セイクリッド２レビュー(評価)

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セイクリッド２レビュー

発売元	スパイク（オフィシャルサイト）
発売日	2010/02/10
価格	7,770円（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：オープンワールドRPG ■ プレイ人数：1〜2人（オンラインプレイ人数：1〜4人）【廉価版】 ■ 発売日：2010/11/11 ■ 価格：2,940円

スコアボード

中央値: 72
難易度: 2.21
レビュー数: 34

スコアチャート

0-9

2.9%

10-19

20-29

30-39

17.6%

40-49

11.8%

50-59

8.8%

60-69

29.4%

70-79

26.5%

80-89

2.9%

90-100

【60点以上】
67.6%
【標準偏差】
16.42

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　474人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	3pt	5pt	2pt	1pt	3pt

総合点
59pt

GOOD!

・グラフィックは普通です。特に綺麗という訳ではなく、特に汚いってレベルでもないですね。
ただOPムービーは酷いです。Xbox360の初期の無双シリーズみたいにOPCGを焼き回ししているためOPやイベントで入るCGが通常のグラフィックより著しく汚い（PS2レベル）のためムービーは飛ばしたくなりますw

・人を選ぶゲームですが嵌れば睡眠時間を削ってでもプレイしたくなるような中毒性があるゲームだと思います。　スキル振り分けに悩みキャラを造り直したりとプレイ時間は膨大になります。

・オンライン対応なんでレベル10上の人の部屋にいき経験値稼ぎといったことが可能

BAD/REQUEST

・バグが恐ろしい程多い　自分はサブクエストを膨大に受けすぎたためか？（原因不明）、メインクエストが進まなくなりました。　プレイ時間が30時間越えてたんでキャラ造り直すのが嫌でネットで調べると他にも同じようにメインクエストが進まなくなった人が…　致命的なバグでしょこれは…

・オンラインの共闘感のなさ。淡々とし過ぎです　テキストチャットぐらいあっても良かったのでは？

COMMENT

バグさえなければ相当点数が高くなったゲームです。　快適さと満足度はバグのため超辛口の評価にさせて頂きました。　バグさえなければ今でもやっているであろうゲーム。　非常に惜しい作品です!!

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ハラダタイゾウさん [2010/05/01 掲載]

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　460人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	3pt	4pt	4pt	4pt	2pt	1pt

総合点
67pt

GOOD!

・世界
途方もないスケール感である。フィールドは砂漠やジャングル、草原や宇宙船のようなものまでバラエティに富み、それら全てが圧倒的な広さでプレイヤーの挑戦を待っている。そして果てしなく続くクエストの連鎖とボリューム。膨大な数のアイテム群。生半可なプレイ時間では中盤に辿り着くことさえ困難に思える懐の深さだ。気づいたらどっぷりと浸ってしまっている。そしてプレイ中に誰もが思うだろう「このゲームに終わりはあるのか？」と。

・簡単戦闘
基本的には近寄ってきた敵を攻撃するだけという非常にシンプルなスタイルだ。戦闘についても攻撃ボタンを押しっぱなしにするだけ。体力が減ったらアイテムを使って回復する。アクション性は極めて低い。センスや反射神経、シビアな操作などに自信がない人でも簡単に進めることができるだろう。戦闘の難易度としてはコマンド入力系RPGと同等レベルだろう。

・キャラクター
様々な種族、信仰する神、各種スキルを組み合わせることで様々なタイプのキャラクターを作成可能だ。肉弾系や魔法系といった定番から隠密系などの変わり種まで自由にカスタマイズできる。複数のキャラクターを作成することができるのであれこれと試してみるのもいいだろう。その際、全部のキャラクターで共有できるアイテムボックスがあるのは非常に便利で、今操作しているキャラクターが装備できない武器防具でも、アイテムボックスに放り込んでおけば他の装備可能なキャラクターがそれを取り出して間接的な受け渡しができるということだ。

・クエスト
マップの踏破とクエストを遂行していくのがこのゲームの醍醐味である。しかし広大すぎるマップを闇雲に歩き回ったり、数百以上もあるクエストをなんの脈絡もなく行き当たりばったりでやっていてはとてつもなく時間がかかってしまう。そこでこれらを効率的に補助してくれるのがマップの機能である。最初はなんの変哲もない白黒のマップだが自分が歩いた場所は色が付いていく。さらに白黒状態の場所は街や村の存在が確認できないためにそれらを探し当てるためあちこちを歩き回るのもなかなか楽しい。クエストについても現在発生しているクエストや目的地がひと目でわかるようになっているのも○。果てしない旅をストレス無く進めていくための工夫が感じられる。

BAD/REQUEST

・育成関連
攻撃系スキル、防御系スキル、鍛冶や乗馬など各種補助系など多岐に渡るキャラクター育成だが、具体的にどういった効果が得られるのか、どれだけのメリットがあるのか、はたまたデメリットはどうなのか、他のスキルと競合はどうなのかなどわからないことだらけである。にもかかわらず肝心の説明書には非常にざっくりとしておりプレイヤーはいきなり突き放されてしまう。しかもこれらのスキルは10個までしか覚えられず一度覚えたら解除不可能。つまりお試しでやってみるにもキャラクター再作成の恐怖と戦わなければならないということだ。もし操作ミスで装着してしまったりしたら目も当てられない。前向きに言えば「失敗をおそれないフロンティアスピリット持ってプレイしろ」ということになるのかも知れないが、こういった点でこのゲームの面白さが減点されるのは残念なことだ。

・ゲーム再開
このゲームにはモノリスと呼ばれる移動用のワープゲートがある。広大なマップを動き回るには欠かせないものであるのだが、このモノリスには次の２つの特徴がある。1つ目はゲームをロードした際やプレイヤーが戦闘不能となった際の再開ポイントを兼用していること。もう1つは全エリアを通じて起動できるモノリスは1ヵ所だけということ。つまりあちこちをスムーズに移動するためにどのモノリスを起動しておくのが便利なのかを考慮しておく必要があるということだ。ところが、ゲームを進めてみないとどのモノリスを起動しておけば便利なのかがまるでわからない。迂闊に変な場所のモノリスを起動してしまうととんでもない奥地でリスポーンしてしまったり、進むも地獄戻るも地獄なケースになることがある。1ヵ所だけという縛りは必要だったのか疑問だ。

・グラフィック
背景・キャラクター・モンスター共に絵はキレイである。しかしこれぞ洋ゲーと言わんばかりのガチムチ・アメコミ風のキャラクターデザイン、キャラクターやモンスターのモーションなどが完全に一昔前のそれである点に嫌悪感を持つ人も少なくないだろう。装備のグラフィックが反映されるのは素晴らしいのだが、着ているキャラクターが不細工なためにせっかくのカッコイイ装備が台無しな点も残念な部分だ。

・カメラアングル
このゲームには客観視点しかない。ズームアウトするとほぼ真上、ズームインしても斜め45度くらいからのアングルにしかならず、目線レベルで風景を眺めると言うことは不可能である。つまり3Dで描かれてはいるが実質的な視界は2DのRPGと同じということだ。せっかくの広大で美しい世界を広い視野で見られないのはこのゲームで伝えるべきことを自ら放棄してしまっている感が否めず、最大の欠点であると言える。非常にもったいない。

・カクカク
NPCや敵がたくさん出る場所などではカクカクと処理落ちすることがある。そんな状況下で装備やアイテム画面を開くなどのタスクが重なると最悪フリーズしてしまうこともある。

・翻訳
このゲームは吹き替えではなく字幕である。クエスト関連についてのキャラクターのセリフは100%翻訳されているのだが、一般のNPCに話しかけたりできるのに翻訳無し。たまにボソボソと喋る主人公のセリフも翻訳無し。こういった何気ないところからユーザーはゲームの雰囲気や空気感を感じ取ったりするものだと思うのだが、世界観をもっと大事にすべきだったのではなかろうか。

COMMENT

40インチ　HDMI接続　5.1chサラウンド
このゲームの第一印象は「見た目が古くさいPCゲーム」だった。これはグラフィックや性能云々以前に表現方法が古くさいためだと思われるが、この点はほぼ印象通りである。真新しいことは無いに等しい。探検しながらクエストをひたすらこなしていくだけの作業感満載のゲーム。だが気がつくと連鎖し続けるクエストと未踏破領域の探索にはまってしまっている。なんとも不思議なゲームだ。つまらないゲームではない。だがBADを致命的に感じるタイプの人や最近の懇切丁寧なゲームが主流の中にあって少々説明不足でスパルタン、のめり込んでプレイする以前に敷居の高い印象を受けてしまう人には絶対に受け入れられないタイプのゲームでもある。

筆者は難易度ブロンズ、52時間プレイでクリア。そのときのレベルは39、完了したクエストの数は344個、種族はシャドウウォリアー。だが踏破率は40％程度である。ラスボスを倒しても未クリアのクエストを進めたり、探索を進めることはできるのでヒマでヒマでしょうがない方はプレイしてみてはいかがだろうか。あとBlind Guardianファンの人だったら是非プレイするべきであることを付け加えておこう。

最後にこのゲームを一言で表現するならば「クエゲー」である。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
KASABIANさん [2010/03/08 掲載]

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　452人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	3pt	4pt	4pt	2pt	2pt

総合点
67pt

GOOD!

マップの広さ・サブクエが膨大：
メインストーリーを沿うだけだと広さは感じないですが、ちょっと寄り道するとどんどん話が逸れて行きます。全く関係無いサブクエストの量がちょっとしたMMO並にあるので、経験値稼ぎになります。でもおつかいクエストばっかりなので中身はほとんど無いです。

やりこみ要素が多い：
敵のドロップする武器・防具の性能に色んな組み合わせがあり、同じ物はほとんど落とさないです。またレア度の高い武器も難易度に比例してドロップするので、レベルやスキルをコツコツ上げていく楽しさがあります。ちなみにLv200まであるのでレベル上げは途方も無く続きます…

オートセーブが頻繁：
後述のフリーズバグで泣かされたときに被害が少しだけで済むので助かってます。セーブ中エリア移動や地図が広げられるのも◎

オフラインで2人プレイ可：
個人的に購入を決めたポイントがこれでした。分割ではなく１つの画面で相方とワイワイ遊べるのがやっぱり楽しいです。「今日は地図埋めてないとこ行ってみようか」とか「短時間だからレベルあげでもやるかー」って感じで気軽にプレイ出来ます。新しい土地に来たときや、メインには出てこない辺境の隠しボスに出会したときの驚きも共有出来て盛り上がってます。

気軽にオン・オフ切り替えられる：
1人でプレイされる方もオンライン対応なのでネットに繋げれば最大4人でプレイが出来ます。ただしチャット機能は無いので(ボイチャは出来る模様)コミュニケーションはほとんど取れません。逆にそれが気軽に参加出来る要因になってるので良いと思いました。

BAD/REQUEST

フリーズが半端ない：
最大のBADポイントです。ディスク読み込みのせいか敵が大量に襲ってきた時にフリーズ。大きな市街を歩いてるだけでフリーズ。エンディングムービーでフリーズ(泣いた)。しかもコンセントを引き抜かないと再起動できないのでプレステ本体に悪影響を与えるかもしれませんね。おかげでこまめなセーブ癖がつきましたが、出来ればインストール機能が欲しかったです。

キャラが見づらい：
ゲームの性質上、基本的に俯瞰視点でプレイしていくのでキャラが小さくなります。そのせいで多人数プレイの時に混戦すると自分が何処にいるのか分からなくなる事が頻繁に起こります。

スキル振りがシビアである：
レベルアップごとにそれぞれのスキルを振り分けられるのですが、確認無しにワンクリックで確定しちゃいます。よく考えて振らないと後半詰んでしまうので攻略本やwikiを見ながら慎重に決めないといけないのがちょっと面倒かもしれません。技のレベルも上げすぎるとリチャージ(再使用時間)が伸びていくので、ほどよいバランスを振らなくてはいけません。この点に関してはほぼオフゲーなんだからやり直しが効いても良かったんじゃないかと思います。

キャラのビジュアルが混沌：
これはもう洋ゲー独特の文化なので仕方ないのですが、気になる人は過剰反応するレベルだと思います。クラスごとに性別固定。女性は髪型・色くらいは変えられますが、キャラメイクは皆無といっていいでしょう。装備が反映されるので個性は出せますが、全体的に白目剥いてます。

HDMI推奨：
たまたま買った翌日にMDMI接続に替えたんですが、非対応でプレイすると文字が小さくガビガビで読めないです。なので購入する人は注意した方が良いかもしれません。

COMMENT

いわゆるハック&スラッシュタイプのゲームです。点数は甘めにつけましたがそれでも個人的には熱中度を5にしたかったくらいです。現状でもまだ遊び尽くしてない状態です。

ただフリーズがもう…このせいでお勧めする事が出来ないです。致命的バグであるにもかかわらず、全体評価が低くないだけに非常に惜しい所です。
無双の様な爽快感はあまり無いですが、死体を一定時間引きづり回せる(引っかける)事が出来るので崖やら海やらにゴロンゴロン落ちていくのがちょっとリアルで面白かったりします。

そしてやはり購入動機となった、一人でやるよりオフラインで2人プレイする楽しさを一番評価したいです。良くある量産MMOな世界観を一画面でワイワイ共有しながら進められる。こういうゲームがもっとPS3で出てきて欲しいと切に願います。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
CJさん [2010/09/29 掲載]

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　548人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	2pt	4pt	4pt	2pt	2pt

総合点
67pt

GOOD!

良い意味でDiablo意識してるなぁと
H&S系の大切な要素はしっかり引き継いでるのは好印象です
戦闘は単調ながらも面白く、敵も色々出てくるのであきません

商人と取引するより安価にはなるのですが、その場でいらないアイテムを売れるのも良い感じで、アイテム収集はストレスなく行えます

最初はマップがでかい上に不親切で色々と駄目だと思いましたが、クエストをうける→目的地へ行ってみるの繰り返しで戦闘などのシステムを理解しながら世界を回れるので徐々にはまっていきます

広大なマップで正直回るのが面倒ですが、ちゃんといろんな場所に用事が出来るようにクエストが膨大にあるので気になりません
クエストはお使いばっかりなのですが、クエストログなどの文章にクスっと笑えたりバカバカしいクエストなどあり飽きさせない工夫がみられ好印象でした

ロケーションもしっかり色々つくられており飽きません
また、ボスなどの圧倒的な存在感も魅力的でした

BAD/REQUEST

強制終了の憂き目に合うことも多々
PS3が完全に反応しなくなるフリーズもあります
街中移動してるだけなのに4回ぐらいロードはさんだり面倒な事も多いです
一応言っとくと町以外ではほとんどロードフリーズなどありません

クラスがどうもアメリカンチック
よくある白人の騎士など存在せず圧倒的な存在感のものばかりで正直引いてしまいます
歩き方も蟹股が多く頭を横に揺らしながら歩きます
ほとばしるマッチョ感にどうも引いてしまいます

BGMがメタル
ここでも引くほどのアメリカンチックなノリが炸裂します

移動が遅い上に馬も遅い
馬の挙動は変で地面を滑ってるように歩きます
マップが広いので面倒に感じることが多いです
遅いといってもH&S系では普通でマップの広さを考えるとどうも遅く感じる程度です

COMMENT

Diablo3が日本語版は無しとの事なので、その空虚を埋めてくれるかと期待して買いました
開始2時間はこの金でいいもん食えばよかったとまで思いましたが、プレイ時間が4時間ぐらい過ぎたあたりで楽しさがわかってきてぱっとクリアしてしまいました

全体に漂う露骨な洋げー臭とフリーズが気にならなければかなり良作かと思います
オリジナリティーなどは無いですが、しっかりと昔の良きゲームのよさを分解して新しい技術うを元に再構築されたいい物と思えました

プレイ時間：わからない(クリア済)
Seekさん [2011/11/20 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　429人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	2pt	5pt	3pt	3pt	3pt

総合点
70pt

GOOD!

〆オリジナリティ
　ディアブロ（Diablo）のクローンゲームといっても良い斜め上からの見下ろし型のアクションRPGです。
　どんなゲームかと言えば、
「唯、唯ひたすら、スタート地点からゴールまで、戦って、戦って、お遣いクエストをこなしながら、また戦って、戦って、レベルを上げて、また戦って、戦って、敵が落とす装備を拾って自身を強化しながら、戦ってラスボス倒したら１周終わり」
　で、それでこのゲームが終わりかと言えばそうではなく、
「俺たちの闘いはまだまだこれからだぜ！　上を目指せばもっと良い装備があるんだよな」
ゲームランク　　　　コメント
ブロンズ（１周目）←　目をつぶってても戦闘余裕でした。
シルバー（２周目）←　ちょっと雑魚敵が増えて強くなりました。慣れればここから１周目スタート。
ゴールド（３周目）←　更に雑魚が増えて強く。雑魚でも囲まれるとやばくなりました。
プラチナ（４周目）←　雑魚の数が更に敵がふえエてｅｅｅｅ……
ニオブ　（５周目）←　今ここ
　と、この様に果てしなく飽きるまで戦っていく強中毒性ゲームです。

　PS3では無かったし、本家のブリザード社がDiabloをPS3で作るかも怪しい現在のところ、選択肢はこれしか無いと言えます。
　一番特筆すべきはその圧倒的広大なＭＡＰ。オブリビオン世界を北海道ぐらいと例えるなら、セイクリッドはオーストラリアぐらいの広さｗ
　私が社長ならこれを考えた奴を「お前、俺の会社を潰す気か」とグーで殴りたくなるほど。って、それが原因かどうかわかんないけどホントに潰れちゃってるよ……orz

〆グラフィック
　見下ろし型だし、わらわら出てくるので、グラフィック単体だと結構粗いというか、わざと落としてる節があるというか。これでも、たまにカクカクするので妥協点としては悪くない所だと思います。
　山とか高階の建物とかの高低差が綺麗に再現されてて、この部分がすごく感動しました。
　ＭＡＰの端っこの方にある滝などは非常に壮観でした。
　散歩ゲームとしても、非常に優秀な作りです。

〆サウンド
　基本的に味気ないっす。
　ブラインドガーディアンのイベントはめっちゃ力が入ってるので、メタルのイメージがちょっと私の中で好感度ＵＰしました。
　ただ、それ以外はやっぱ味気ない上に何周もするので、１周目以降はずっとカスタムサントラです。
　PS3に取り込んでるMP3のファイルをゲーム中にPS3のデスクトップメニューから再生できるので、好きなBGMでゲームが出来るのがとても嬉しいです。
　ライトシナリオで「秘密戦隊ゴレンジャー」等の戦隊物BGMだと、とても燃えます。シャドウでも「緑の地球を〜、おおお守るため〜守るため〜♪」と歌いながら悪いことするのは燃えまくりですｗ

〆熱中度
　Diabloを知っている方なら、そのまんまのイメージ。
　知らない方は無双をもっとはるか上から見た感じの
「広域大量殲滅アクション＋３ＤダンジョンＲＰＧのアイテム探し」という感じでゲームが続いていきます。それに、ニオブまである多段階の難易度、２時間歩いて塗りつぶして３％程度しか埋まらないデタラメに広大なＭＡＰ、一度選択したら取り返しが付かないキャラ成長ビルドの要素が加わります。
　１周してもうやめられない止まらないって感じになってた私は、この時点でニオブに行くまでのプレイが確定してしまってました。すさまじい中毒性を持ってます。
　１０時間以内で投げ売りか、そうでないなら「最低」１００時間越えを覚悟するのがよろしいかと。
　実際、面白さを理解するまでの最初の５時間は、かなりがっかり感と後悔が先行します。

　イベントもお遣いというか、佐川急便です。大量受注して片っ端から配達する感じ。
　最初は面白いと思いませんでした。
　ライトとシャドウで表裏一体になってるクエもあったりして意外とこれが面白かったりします。
　例えば、
　ライト：借金の片に新婦むりやり結婚→主人公が新婦にお金を届けて借金ちゃら→新郎怒り爆発
　シャドウ：借金の片に新婦むりやり結婚→主人公お金持ち逃げ(笑)→なぜか殺人事件になって新郎逃亡
　みたいな表裏一体になってるクエがいくつかあるし、悪代官だけじゃなく山奥の村長まで水戸黄門並にいろんな人が楽しそうに悪事をはたらいてるし(笑)、ライトやシャドウだけのクエもいくつかあったりと、結構イベントも考えられて作ってるのが幾つかあるんだなと「ニオブまで行って」ようやく気がつきました(笑)
　道草が大好きな人は、いくらでもこれでもかと言うぐらい壮大な道草ができます。

〆セーブ機能がすごい
　PS3標準セーブシステムじゃないし、一カ所だけのセーブですが、これがとてつもなく速い。セーブ時に要する拘束時間は僅か３〜５秒程度。
　フリーズがバンバン起こるので、荷物整理時、レアアイテム拾ったとき、洞窟出る前、イベントポイント通過時などなど、気が向いたときに何度でもセーブできて、それがとてつもなく快適。
　この点はすごいと思いました。他のゲームでも採用してほしいぐらい。セーブデータ移動不可はかなり困りものだけど。コピーは可能でセーブデータが壊れやすいとの報告もあるのでこまめなバックアップはとても重要です。

BAD/REQUEST

〆快適さ
　とにかく、ガンガンフリーズします。
　フォールアウトのＧＯＴＹエディション並かそれ以上にフリーズします。
　総プレイ時間は200時間を優に超えてますが、フリーズ回数は実に50回以上。平均３時間に１回ぐらいのフリーズです。
　私も、６０時間程度進んだ所でゲームデータ……どころか、愛機ＰＳ３−６０ＧＢが中のセーブデータごとロストしました。ゲーム中に突然電源落ち。再起動・復活不能です。ソニー寺院に連絡して運んだところ「復活の呪文料に16800円かかります」と言われたので、やむなく新型に買い換えました。
　とにかく、発売元のスパイクさんには「おんどりゃー、日本語訳だけでローカライズを終わらせるんじゃないよ、テストプレイとバグ取り真剣にしやがれ。この、ばっきゃろー」と文句をいっときます。

　満足度が低いのはひとえにこのバグの多さの一点だと言えます。
　他にもありますが、フリーズに比べれば些細な事なので割愛。

〆下しか見えない
　せっかくの景色なので、見晴らしの良いところは空を眺めたりしてみたいと思うんですが、それが出来ないんですよね。FPSに近い視点でもこのゲーム世界を眺められたらもっと良かったんですが。

〆移動補助システムが不便
　簡易地図の表示倍率が固定で、進行方向が上になってくるくる回るために、北に進んでたと思ってたのに、気がついたら西にずれてたとか良くあります。今では、自分の向きを北にもどしてから全体ＭＡＰを確認してます。
　移動先のマーカーが一直線の方位にしか出ないので、マーカーの通り進んだら乗り越え不可の山脈にぶち当たったり、指示に従って洞窟に入ったら行き止まりで、そこから目的地まで繋がってなかったとか、そういう事が頻繁にあります。地図にピンを刺せて多段階的に目的地まで手動で誘導できるようなものが欲しかったです。

〆文字チャットできない
　フレンドなら、ＰＳ３メニューからのチャットでやりとりができるのですが、野良の場合は基本みんな無言です。
　ただ、こちらの音声が届いている節はある（相手の声も自分の声もスピーカーからは聞こえない）ので、まったくの意思の疎通が出来ないというものでもないっぽい。
　まあ、それでも味気ないのには違いないです。基本はオフラインゲームだと割り切った方が良いかも。

COMMENT

〆プレイ環境：新型PS3(120GB)+松下Viera(TH-26XL70)26インチ+パイオニアサラウンドヘッドホン(SE-DRS3000C)+ワイヤレスヘッドセット(CEJH-15002)

　なんというか、開発の人が楽しく作りましたってのが、随所ににじみ出ている作品。
　ゲームの面白さって、ほんとアイデアだけじゃあないんだなというのを実感しました。
　日本のソフトハウスもこれに負けないぐらいエネルギーある作品をどんどん作って欲しいなと思った次第。

　トロフィー100％、総プレイ時間230時間時点でのセイクリッド２レビューです。
　プラチナ取ってもこのゲームは終わりません。
エメラルダ○：「私たちの旅に終わりは無いのよ、メ○テル」
私　　　　　：「ちょっ、ホントにマジでおわらんよこれｗ　どうしよｗ」