白騎士物語 −光と闇の覚醒− レビュー(評価)

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白騎士物語 −光と闇の覚醒− レビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2010/07/08
価格	6,980円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：RPG ■ プレイ人数：オフライン：1人／オンライン：1〜6人【廉価版】 ■ 発売日：2011/07/14 ■ 価格：2,980円

スコアボード

中央値: 39
難易度: 2.52
レビュー数: 63

スコアチャート

1.6%

0-9

3.2%

10-19

17.5%

20-29

28.6%

30-39

14.3%

40-49

14.3%

50-59

7.9%

60-69

6.3%

70-79

4.8%

80-89

1.6%

90-100

【60点以上】
20.6%
【標準偏差】
18.39

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　608人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
1pt	2pt	2pt	0pt	0pt	0pt	2pt

総合点
9pt

GOOD!

あまり褒めるような所などないのですが・・・・。

■グラフィック
一応及第点という程度。ＰＳ３では普通だと思う。

■サウンド
ＯＰ・ＥＤ曲は良曲だと思う。

■キャラメイク
かなり細かくアバターを作れるので凝り性な人はかなり時間掛けて作っちゃうと思う。

後はアプデで進化する可能性があるという点だけでしょうかね。

BAD/REQUEST

悪い点は圧倒的に多いです。

■オリジナリティ
今作で取り入れられた新要素などが、軒並みバランス崩壊を起こしてます。
テストプレイを一切行ってないんじゃないか？と、疑いたくなるレベル。

例を挙げると、今作で新たに実装された鑑定装備ですが、あまりにも性能が良すぎて前作の肝だった武器合成及び強化という楽しい要素を全否定している。
前作では装備品を作って強化するためにいろんなクエストで素材を集めたものだったが、今作ではギルドランクを上げる作業の過程で合成装備よりも高性能な鑑定装備がゴロゴロ出るので、素材集めということを全くする必要がない。
このためプレイヤー同士の交流が希薄になり、オンラインの過疎化が深刻になっている。
他にも問題点が山積みだが、全て書くとなると切りがないのでやめときます。

■グラフィックス
イベントシーンで音声に感情表現アクションのみという手抜きが多々あった。
新モンスター追加を謳っておきながらほとんどが色違いの使いまわし。
完全なる新規のモンスターは１０種類にも満たない。
新装備の追加というのもほとんどが色違いの使いまわし。
新マップも５種類ほどしか追加されておらず、ストーリーの最初と最後に配置しただけで他は前作のマップ逆走するだけという使いまわし。
はっきり言ってここまで酷い手抜きはいまだかつて見たことがない。

■サウンド
これまた前作からの使いまわし。
新曲などほとんど無い。
前作からプレイしている人にとっては聞き慣れすぎて空気みたいなもの。
今作ではライブトークというフィールドを歩いているときにキャラクターが喋る機能が追加されたが、はっきり言って邪魔。
ボイスパターンが少ないので何度も同じセリフを聞くことになる。
こんなものを追加するくらいならストーリーのイベントシーンを充実させて欲しかった。

■熱中度・満足感・快適さ
ゲームバランスが崩壊しすぎているために、熱中度も満足感も快適さも何一つとして得られなかった。
まず、上で述べた鑑定装備のおかげでひたすらギルドランクを上げるための作業が単調になっていること。
さらにそのギルドランクのランクアップに必要なポイントが圧倒的に多いため、単純作業を延々と繰り返さなければならないというプレイヤーの心を破壊する仕様。
最も効率のよいクエストをひたすら繰り返しても２０００〜３０００回は繰り返さなければならない。しかも今は下方修正によってさらに過酷になったのでもっと酷いことに。

そしてギルドランクが上がらない限り全く楽しめる要素が増えないというのも問題。
ギルドランク至上主義になりすぎて同ランク帯の人達以外とは遊びづらい風潮がある。
前作から引き継いだフレンドもギルドランクが離れすぎると疎遠になってしまう。

さらにプレイヤーを悲しませているのが６系統の武器の性能の差。
今は弓と斧以外は迷惑プレイヤー扱いされたりすることもあるほど、弓と斧の性能が飛びぬけている。オンラインにて武器差別などの問題が起きているが未だに対応の予定は無し。

まだまだ問題はいっぱいあるんですがこの辺で・・・。

COMMENT

開発したレベル５に対して強い怒りと憤りをを覚えています。

こんな製品未満の商品をフルプライスで売るなど言語道断。
パッチで修正追加が可能だとしてもあまりにも手抜きが過ぎる。

さらに許せないのは課金アイテムの悪質さ。
あからさま過ぎる課金への誘導の仕方は悪質商法に近い。

ありとあらゆる点に開発側の悪意を感じる。

まるでアンチのような書き方をしてしまいましたが、本当にそれくらい酷いです。
アップデートも、まるでプレイヤーの気持ちが分かっていない下方修正ばかりで、今まで２回のアプデがありましたが、プレイヤーの怒りを煽るばかりです。
自分もアプデに期待して今まで粘ってきましたがもう限界です。

「やがて名作になるＲＰＧ」というのが今作のキャッチコピーだったみたいですが、名作になることなど無いでしょう。

発売時点で「冥作」、アプデを繰り返しても「迷作」どまりでしょうね。

今の過疎化の現状を鑑みれば「名作」になることなく、オンラインサービス終了になるでしょう。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
sanさん [2010/10/08 掲載]

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　619人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
1pt	4pt	1pt	0pt	0pt	0pt	3pt

総合点
11pt

GOOD!

白騎士２のレビューは今回で２度目です。
前回はストーリークリア時点でのレビューでしたが、今回はオンライン含め色々な要素を遊んだ上でのレビューです。

・映像が綺麗。ＦＦ１３ほどではなくとも現行のゲームでは質は高い。

・スキルが実用的になった。前作は空気スキル多すぎ。

・６人クエが楽しい。難易度は高めだがやりがいはある。

・アップデートで問題点が改善される可能性がある。

こんなところですね。

BAD/REQUEST

以前書いたり、既に多くの人に言われてることに関しては理由を割愛します。

・味方ＮＰＣのＡＩが頭悪すぎ。
・攻撃のミスが多すぎ。
・マップ、音楽、モンスターの使い回しが酷すぎ。
・移動が遅すぎ。
・ストーリーが酷すぎ。
・住民依頼が伝言ゲーム。
・ＧＲ上げが作業すぎ。

ここからは特に酷いと感じたことです。

・合成装備を作る意味が無くなった。
今作から導入された鑑定装備とダリア装備が、合成装備よりも遥かに強いため合成をする意義が何一つ無い。
さらに、鑑定装備は１〜２分程度のＤランククリアでも手に入ってしまう。ダリア装備もクエスト報酬でもらえるダリアと交換なので、クエストの回数さえこなしていればすんなり手に入る。
一方で合成装備は作るのにレア素材が必要だったりして作るのに時間と手間がかかる。その上装備できるランク帯で作るのに必要な素材が手に入らなかったり、ＧＲによって強化に制限が掛かったり、制限が解除されてるころにはもっと強力な装備が開放されてたり、それより強い鑑定装備が手に入っていたりと合成をすると損しかしない仕様。

・オフソロマラソンばかりの単純作業で何一つ面白くない。
今回はＧＲを上げないと何も出来ない上、装備を作る楽しみも無いので、結局オフでのＤランクマラソンに走るしかない。それに輪を掛けてＤランククリアで強力な鑑定装備が出るものだからみんなそっちに流れ込む。
しかし、８月５日のアップデートでＤランクの報酬が下方修正された。オフでのマラソンが減るかと思われたが、Ｄランクマラソンに走る根本的な理由である合成装備と鑑定装備の仕様については何も変わらなかったため、結局低ランク帯のプレイヤーを地獄に落とし、ひたすらマラソンを続けた暇人のみが得をするという最悪のアップデートとなった。

・ジオラマに何も追加が無い。
これに関してはアップデートでの追加があるかもしれないが、現時点では作る意味合いが全く無い。クリア後の段階でＧＲ上げに励むしかやることが無いという事を考えると、製品版の状態でジオラマに新システムの実装をするくらいは必要だった。

・ＧＲによるレベル制限。
ＧＲが上がらないとレベルの上限が開放されないという意味不明な仕様。
これのせいで前作から引き継いだ武器防具が装備できないし、上限開放されない限りキャラクター自身が強くなれないため強制的にＧＲ上げをさせられる破目に。

・クリア後のダンジョンにＧＲ制限がある。
クリア後に登場するダンジョンにＧＲ制限があり、ダンジョンに入るには数十時間のマラソンが必要。クリア後のお楽しみのはずなのになぜこんな仕様にしたか全くもって意味不明。
８月５日のアップデートによってＧＲ制限が２１から１５に緩和された。しかし、難易度そのものが緩和されなかったため実質行けてもクリアは不可能という意味の無さ。
高ランクの人に助けてもらうという手もあるが、ＧＲ２１の人でも苦労するクエストに、足手まといにしかならない人が来ても歓迎されるはずが無い。実際部屋にＧＲ制限を付けて低ランクの人を門前払いにしているのが現実。実質的にすごく強くて優しいフレンドが複数名いる人しかチャレンジできない。

・ＰＶ詐欺と誇大広告、そして課金アイテムの悪質さ。
ＰＶやＣＭで紹介していたほとんどの要素が途方も無い作業プレイの後に開放されるため、多くの人がそこに辿り着く前に挫折する。上で述べた隠しダンジョンもそうだが、今作の目玉の一つであるアバター騎士も、カスタマイズのためには百時間以上の作業プレイが必要。さらに騎士のカラーはとてつもなくダサい緑色。
そこに作業を緩和するための課金アイテムをちらつかせたり、自由に騎士の色を変えられる課金アイテムを用意したりと明らかに金儲け至上主義的な運営方法に腹が立つ。

そしてもう一つの目玉であった前作とのダブル収録。
蓋を開けてしまえばあまりにも使い回しが多すぎて、ただ単に前作も入れないとディスクの容量がスカスカで問題があっただけという体たらく。
しかもそれをフルプライスで売るという暴挙。

４００種類以上増えた装備品という謳い文句があったが、結局ただの色違いの使いまわし。
前作でも５００種類以上あったのでそのうちの半分以上、もしくは２／３以上を色違いで使い回している。

以上、ＰＶに魅力を感じた人はすぐに思いとどまるべきです。

COMMENT

総評として発売するのが早すぎたゲーム。
アップデートで改善できるからといって３０点程度の完成度でフルプライスで売るのは如何なものか、という感想しか出てこない。

しかもテストプレイを一切していないのではないか？と、疑いたくなるようなバランスの悪さ。

実際プレイヤーが運営に対し、製品を買ったプレイヤーをデバッガー代わりに使うのは止めろ。と怒っているところもよく見かけます。
アップデートの詳細が発表された後は間違いなく掲示板や運営のページにそういう書き込みがされてる。

この先アップデートを重ねれば少しはまともなゲームに進化するとは思いますが、現在はプレイヤー離れが早すぎて先行き不安な状態です。

運営の頑張りに期待しましょう。
それとこれはあくまでも現在の状態です。改善が可能なので、この先良ゲーになる可能性も含んでいます。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
たいがーさん [2010/08/07 掲載]

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　559人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
0pt	4pt	2pt	1pt	0pt	1pt	4pt

総合点
19pt

GOOD!

　グラフィックがPS3RPGとしては及第点。
オープンフィールドの美麗な景色と、騎士等や世界観のデザインのよさ。

　ベタだからこそ格好いい騎士たち。

　１も同梱。

　某騎士乱戦の挿入歌での盛り上がり方は異常。

　敵必殺を変身必須＆回数限定で防げるようになった。

BAD/REQUEST

1をプレイ済みという事を念頭においてください。

【オリジナリティー】
　2だけ見ると終わっています。
システムの根本を流用し、グラフィックを流用し、音楽を流用し、
もう何もかもが1のままで、進化していません。
そうしてやる事は、『1で通ったマップを徒歩で戻る』という苦痛的な作業。
1は、皆が口をそろえてクソゲーといいますが、
それを全て流用しているのだから、2も当然のようにクソゲーだとスタッフは気づいていたでしょう。
しかし、予算やデータ引継ぎ、オンラインシステム云々の結果、こういった『そのままの形で』しか発表できなかったことが透けて見えます。

【サウンド】
　目新しさなど一切なく、1のまま。
歌だけ差し替えました、程度です。

【シナリオ】
　レナードが王族に対してタメ口で尊大な態度。
2では全てのキャラの感情描写に欠けるため、何のために戦っているのか意味不明で感情移入できない。
特にレナードやエルドアが顕著。
敵キャラクターの掘り下げも2ではほとんどなく、新黒騎士が空気過ぎた。
王族の独断専行が激しく、民の描写（戦争したくない等）を無視しているため、展開が滑稽。
スカーダインの『あの理由』が説明不足で、1プレイ者を蔑ろにしていた。
空中戦闘を行っている飛行船に、途端に現れる姫様（笑
ビンゴォォのシーンは、ライターは反省しろと思った。
来た道を、歩いて城まで帰らせるな。
味方3人目の騎士誕生は今作の見せ場なのに、感情移入できないテキストとイベントに絶望した。
1は目新しい世界観の説明などで世界を許容したが、2には何もない。

【ゲームシステム】
　基本がオンラインゲー前提なつくりで、リアルタイムでコマンド○押ししていくタイプ。
明確なアクションでないので、当たり判定等の細かい点を無視できる、無料系レベル。
で、1はACのせいでクソゲーだったわけだけど、
2はMP制になった。　でもシステム自体は変わらず、楽しくも何ともない。

―――戦闘関連―――
・通常攻撃に○ボタン要求
・範囲技の範囲が大雑把
・軽装・中装だと軽くぶっとび、操作不能時間が多大
・ターゲットが消失すると範囲攻撃すら消失
・打ち上げが洞窟内だと使用できない（コマンドの方に×ついてたら見やすいが、ゲージリングの名称についてて分かりにくい）
・パーティ連携といったものがなく、チームの意味がない
・『遠くて攻撃が届かない』がログをぶっとばす
・『ＭＰが足りない』がログをぶっとばす
・非抜刀時に、麻痺か眠りを食らうと、解除まで操作不能（キャラ変更要求される）
・二刀が二回攻撃でない
・巨敵に対して時間がかかるため、変身しないと快適でない
・巨敵の必殺封じが変身中限定
・しかし変身にチップ最低7
・さらに変身できないキャラの強制出撃が多い
・そして変身後、ACとMPが全て0
・そのうえ変身可能キャラの離脱時間が多い
・変身可能キャラの復帰レベルが、抜けた時のまま？（Lv45)
これは鬼畜だと思ったが、最終戦がアレなため、とことん『騎士物語』を無視したと思った。
・味方最終変身可能キャラが、シナリオ的にはほぼゲスト
・杖のMP回復がほぼ必須（しかし、変身可能キャラで覚えれる者がラスト辺りまでいない罠）
・回復地獄（杖系必須）
・敵から明確な逃げる方法がないため、1撃確実にくらう
・当たり判定無視なので、コマンド入力されたらどれだけ離れてもくらう
・巨敵から逃げようとすると、初撃がダウン技確定で非常にイライラする
・ラスボスの連戦がマジでレベル上げ強要なのに、変身キャラの復帰が低レベル。
そして、盛り上がるはずの某騎士乱戦も、後半2戦で盛り下がる。

―――システム―――
・オンライン系のレベル制限装備
・復帰レベルが低レベルなので、最終装備が装備できない変身キャラ達
・予定習得スキルが？？？なので、快適なビルドができない。（リセットして確認してね）
・範囲攻撃の使えない小剣がゴミ。　なのにスカーダインが割り振られている。
・杖が必須なゲームなので、覚えさせていないと詰む。
特に、白騎士と赤騎士が覚えられないのが痛い。
・オンライン前提なので、キャラ毎にアイテム20個制限で整頓がわずらわしい
・グラフィックに装備が反映されるが、装備選択肢が少なく、イベント時が滑稽
・コマンド設定が、NPCすら修正必要（使わないキャラも全部設定してね）
・インターフェースが面倒な階層。　装備までワンボタンで行かせろ
・セーブ鈍足、大よそ20秒。
・『ワールドマップに出る』がセーブ箇所からのみ
・基本的に移動が鈍足なので、セーブポイントワープがないのは辛い
・ワールドマップからマップに入るとき、今いる場所に依存するため、入り口か出口かを選べない。
・無駄に広いバランドール王国。　2のフォーリアは効率的にまとめられていたので、流用がクソゲーの証になった。
・2の初期の地価水路はノーヒントだと分からないクソマップ（何の前触れもなく、普通に開いていた戸が通れなくなる）
・クエストが、歩いて現地まで行かせ、歩いて報告
・住民クエがただの、マップの点辿り
オンライン系のアイテムとかシステムとか色々書きたい事はあるが、基本的に1と変わらないので書きません。

COMMENT

　500円で買える1に、新マップ2,3個つけて、他全て流用で、シナリオクソで、
1で踏破した道（ダンジョン）を、そのまま歩いて戻らせる2は、7000円の価値はありません。
1プレイ者には、アップデート価格1000円が適正という具合。

　1がクソゲーと言われたのは、そのオンライン前提のクソシステムのせいです。
　というより、爽快感もアクション性もない、『プレイしていて楽しくない』ゲームシステムで、かつオン前提という。
それを進化させなかった今作はやっぱりクソゲーです。
普通は、というか他社は、続編でも、快適なインターフェース作成や、戦闘システムの見直し、ユーザー意見の取り入れ等を行って、作品を昇華させるものです。
　それを、データ引継ぎや予算関係のせいで怠ったこれは、ゲームとして成り立っていません。売るのを恥ずかしいと思うべき作品です。

　追記：……（削除依頼があり削除しました.理由:本ソフトのレビューではなく,他ソフトのレビュー）……。
……（削除依頼があり削除しました.理由:本ソフトのレビューではなく,高評価したレビュアーへの指摘）……。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
PPさん [2010/07/17 掲載]

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　563人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	3pt	1pt	1pt	1pt	0pt	3pt

総合点
22pt

GOOD!

・迫力のある戦闘が楽しめます。特に強敵相手に騎士に変身し、
　戦闘を行うのはシステム的にも見た目的にもとても良いと思います。

・非常に細かくアバターを設定することができます。身長や体型、髪型は
　もちろん、眼や口の大きさや普段の表情まで設定できます。

・古の鼓動（前作）も収録しており、興味があって今作から買った方も
　安心です。また、オンラインで協力プレイをすることができ、前述の
　アバターの装備集め等々やりこみ要素も盛りだくさんです。

BAD/REQUEST

・戦闘の戦略性が薄い。様々な効果のスキルや魔法があり、
　やれることが多いのですが、ＡＩが残念すぎて弱点すら
　ついてくれません。状態異常の種類が多く、それに伴い
　回復用の魔法スキルも多いのですが、まともに回復してくれるのは
　ＨＰと死亡状態くらいです。さらに騎士に変身しようものなら
　さらに戦略性は薄くなります。またセーブポイントを間に挟まない
　ボス連戦が多い。（ロードでとは別に、リトライというシステムが
　ありますが、ロードした方が早く再戦できる場合が多々。）

・新キャラの扱い。ネタバレになりますが……（ネタバレにより削除しました）……。

・ストーリー。王道という言葉がいいわけ以外の何者にも聞こえない。
　主要キャラクターの心情の変化すらまともに描写されていません。

・アバターの扱い。アバターが騎士に変身できるというのが売りのひとつですが、
　変身できるのは終盤も終盤、さらにサブクエスト扱いです。

・やりこみ要素の数々。オンラインでの6人ＰＴや、騎士への変身、
　新たな装備品、アバター用騎士装備の数々、それらは気が遠く
　なるようなポイント稼ぎの先の話です。無駄な作業をさせることと
　やりこみを混同してるとしか思えない。

COMMENT

　私は、アバターのようにキャラクタークリエーションできるゲームが大好きです。
1作目は気になりつつも買ってなかったのですが、今作に1作目も収録されると
いうことと、スカーダインにつられて買ってしまいました。
　ストーリー部分をクリアして思ったのは実に惜しいゲームだということです。
まったく続きが気にならないストーリー、2作目とは思えないシステム周り（歩行速度、
アイテムの所持数、戦闘中のキャラ変更等々）、一般人ではスタート地点にすら
立てないやりこみ要素の数々、それらのどれかひとつでも改善されれば何時か名作と
呼ばれたのではないかと思います。とはいえアバターの作成や、装備品集め等、
時間を多くゲームに割ける方や、一緒にオンラインでプレイする友人の居る方は
手にとってみるのも良いかと思います。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ゆたろうさん [2010/07/21 掲載]

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　526人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
0pt	2pt	2pt	2pt	1pt	0pt	5pt

総合点
22pt

GOOD!

■グラフィック
モデリングやテクスチャは、平均的です。
メインキャラに関しては、男性キャラは渋く格好良く、女性キャラは美しく可愛くと、つぼを押さえていると思います。
自分で作るアバターキャラも、ストレートなキャラから凄いおばちゃんや凄いおじいさんまで幅広く、どんな顔を作ってもそれなりに見えます。
自分や知り合いにそっくりな顔も頑張れば作れるので、文字通り、ゲームの世界に飛び込むことができます。
まあ、そのアバターのストーリー中の扱いは、酷いの一言なのですが……

■サウンド
音楽や効果音は、耳に残らずゲームを邪魔せず、とくにいいとも悪いとも思いませんでした。
悪いと思わなかったので、GOODに記述します。

■熱中度
オフラインの熱中度は、古の鼓動パートの時は普通でした。
オンラインの熱中度は高いです。
クエストとマイタウンをひたすら行ったり来たりして、気付けば2〜3時間ということも多いです。
ですが、ここは「人と人との交流は面白い」というゲーム以前の要素が関係しているので、差っ引いて考えないといけないでしょう。

BAD/REQUEST

■オリジナリティ
ありません。
古の鼓動をプレイした時には、巨大な敵と騎士や、小さな人物が一緒に戦うというところがよかったですが、光と闇の覚醒はそこから何も変わっていません。
（もちろん、元ネタは「変身ヒーロー」ものなので、古の鼓動の時点でも低いオリジナリティではありますが）
それ以外は、自ら「王道」というだけあり、全ての要素が見事にどこかで見たことのあるものです。
目新しさは一切ありません。

■グラフィック
棒立ちで口しか動かない会話シーン、叫んでいるのに一定以上に開かない口、身体に張り付いてぐにゃぐにゃに動く甲冑と、「動き」が加わるとリッチに見えなくなります。
特に甲冑は、PS2のFFXIIでジャッジの鎧をみて「硬い部分は変形してない！」と感動していたこともあり、「PS3なのに……」とがっかりレベルが高かったです。

■サウンド
ジングル（ファンファーレ？）のクオリティだけが著しく低いです。
誰かが仲間になったり、クエストを完了したり、アイテムを入手したりする時に鳴りますが、全体的に冗長でふわっとして迫力がないです。
ゼルダの「パパパパーン」のように、切れのあるジングルが欲しいですね。

■熱中度
光と闇の覚醒パートでは、後述の戦闘システムのせいでゲームオーバーになることが多く、面倒になってオンラインに逃げることが多々ありました。

■満足感、快適さ、難易度
以下の不満点を踏まえて、採点します。

■ストーリー
「王道」といわれる物語は、本当に力のある作家じゃないと陳腐でありきたりのものになる、とはよく言われることですが、まさにその通りでした。
心の底から面白くありませんでした。
古の鼓動パートでは、お姫様の奪還チャンスを棒立ちで逃したり、ご都合主義的に敵キャラの登場と退場が繰り返されたり、サイラスは飲んだくれてばかりで、
「これをストーリー重視の日本市場でフルプライスで売って、続編が売れると思ったの？」と本気で思いました。

FFシリーズでよく「イベントシーン長いよ」と不満に感じていたこともあり、白騎士は「イベントはさくさくで戦闘多くていいね」と思った私ですが、
進むにつれて、「この部分、もっと語っておけばよかったのに」と思うことが積み重なっていきました。
シーザーとカーラの関係、レナードとシズナ姫とユウリの関係、ユウリとミウの関係、エルドアとみんなの関係、フォーリア勢とバランドール勢の関係などなど、
描写に厚みがないせいで、イベントが起こった時にも感情移入できず、一歩引いてみていることしかできません。
光と闇の覚醒パートでは、前作の場所を逆に回り、死んだ人たちとの交流して登場人物の成長を描きたかったのでしょうが、
そもそも成長する前の部分の描写が圧倒的に足りない（またはない）ので、何とも思えません。
感動のシーンでも、アバターキャラになったかのような置いてけぼり感しかありませんでした。

イベントシーンで「にやり」と怪しげな笑みを浮かべる人が多く、そしてその人たちは本当に怪しくて、
正体が判明しても「ああ、そうだよね、だって悪そうな笑いしてたもん」と思うことがしばしばでした。
海外ドラマでは、登場人物が善人とも悪人ともいえない表情をして、はらはらさせる手法がよくありますが、あのようにできないものでしょうか。
最後の最後まで、「この展開は予想外だった」ということがなく、逆にすごいと思いました。

また、前述の成長譚云々や、後述の装備破損も含めてですが、「ここは本当はこうしたかったんじゃないかな」
「予算と時間がなくてこうせざるをえなかったのかな」と思うような部分が多いです。
古の鼓動パートの冒頭にて、フォーリアの王様がバランドール王国内で殺害され、国際問題に発展するといわれていたことや、
光と闇の覚醒のPVでの、白騎士の目から光が消える部分は、その際たる箇所でした。
光と闇の覚醒パートではシズナ姫のモノローグが多く、エンディングも「ほら、終わらせましたよ」レベルで、
本来製作者が考えていた理想の形がどのようなものか、興味があります。

あと、エルドアは渋く格好いい賢者キャラ的なポジションなのですが、パーティメンバーを支える大黒柱としての役割や、
心に響く台詞などは一切なく、本当にただの「生き字引」レベルの出番と深みしかなくてがっかりでした。

■戦闘
古の鼓動パートでは、ほどほどに寄り道してほどほどにクエストをこなしていれば、ほどほどの苦労でクリアすることができました。
敵によって攻撃の種類を切り替えるのも、「飛んでるのは突き、硬いのは叩き、獣系は切り」と大体抽象化できるので、
いちいち試さなくてもそれなりにプレイできます。
しかし光と闇の覚醒パートから敵がぐっと強くなることで、不満が噴出します。
一番大きなものは、AIのしょぼさです。
FFXIIはガンビットで、FFXIIIはライブラによる情報の蓄積と作戦で、AIの戦闘をプレイヤーに託すことができました。
ですがこちらは、大まかな戦闘方針を決定できる以外、何もできません。
同じ部位を集中攻撃しつつ、弱点属性を突けばあっさり勝てる敵なのに、その両方をしてくれないせいで、無駄に時間がかかります。
回復関係でも、ダメージを食らっているのが一人だけなのに全体回復を使ったり、大勢ダメージを食らっているのに単体回復を使ったり、
死んだら即ゲームオーバーのゲストを放置して死なせてしまったり、MPの枯渇しそうなキャラを無視して自分だけMPを回復したり、酷いものです。
また、強力な範囲攻撃を無防御で食らって、気絶することもしょっちゅうあります。

■ギルドランク
オフラインをクリアしたら、大抵の人は「さあ隠しダンジョンに行くぞ！」と思うでしょうが、なんと条件にギルドランクがあります。
私の場合、クリア時のギルドランクは13でしたが、隠しダンジョン解禁の21になるまで、2150万ポイントを稼ぐ必要がありました。
とあるクエストをマラソンすると、一時間で100万ポイント稼げるそうですが、冗談ではありません。
ジオラマ作成やクエスト参加など、オンラインに関係するところをギルドランクで縛るのはいいでしょう。
ですが、隠しダンジョンは縛らなくてもいいのでは。
せめて、第一層だけでも入れるようにして、凄まじい敵に蹂躙されて追い出されるようにでもしてくれた方が、同じ縛りでも余程やる気がでます。

また、やっとアバターが変身できるようになったものの、ストーリーではほとんど使う機会がなく、クエストに期待と思っていたら、
そちらもギルドランク16で初めて使えるようになるとか（因みにそこまでは400万ポイントほど必要らしいです）。
大々的に「アバターも騎士に！」と宣伝したのに、実際変身できるようになるのは最後も最後、更にそれを思う存分体験するのに、なぜマラソンが必須？

COMMENT

■装備破損
（GOODともBADともいいにくいので、COMMENTに書きます）
古の鼓動の途中からセーブポイントで修理できるようになったため、武器が破損することがなくなりました。
剣は標準的な性能で壊れにくい、斧はクリティカルが出やすいけど壊れやすい、といったわけがあります。
街でしか修理できなかったころは、ボスだけ斧に切り替えるとか、壊れそうな武器を使い続けるかとか考える余地がありましたが、
今では、セーブポイントに到達したタイミングで修理をしていれば、斧でもまず壊れません。
修理にかかる料金も多くなく、セーブポイントに触れた際に一手順増えてしまっただけで、ゲームシステムとして機能していません。

■難易度
難しい難しくないかでいえば、AIのせいで難しいです。
また、オンラインを十分に楽しむために長時間のマラソンが必須になることもあり、その点の難易度も高いといえるでしょう。

■総評
凄まじく悪し様に書きましたが、不満の大部分はオフライン関係なので、オンラインはまだまだプレイ中です。
一緒にプレイする人がいて、同じクエストを何度も繰り返し、何時間でも遊べるのであれば、いずれこのゲームの楽しさに触れることができるかもしれません。
しかし、もし買うのであれば、そこまで達するには極めて狭い門を通らなければならない、ということは念頭においておいたほうがいいかと思います。

こういういいかたは賛否両論あるかと思いますが……。
個人的には、毎回酷評されるFFシリーズが、いかに完成度の高いゲームかを実感した二作でした。