を増やしてほしかった気がします＞＜
サブイベントも御使いが多く、キャラクターの掘り下げも中途半端でいまいち愛着を持てない。

・魔装具
敵の撃破数＋元々の攻撃力(物功、魔功ともに７００位)＝強力すぎる。
引き継がなかったらいいだけですがね＞＜ヴェスペリア、アビスでは苦労したのに…

・キャラクターと演出
ミラの喋り方や性格、ジュードと某精霊の錯乱状態における『生気を失い、瞳が小さくなる』演出、技の名前も中途半端にカッコイイのを意識している。極めつけはジュードとミラの合体秘奥義『虎牙破斬・咢』って…あなたたち虎牙破斬使えないでしょうよ。などなど演出や奥義を見ているとオタクや腐女子と呼ばれる方々が好みそうな演出が多い。またイベントのテンポも悪く、2週目に主人公を変えてやっているもののついついスキップしたくなります。

・リリアルオーブ
ＦＦをパクったとしか言えないシステム。これを鍛えないとパラメータは一切あがりません。とりあえず最初はキャラクターの特性を伸ばしたり弱点を補ったりとある程度方向性は決められるけど最終的にはレベル99ですべてが埋まり、パラメータもキャラクター固有のものになるでしょう。真似した上に自由度のないシステムでした。

・戦闘
リンクアーツで戦いの幅が広がるかと思いきやここでも出てきたおバカなＡＩ。操作キャラが詠唱していると近くに来て立っているだけ。迎撃もなかなかしてくれなかったり、敵がまっすぐ来て詠唱が中断されたり…作戦を変えても大差ない。通常攻撃はジャブ程度の威力。後半は敵のHPが高いので術技で削って、リンクアーツでトドメをさすことが多くなります。ボスクラスの的は剛体があり、連携中でも剛体が復活してリンクアーツ中でも抜け出して味方に攻撃しまくってくる。範囲の広い攻撃連発して秘奥義orリンクアーツの連発で味方はピンチになる。を繰り返すのでこんなに面白くないテイルズのボス戦は初めてでした。

・オーバーリミッツ
シリーズが進むにつれて使いにくくなるオーバーリミッツ。今回は味方とリンクしていないと発動すらできない。そのときに可能なリンクアーツの連携はアーツの威力の高さが仇になり敵は昇天してしまいます。上記のボスの剛体のせいでボス戦でも役に立たないです。

COMMENT

15周年記念で13作品目と銘打ってらしいですが…

記念作品でこれかい！？　と、正直がっかりです。
テイルズはどれも周回プレイしても苦ではないのですがこれは１周目の終わりあたりからダラダラとした展開で２週目どうかな…と思いながらやりましたが結局１時間くらいしたら最初からダラダラした展開に気が付いてしまいやる気がなくなりました。

プレイの環境がよかっただけに勿体ないと感じざるを得ません。良いところも悪いところでつぶされてしまっている気がします。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ryutyamaさん [2011/09/25 掲載]

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　526人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	1pt	2pt	1pt	3pt	1pt

総合点
40pt

GOOD!

・ここ最近のテイルズはイベント時に非常に質の低いアニメシーンが挿入されていたのですが、今作では丁寧に書きこまれたアニメシーンが使われている。

・そのマップでの初戦だけは数秒のロードが入りますが、それ以外はほぼシームレスで快適

・問題点はあるものの仲間キャラとリンクし合体技（共鳴術技）やサポートスキルが使えるという戦闘システムはなかなか爽快感があった。

残念ながら良いところはこれくらいです。

BAD/REQUEST

・２人の主人公選択がストーリーを意味不明なものにしている。
今作では主人公が２人居て、最初にそのどちらかを選択する方式になっています。その主人公２人が別行動を取った際は、選ばなかった主人公が何をしていたかわからないようになっているのですが、２人分のシナリオを緻密に作ったわけではなく単に１つの薄いストーリーをぶつ切りにして２つに分けただけなので、プレイヤー置いてけぼりの支離滅裂なシナリオになっている。
ある敵キャラの名前、パーティキャラの重要なキャラ設定、その他様々な重要な伏線がどちらか片方の主人公を選んだ際にしか見れず、さらにろくに補足説明が入らないので唐突にストーリーが進んでいるような印象を受けた。

・キャラの心理描写がない。
上記の意味不明なストーリーと似た要素なのですが、ストーリー上でキャラの心理描写がろくにされない為にキャラの信念や行動に感情移入ができない。

・戦闘が手抜き
味方AIの調整が甘く特定のキャラ同士のリンクだとほぼ戦わず棒立ちになってしまう。
主人公同士のリンクでは共鳴術技は豊富だが他のキャラの組み合わせでは共鳴術技がかなり少なくなる。前作グレイセスｆのように同じ技を繰り返し使う事へのペナルティがないため、戦闘が単調になりがち。

・１５周年タイトルを謳いながらシリーズ恒例のファンサービスが皆無
闘技場への歴代キャラの参戦、ミニゲーム、ナム孤島（サブイベントやミニゲームができる場所）が削除され、クリア後の裏ダンジョンはマップが手抜き、かつボスは一体のみ。
ゲーム内で獲得可能なコスチュームが３人に１着ずつ、残り３人は０着。それに伴い恒例のコスチューム獲得サブイベントも削除。発売前からDLCの発表は頻繁に行われていた。

・きちんと回収されていない伏線がある。
過去に同一ハード、他ハード問わず短期間で完全版が発売された事のあるシリーズなので、こういった完全版を匂わす要素はプレイしていて萎える。

COMMENT

３２型液晶HDMI接続でプレイ。
過去のシリーズはR以外のマザーシップタイトルは全てプレイ済み。

予約開始後すぐに予約をし非常に期待していましたが、１５周年記念タイトルを謳い積極的にプロモーションをし、最高傑作と宣言していた作品がこれかと正直がっかりしています。
上記のように明らかな手抜き部分が多く、やりこみ要素は技を何回使用などの作業系の物しかないので長く遊べない。一方で過去のシリーズであった要素を削ってまでDLCで発売するという企業の体制も作品が出るたびに露骨になっていっています。

今までもストーリーが低評価のシリーズはありましたが、今作のように全く整合性が取れず話が破綻してしまっているテイルズは初めてです。

今後テイルズオブシリーズが発売された際は公式からの情報は一切信用せず、いくつかのレビューサイトを回ってから購入を検討しようと思います。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
テンさん [2011/10/04 掲載]

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　598人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
1pt	4pt	3pt	1pt	1pt	4pt	2pt

総合点
39pt

GOOD!

■戦闘は面白かった。リンクアーツやチェイン等、新鮮かつ爽快。
　リンクならではの欠点もあるが、それは後述。

■ロード含めてシステムまわりが快適で、プレイするのに全く不自由
　を感じない。周回プレイには重要な要素。

BAD/REQUEST

■ストーリーにおいてパーティーメンバーの必要性を感じない程、
　何がしたいのか謎だらけのキャラ。
　製作者の脳内設定では理由があるらしいが、ゲーム中で語られないと
　分かるわけが無い。

■そのせいで「あの問題結局どうなったの？」「何でこのキャラと一緒にいるの？」
　という謎が解明されないままゲームクリアとなる。
　w主人公なので、片方のシナリオで解明されるのかと思いきや、
　常に行動を共にしているので全くそんな事は無かった。

■主人公の一人は他人に依存するか、尻馬に乗るかしかしないので、
　最後まで成長がみられない。最終的な結論も他人の研究に乗っただけ。
　主人公の必要性がない。

■オーバーリミッツもリンクしていないとゲージがたまらないので、
　戦闘のスタイルを固定化せざるを得なくなる。

COMMENT

お粗末なシナリオとキャラクター。完全に期待外れ。
いい面もあるが、RPG の核であるストーリーとキャラが破綻しているので、お勧めは出来ない。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ティポは可愛かったさん [2011/10/25 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　559人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	2pt	3pt	3pt	0pt	3pt	2pt

総合点
38pt

GOOD!

・戦闘（オリジナリティ）・・・３
さすがテイルズ。面白いです。システムも覚えてしまえば理解しやすく、爽快感もあります。
ただ、シリーズを重ねすぎたせいか、どんなに新要素が追加されて変わったとはいえ、
そろそろ新鮮味というのは欠けてきたんじゃないかと思います。

・音楽・・・３
浜崎あゆみの主題歌はゲームにマッチしていてとても好印象でした。
その他は特に耳障りに感じる音楽もなかったので、普通としておきます。

・快適さ・・・４
メディアインストールのおかげでロード時間が気になることはほとんどありませんでした。

BAD/REQUEST

・ストーリー・・・２
良くも悪くも自由度が少なく、王道一本道。
苦渋の選択だったのかあえてなのか、同じような形のマップが連続します。
何故か外壁があったり、外壁に穴が開いてて宝箱があったりするのはもう愛嬌だと思ってます。
さらに、次にやることが親切にも表示されるのでまず迷いません。
途中まではシナリオの見せ方も良く、適度に盛り上がり、非常に先が気になります。

それだけに、後半のひどさは目も当てられません。
途中でシナリオライター変わったんじゃないかと思うくらいです。

ネタバレになりますので詳しくは書けませんが、

序盤
「Ｂという非常に危険なものが存在している。破壊せねばならない。」

↓怒涛の展開。磨きのかかったシナリオ。複雑な人間関係・・！

中盤
「Ａという組織がＢを用いて世界を滅ぼそうとしている。何としても食い止めねばならない。」

↓交わる様々な思い。秘められていた過去。明かされる真実。そして・・・！

終盤
「ＢがないとＡは生きていけない。よってＢを壊そうとする人間は許されない。」

どうしてこうなった。

補足
「ぼくＡの人かわいそうだと思うしＢ壊そうとする人と戦わないと大人になれない（笑）」

自分が大人になるためにこれまでやってきたことを全否定し拳を振りかざす少年の未来は・・！

×揺ぎなき信念のＲＰＧ
○状況によって変化する少年の心情に世界と人々が振り回されるＲＰＧ

大体こんなストーリーです。
でもびっくりするくらキャラクターは魅力的なんです。
一人一人個性も際立ってます。素材は最高なんです。
シナリオライター目の前にいたらぶん殴りたくなります。

・グラフィック・・・２
特別いいというほどではありません。
ただ、この手のファンタジックなゲームなら、
このくらいボカしてある方がいいのかもしれません。
アニメ調で見やすいと表現すれば聞こえはいいですが、まあ所詮その程度です。

・熱中度・・・３
後半さえなければ間違いなく５でした。今でも４以上にしたい気持ちはあります。
これより面白いゲームはいくらでもありますが、テイルズがここまで頑張ったのが嬉しかった。
だからこそ、最後の展開だけは許されない。絶対にだ。

COMMENT

PC用フルHDモニタ及び2.1chスピーカー使用。

21世紀最凶最悪のゲーム。
製作者側の言葉で、「最後までやって、そして泣いてください」とコメントあったが、
確かに泣いた。これは泣く。8000円返せと。

最初からとにかく面白くないのであればまだいくらか救いようがあります。
すぐに売って過去の面白かった作品をやり直すきっかけになったり、
これは俗に言うクソゲーなのだと考えながら適当にプレイしたり、とか。

この作品のひどいのは、途中でシナリオライターが変わったのかと言わんばかりの、
後半からのストーリーやそれまでの伏線の破綻。
例えるなら、やりっ放しジャーマン＋ご都合主義＋設定破壊。あんまりです。

悪いところはBADのところで全て書いたつもりでしたが、
あえて何故最悪なのかを書くと上記のとおりです。

本当に、途中までは面白い。
ああ、あの面白かったころのテイルズが戻ってきたんだな。そう思ってました。
そう思わせておきながら裏切られました。がっかりを通り越して苦笑です。

今から買おうとしてる人は、特にテイルズに思い入れがなかったり、
浜崎あゆみが別に好きじゃなったり、キャラクターイラストや設定に魅力を感じないのなら、
無理してやらないほうがいいです。忠告はしました。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
シゴトにんさん [2011/09/25 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　539人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	2pt	2pt	2pt	1pt	3pt	2pt

総合点
38pt

GOOD!

シリーズはＳＦＣファンタジアから大体プレイ済み。
ジュード編のみクリア。

まずはロードが早くて快適。
今回は一度行った場所ならダンジョン内からでも瞬時にワープできるため、
そういった面でも快適でした。

リンクシステムも前衛キャラとリンクした場合攻撃頻度がかなり高くなるため敵にラッシュを仕掛ける場合は効果的。リンクアーツもなかなか爽快でした。
しかし、回り込まなくてもいい時まで回り込もうとする、
ダウンさせたい敵を起こす、
後方に待機して術を使ってくれない（術に専念してもらいたい場合リンクは切ったほうがいい）、後衛キャラ使用時前衛キャラとリンクすると、前衛キャラが敵を攻めに行ってくれない、
とったマイナス面も。
戦闘中でもパーティキャラを変更可能になったのは文句なしに良い点。
ＡＣに関しては、グレイセスのＣＣより回復スピードが速いためテンポが崩れることがあまり無かったように思います。

今回の成長システムはリリアルオーブに任意でポイントを振り分ける形になったので、称号を付け替える手間が無くなりました。

キャラのグラフィックをいじれるアタッチメントは、つける部位や大きさを変えられるのが面白かったです。

チャットのセリフをスキップできるようになったのも地味にうれしい点。
アニメーションはきれいな出来。

BAD/REQUEST

・ボリューム
本編だけなら間違いなく３０時間以内にクリア可能です。
行ける街も２ケタにすら届かない。
なぜかレベル上限が今更９９に下げられていて、覚える術技も多くない。
キャラクター個別の称号も無い。
闘技場も物足りない出来。
とりあえずグレード獲得のためには単調作業を嫌というほど繰り返さなければならないので、コンプリートを目指した場合プレイ時間だけならそれなりにかかりますよ。

・単調なフィールド
フィールドは少し広いだけ。船や飛行艇で探索する楽しみも今回は無し。
フィールド上で出来るアクションも、段差を登ったり飛び降りたり、たまにしゃがんだりするだけ。探索する面白さが全く無い。
しかもウィングブーツを取得するまでは各種動作が遅くてイライラします。最初からブーツ所持状態と同じ速さでいいと思うのですが、これもシリーズの悪癖。
そしてダンジョンには仕掛けらしい仕掛けがほぼ無いためこれまた探索の楽しみが全く無し。フィールドでもダンジョンでもそこらに落ちてる素材と宝箱を拾うだけです。隠しダンジョンももちろん単調でした。ここまでくるとお見事としか。

さらには流れないＢＧＭが単調さに拍車をかけます。流れてるところもあったと思いますが、印象に残っていません。
グラフィックがとてもきれいなら環境音楽だけでも成立すると思いますが、このゲームのグラフィックではかなりきついですよ。

・ストーリー
いつも通り薄っぺらいです。テーマはエネルギーと環境？だったような・・・。もうあらかた忘れてしまいましたが。
ただ今回は、メインで見せるべきやり取りをサブイベントに回しています。
これ、見なかった人は余計に本編を薄っぺらく感じるんじゃないですかね（一応チャットでサブ発生のタイミングは知らせてくれますが）。
正直こんな仕組みにした意図が理解できません。
二人の主人公も一粒で二度おいしい感じを出そうしたのでしょうが、結果は話のブツ切り感が増しただけ。分けずに一つにまとめるべきでした。
とりあえず主人公のやった事とラスボスのやろうとした事が根本的に同じ、なんてことは無いのでその点はご安心を（こんなこと当たり前ですが）。

ああそういえば、町の人から受けるサブクエストは「〜を持って来い」もしくは倒して来い、がほとんどだったと思います。

・グラフィック
キャラクターの質感が少し硬い。
港の構造がどの街でも（異世界ですら）全く同じ。
それとモンスターデザインに今までと同じものが多すぎます。
攻撃方法もそこまで変わっていないため新鮮味がないです。

・成長システム
リリアルオーブの構造が全員同じで面白味に欠ける。
序盤はともかく終盤はどのスキルを取得しているか、いないかがわかり辛くなる。
リストから選択して取得する方式のほうがわかりやすかったと思うのですが。
ショップ成長はどの街も品揃えが同じで面白くない。ショップレベルで増えるアイテムと街ごとの品揃えは分けるべきだった。

・グレード獲得作業
今回は戦闘ではなく条件を満たしてグレードを獲得することになります。
が、単調作業の繰り返しをやたら要求されます。
各キャラの特殊アクションを４５０回やれとか、作業以外の何なのでしょうか。一応普通にプレイするだけでもそれなりにグレードは稼げますが、有用な要素をあらかた取得しようとすればとんでもなく作業的なプレイになります。
他にも１６００回戦闘しろとか、スタッフさんがボリュームの無さを自覚しているからこその取得条件だと思うのですが。
やり込みという名の作業を膨大にして「ボリュームがあります」と叫ぶのは、もうやめにして頂きたい（テイルズ以外も）。
あといい加減、ウィングブーツや技を８つ使用可能になるアイテムは無条件で引き継いでください。

・ダウンロードコンテンツ
私は興味ありませんが、たかが衣装に数百円とか、ボッタクリとしか
言いようが無いです。ただでさえこのボリュームで８千円なのに。
このゲームは「揺るぎなき信念のＲＰＧ」との事ですが、なるほど確かに。
「ユーザーから搾り取る信念」は揺るぎない。

COMMENT

短くまとめると、

薄っぺらいストーリーにあわせて、
少し広いだけのフィールドと、
ほぼ仕掛けの無い狭いダンジョンを歩き回り、
それなりに楽しい戦闘を繰り返す。
そんなゲームです。

しかし、一体どうしたんでしょうかこの体たらくは。
主要なスタッフさんがシリーズを離れたか、退社でもしたんでしょうか。
納期がどうこうなんて言い訳が全く通用しないぐらい、ゲーム全編を通して娯楽を提供しようという気概が感じられない。
今作はどうにも、後々のための実験、という感じがするんですよねえ。

１５周年記念作品が、これですか？