グランド・セフト・オートV レビュー(評価)

HOME > PS3 ソフト > グランド・セフト・オートV

グランド・セフト・オートV レビュー

発売元	ロックスター・ゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2013/10/10
価格	7,770円（税込）
レーティング	【Ｚ】18才以上のみ対象暴力犯罪 (CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：オープンワールド ■ プレイ人数：1人（オンライン：2〜16人）

スコアボード

中央値: 78
難易度: 2.58
レビュー数: 31

スコアチャート

0-9

3.2%

10-19

3.2%

20-29

6.5%

30-39

6.5%

40-49

6.5%

50-59

3.2%

60-69

29%

70-79

25.8%

80-89

16.1%

90-100

【60点以上】
74.2%
【標準偏差】
20.98

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

　493人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	4pt

総合点
78pt

GOOD!

■グラフィック
プレイし始めてまず驚くのはその圧倒的なグラフィック。
車の反射光や多くの高層ビル、青く澄んだ空、波打つ大海原...
すべてが美しく、その細やかな作りには息をのむほど。
■操作性
全体的に向上したように感じる。
ただ、車の操作感は前作より軽くなり人によって意見がわかれるかも。
■自由度
これは言うまでもなく高い。
自転車で街を散策するもよし、バギーに乗って山登りをするもよし、RPG片手に警察と戦争するのもまたよし。プレイヤーの思うがままの生活を送ることができる。
■快適さ
シームレスであるためプレイ中は非常に快適。
■キャラ
危険な黒人フランクリン、外では大物でも家ではダメ親父なマイケル、頭がイッちゃってるトレバー。全員のキャラが濃く彼らがどのように絡んでいくのかやってて楽しみになる。

BAD/REQUEST

■難易度
警察が前作よりもかなり強い。囲まれれば数秒でサンドバッグにされる。
さらに追跡が異常に速くてしつこく、手配度２〜３でも数台のパトカーが猛スピードで突っ込んでくる。GTA経験者ならまだしも初心者は最初かなり戸惑うかも。
■チート
昔と同じように手動入力となった。
これは意見がわかれるだろうが、個人的には毎回入力するのが面倒なので前作の携帯電話による入力を引き継いでほしかった。

COMMENT

総合的にいえば、かなり高い次元でまとまっていた。
開発スタッフが「史上最高のものに仕上げる」と意気込んでいただけあって、すべての面においてこれまでのGTAを超えている。
まさにPS3の集大成ともいえる作品だろう。
もし、まだ購入するか迷っている人がいるならぜひこの作品を手にとっていただきたい。
きっと今まで味わったことのない世界を体験できるはずだ。

プレイ時間：15時間以上30時間未満(未クリア)
kingさん [2013/10/20 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　513人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	3pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
91pt

GOOD!

・オリジナリティ
シリーズをはじめてプレイしたが、なにもかもが新鮮だった。
特に乗り物強奪。
いろんな乗り物が強奪できるのだが、車やバイクだけだと思っていたら、ヘリや戦闘機まで奪うことができるのにおどろいた。
さらに飛行機などに乗ると上昇して街が小さくなっていく……というのをシームレスにおこなうのに圧倒された。スカイダイビングをして広大な街の好きな場所に飛び降りることができるのも圧巻。
falloutやアサシンクリードなど、オープンフィールドのマップがひろいゲームは何本かプレイしてきたが、空・地上・海底と横の広さだけではなく縦の広さをここまで感じさせてくれた箱庭ははじめてでおどろいた。

・グラフィック
単純にワンシーンだけを切り抜くなら、同レベルのゲームは何本もある。
が、途方もないほどの広大なフィールドのどこをとってもこのクオリティで描いているゲームは見たことがない。
山道の一つ一つ、海底のちょっとした残骸にいたるまで、最上級のクオリティで保たれているのが圧巻。
まさに街一つが丸々ゲーム内に入っている。
信じられないほどグラフィックボリュームに文句なしの5点。

・ストーリー
もともと「強盗したり通行人ひき殺したりするゲームでしょ？興味ないなあ」と思いシリーズをスルーしてきたのだが、今作はスカイダイビングの動画を見てプレイしたくなり購入。
しかし実際にプレイしてひきこまれたのはストーリーだった。
チンピラまがいの黒人青年フランクリンが詐欺の片棒で盗んだ車に乗っていたのは、かつての大銀行強盗マイケル。穏やかな日常を送りたいマイケルは家庭の不和に悩み、ひょんなことから引退したはずの銀行強盗をやらなくてはいけないハメに。その銀行強盗のニュースを見たかつての仲間トレバーは、死んだはずのマイケルが生きていたことに怒りくるってやってくる。奇妙な三人組はさまざまな事情からかつてない大きな銀行強盗に挑むことに……
三人のまったく事情の異なる人間が、スムーズな流れで一つのところに集まってくるストーリーは展開が実に見事。
またフランクリンは比較的くせのないベーシックな青年だが、残りの二人の個性が素晴らしい。
家庭問題に悩むマイケルは、マイケル本人もどうしようもない暴力的で威圧的な人間だが、家族も救いようがないダメ人間ぞろいで、それでいて妙な絆はしっかりと描かれていて、非常に共感できる生々しさ。
最後の主人公トレバーは、正真正銘、まごうことなく頭がおかしい変人。ハゲで露出狂で情緒不安定で暴力とセックスの塊という、ケダモノみたいな男だが、それでいてその生き方は変にまっすぐで、その一瞬先もわからない感情は不思議なほどに哀切に満ちている。彼の一挙手一投足には笑いか恐怖か悲しみがついてまわる。ただの殺人鬼などとは違い、自分でも抑えられない暴走するる自我を抱える一人の人間として、実に丁寧かつ魅力的に描いている。こんなキャラが主人公のゲームは見たことがなかった。

また純粋にクライムストーリーとしても、強盗が順調にスケールアップしていくのが面白い。
そのスケールアップに合わせて陸・海・空と舞台が広がっていくのも飽きさせない。

・熱中度
上記のようにストーリーが秀逸なのにくわえて、サブミッションも豊富に用意されているので、やることが多くてやめどきを見失う。
ゲームスタート時のロードは長いものの、はじまってしまえばほとんどロードを感じさせない仕様も熱中度を高めている。
なにより三人の主人公をいつでも切り替えることができるため、主人公を変えるたびに気分も切り替わって、ますます辞め時を見失う。

・快適さ
ロード時間がほぼなく、インターフェイスもシンプルでわかりやすく、ゲームプレイの邪魔をする要素が極めて少ない。

BAD/REQUEST

・吹き替えなし
運転中にべらべら話すのに吹き替えなし
ローカライズの問題ではなく製作元のポリシーによって吹き替えが認められていないらしいが、気持ちはわかるもののなんとかして欲しい。

・あまり意味のないマップが多い
とてつもなく広いものの、マップの北部にはイベントが少ない。
海底も作りこんでいる割にはあまり意味がない。
DLCで増えそうだが、もうちょっと探索を楽しませるようなミッションが欲しかった。

COMMENT

とにかくそのスケールとボリュームに圧巻された。
はじめはスカイダイビングを満喫したら売ろうかなと思ってプレイしていたが、気がついたらミッション達成率100％までやりこんでいた。
噂には聞いていたが、想像以上のクオリティだった。
モニターのなかにもう一つの世界が存在していることを強く感じさせてくれる作品だった。
自分のように「悪人のなりきりとか興味ないし……」と思っている人にこそプレイして欲しい。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
うなぎさん [2013/11/09 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　466人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	4pt	4pt	3pt	3pt	3pt

総合点
72pt

GOOD!

物語は、発端となる強盗ミッションから始まり、これがチュートリアルを兼ねている。操作はやり辛かったIVから勿論変更で、RDRのようなL2で構えR2で撃つ(L1R1に変更可能)
銃を構えるのも、自動照準・照準補正・手動の三段階で初心者から玄人までお好みで設定可能だ。

三人の主人公にはそれぞれ特徴がある。R3L3同時押しで発動する特殊能力があり、マイケルはデッドアイに似たスロー効果で、歩行中のみ使用可能、乗車中は不可、スナイパーとしてうってつけ。フランクリンは運転が得意という設定から、乗車中にスローにして、より曲がりやすくなる効果がつく、カーチェイスに強い。トレバーは若干のスローと、頑丈になる効果がつき、乱戦に強いが過信は禁物。
これらの能力により、攻略に幅が出来た。
また、三人のキャラクターにも、これまで以上に魅力的であり、最も愛着がわいた
トレバーは困難に立ち向かう度胸と実力をもったタフガイだが奇人変人であり、事情によりマイケルを目の敵にしている。しかしながら、マイケルがピンチの時は助けてくれる、俗にいう敵か味方か分からない「お前を殺すのは俺だからな！」というキャラ。
マイケルは、主人公初の所帯持ち、絵に描いたような不器用パパ。今回様々な問題に板挟みになりながら1番気苦労が絶えない立ち位置。映画好きであり、そういったところでは無邪気な面も持ち合わせる。
フランクリンは、おそらく今回のことで1番得をしのし上がった主人公。シリーズの主人公に最も近いタイプ。反発し合うトレバーとマイケルをまとめる理性的なキャラである(その喧嘩も今作の見所の一つといえる)

これまで以上に広大かつ、美しいグラフィックにも目を見張るものがある。
シリーズ屈指の完成度を誇りながら、日本では不遇な扱いをされたサンアンドレアスをようやく自由に歩くことができる。前作のような、個々の島を橋で結ぶような形ではなく。一つの大きな街として描写している。そこから山を挟んで砂漠の街がもう一つ、RDRのような様相であり、北部の森では狩りも楽しめる。
その綺麗なグラフィックを本筋では全て触れることはなく贅沢に無駄遣いともいえる。こちらから楽しもうとする姿勢が必要となる。

今回からスマートフォンからネットにアクセスして様々なことが可能、ネカフェに通う必要がなくなった。

BAD/REQUEST

悪いところもありますがシリーズとして致命的なものはなく、最新作としては申し分ない出来上がりです。

株式投資が出来るが、これが完全に死に設定である。今回は、節目節目に強盗ミッションがあるのだが、そこでかなりの額を稼げるので、金策に困ることはまずない。余程無茶をしたいか、増える持ち金をみてニヤニヤできる人だけが楽しめる。

髪型やファッションの幅が狭い。柄の種類はあるが基本的に似たり寄ったりあまり奇抜な格好はできないし、ミッションごとに服装が固定されることも多い。楽しみたい人にとっては残念、カウボーイの格好でマーストンごっこは出来ない

マップは広大だが、その実できることは少ない、ビリヤード台はあってもビリヤードは出来ない。ストリップクラブも一つだけ。テニスはボールに印も何もないので見え辛い。
軍事基地や刑務所のような魅力的なロケーションはあるものの、殆ど触れない脱獄とかはしない

ストーリーはあくまで堅実に、真面目に進んで行くので、セインツロウに慣れているとやや物足りないか。サードの序盤のような強盗はしません。ただ唐突にSFな幻影が現れるくらい。

COMMENT

シリーズとしては間違いなく最高傑作。
RDRから導入された歩行者ミッションや不審者と変質者ミッションも好印象。
リアリティに不親切である。広大なくせにワープするにはいちいちタクシーを呼ぶか探して乗るしかない。そういう面倒を楽しめる人でないとこのゲームは合わない。

綺麗なグラフィックのために常時読み込んでいるため、人によってはヒヤヒヤするかもしれない。

難易度としては、前に出すぎると蜂の巣なのでちまちま撃つことになりますが、時に大胆にならないと、あっという間に背後に回られます。あるミッションのせいで中国人のことが嫌いになりました。自動照準だとシューティング好きには味気ないです。ただ照準のマークが見え辛く、白の背景だと全く見えません。
ステルスは今回いるのかな？って感じです。別にノーアラートができるわけでも無いのでさっさと見つかった方が気が楽です。

目立った不満はありませんが、個人的には作中の「日本で三番目に人気のアニメ」が気になります、もう少し膨らませてもらいたかった。前作のスピンオフからあるらしいのだが、未プレイ
あと本筋で触れない海の描写が異常に凝ってる。水面の描写やそこに飛び込むキャラの動作、珊瑚や海藻の美しさや海溝の広大なこと。特に今回はマップ東側のフランクリンの不動産に付属する潜水艇を使えばいくらでも水に潜っていられるし、そこから降りると潜水服装備。街から離れて、360度何もない水中を泳いでいると、言いようの無い緊張感にゾクゾクしました。こっから鯨でも現れたらかなり興奮するのになあ
と思ってたら鮫に食われますた。次回スピンオフがあれば海の方に注力してもらいたい。

プレイ時間：15時間以上30時間未満(クリア済)
ぽんこつさん [2013/10/22 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　501人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	4pt	4pt	3pt	3pt

総合点
75pt

GOOD!

・まずなんといってもグラフィックが凄い。現世代機の性能を限界まで追求したかのようなグラ。波の描写、車に反射する風景、島北部にある雄大な山脈etc…ドライブしてると、リアル世界とみまごう位になります。
・今作は様々な遊びが用意されており、テニス、ヨガ、ゴルフ、射撃練習等。特にテニスは単体でも楽しく遊べる位の出来です。
・乗り物がリアル。また、気に入った車は改造も出来ます。そして種類が豊富で一般的なセダンからスポーツカー、戦車や旅客機、潜水艇まであります。
・キャラクターが面白い。家族仲が悪い、引退した銀行強盗のである冴えない中年マイケル、野心家で成り上がりを夢見ている青年フランクリン、キ○ガイ、ハゲの予測不能な人物のトレバーなど。彼らの会話が巧い位に皮肉や揶揄が織り成されていて、一聞の価値はあり。

BAD/REQUEST

・4から削除された点が多い。例を挙げれば、
警察のデータベースの削除
しゃがみの削除
入れる建物の減少
など。その他、
警察が異常なまでに強い&明らかにおかしい探索能力。（無敵チートを使えば問題なくなるが、非チート派の人はかなり苦戦する）例え☆2でもバンバン車を当ててくる。投降なんて便利な物は無く、ただ蜂の巣にされるのみ。そして、路地裏の柵の後ろに潜んでいても発見されるというエスパーぶり。
・株式が余り意味を成さない割りには、不動産購入には半ば必須になっていたりする。

COMMENT

GTAは3〜5までシリーズ通してプレイしてますが、今作は圧巻の出来。これまでGTAをプレイしてきた人ならかなりのめり込めるはず。BADもそれほど気にならない点ばかりだったので、今は楽しくプレイしています。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
ツナマヨおにぎりさん [2013/12/27 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　494人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
1pt	4pt	2pt	1pt	3pt	1pt	2pt

総合点
39pt

GOOD!

○グラフィック
今までの中では一番良かった。

○乗り物
カスタマイズしたバイクを乗り回しているだけで楽しい。

○飛行機
いろいろなアクロバットができて良かった。

BAD/REQUEST

○警察
過去最強とまで言われる今回の警察。SG持ちの警察はもはや死神である。
手配の基準は今までと変わらない。
にもかかわらず一回手配されたら万事うまく行っても1、2分、一回見付かる毎にプラス2分ほど時間を取られる。
とにかく、しつこいしウザい。
コイツらを避けようとするなら、勿論犯罪を犯さずに行儀よくするしかなく、クライム・アクション(笑)になる。

サバイバルホラーで大切なのが爽快感と恐怖のバランスなら、クライム・アクションで大切なのは警察と主人公の強さのバランス。今作はその調整が上手く出来ているとは言い難い。

○体力
主人公の体力が少なすぎる。
一回の事故で死ぬこともよくあり、その度に長いロードや$5000の治療費を取られるのでは洒落にならない。
一応、防弾チョッキで体力を拡張させることが出来るが、それでも交通事故による即死はある上、値段が$2500と高い(物は$500からあるが紙装甲)。
ストーリーをクリアすれば大金持ちになれるが、ストーリー中の金欠状態ではそう何度も買えるものではない。
(参考までに、タクシー業務で稼げるのが所要時間3分程で$200程度、警察沙汰ならコンビニ強盗が$500、現金輸送車が$7000)
よって、防弾チョッキを着ずに生身のままプレイする事が殆どで、体力の少さへの苛立ちを加速させる。

○車が消える

ガレージを買うと消える。
ガレージに入れると消える。
ミッションをクリアすると消える。
スイッチ中以外のキャラを長時間放置すると消える。

お金と時間を費したものを理不尽に消去されるというのは怒りを通り越して呆然とさせられる。

○都合の悪い時だけ『ゲームですから』の言い逃れ

・ガソリンスタンドは地球上で最も安全な建築物の一つである。
車が突っ込んだ程度で爆発などしない。

・このゲームの自動車は人工ダイヤモンドで出来ているのではないかと疑うくらい硬い。

・潜水艦のハッチを水中で開けられるのはおかしい。

・携帯で電話している時口が動いていない。

・フルチューンアップしたスポーツバイクを、パトカーや、チンピラの泥まみれのバンでさえ普通に追えている。そういう奴らから逃げる為に何万ドルもつぎ込んだのに。

・マップには表示されない軍基地の所在地が序盤の登場人物でさえ普通にバレてる。

・山に木が殆ど無い。北の将軍は身を持って知っているが、森の無い山は雨が降っても貯水する事が出来無いため、大洪水の最たる原因となる。都市の排水機能など軽く凌駕するだろう。

・水は貼っているテクスチャ自体は非常に良いものの、水上バイクで走った時などの水飛沫などの表現は並である。
そもそも激流はカオス的な振る舞い(ごく僅かな初期条件の差で結果に劇的な変化が生じてしまう)をする為、再現が非常に難しいものではある。
乱流の振る舞いを表したナヴィエ・ストークス方程式は未だに近似解を用いるしか無いが、水流の振る舞いに限りなく近い再現は多くのソフトウェア開発陣(ゲームとは無関係だが)が成功しており、リアリティを追求するなら乗り物の種類を幾つか減らしてでも挑戦すべきものである。

・ビルの屋上からスナイパーライフルで一般人を狙撃しても、なぜか警察に手配されるなど、目撃者のいない犯罪も感知される。

・交通ルールを無視する一般車両。
後方確認無しで車線変更したり、など。

○モーション
無駄なリアリティ追求として良くあるダッシュの後の慣性付け。
バイオ6でも止まりたい場所に止まれず、大してリアルとも思わず、鬱陶しいだけだったが、このGTA5はその上を行く。
各モーションにプレイヤーを苛立たせる謎の待機時間や失神時間などがあり、プレイヤーとしてはやはり鬱陶しいだけ。
挙げるとキリがないくらい殆ど全てのモーションに存在する。
スムーズという言葉はこのゲームに存在しない。

○スイッチ
キャラ間で共有できるものが殆ど無い。
買った施設は買ったキャラしか使えない。
よって、結局一人のキャラしか使わなくなる。意味なし。

COMMENT

警察は目の前にテレポートしてくるし、透視でもしているかのようにこちらの隠れている場所を探しに来る。

ロックスターはこちらのイライラの原因となるものばかり『リアリティ』と言って追加している。

相変わらずお使いばかりで、サブミッションとメインミッションの違いがよく解らず、自分が今何を進めているのか見失ってストーリーは放置。

テイクツーも一度発売したものに、アップデートで更に規制を加えるという暴挙に出ている。このゲームは相変わらず日本版に恵まれない。
まあ、テイクツーはそろそろロックスターに見切られてくれると嬉しい。そして代わりがディスオナードで人体欠損などの表現すら規制しなかったゼニマックスとかだと更に嬉しい。

日本の政治家は二次元と三次元の区別も着かないばかりか、ゲームと現実の区別も着かないようなのでローカライズ担当が変わっても望みは薄いかもしれない。

さて、GTA5だけの何かがあるかと言えば別に無い。
買っても買わなくても大して変わらない程度の体験しか与えてくれなかった。

都合が悪いと『ゲーム』、プレイヤーが嫌がることは『リアリティ』と言っている限りグランド・セフト・オートというゲームがこれから劇的に面白くなることは無いだろう。

これだけ売れたGTA5より、レッドデッドリデンプションの方が長く楽しめたのには理由があるのだ。

あとはオンラインを適当に遊んでトロフィー取ったら、さっさと売ろうと思う。