PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

オリジナリティー
一見普通のＴＰＳであり、ギアーズオブウォーやアサシンクリードやトゥームレイダーみたいと思うかもしれません。
しかし少しこのゲームをやれば、さまざま要素が高次元で合わさって、新しいオリジナリティーを生み出してることがよくわかるはずです。
たとえば本作で新たに採用されてるスニーキングアクション。これはアンチャーテッド以外のソフトでもたとえばスプリンクラーセルやメタルギアソリッドなどにも採用されてますが、それらとちがってアンチャーテッドらしいＴＰＳの射撃戦をいかに有利に進めるか、を考えてスニーキングで敵を排除していく、というものです。
それ自体が目標になるわけでも、スニーーキングで最後までいける、というものでもありません。あくまで、ＴＰＳやアドベンチャーと合わさって初めて出せるオリジナリティーがそこにあります。
ＴＰＳだけでも、スニーキングアクションだけでもない、アイテム探索だけでもない、アドベンチャーアクションだけでもない、それがアンチャなのです。


グラフィック
アンチャをアンチャたらしめてるもの、それこそが最高峰のグラフィックスといえるでしょう。
間違いなく、今世代のゲーム機で最高のグラフィックです。
1もすばらしいグラフィックでアンチャーテッドを一躍有名にしましたが、2はそれをも遥かに凌駕しています。
同じＰＳ3でここまでものすごいものができるとは・・・
主人公の顔なんてとてもゲーム機でだせるものとは思えません。
ジャングルや村や雪山、シャングリラのグラフィックは、このゲームをプレイしたことのない全ての人に実機でみてほしいくらいです。
ＰＳ3が本気を出せばどれだけすごいのかがよくわかります。

サウンド
あいかわらず重厚で緊張感を誘うものです。
タイトルバックから荘厳な音楽で、まるでハリウッド映画のようです。
あとサウンドとはちょっとちがいますが、声優の皮肉がたっぷり利いた掛け合いがとても面白いです。

熱中度
これもまちがいなく満点です。
ロードがまるでなく、チャプター間の継ぎ目すらないのでやめ時がまったくわからなくなります。
ストーリーの先も気になるし、先のステージがどんなグラフィックか見てみたいという欲にもかられ、気が付いたら真夜中まで何時間もぶっとおしでプレイし続けています。
たとえるなら、映画にのめり込みすぎてスクリーンに入り込んでしまったような気持ち、といえるでしょう。

快適性
前述したように、起動・開始時以外のロードが皆無です。
どうやってるのか不思議でしょうがありません。
ＨＤＤインストールすらしないゲームなのに。
ゲームに熱中することを阻害するものは何一つありません。
ひたすら没頭できます。
そしてアンチャならではの独特の操作性が気持ちいいです。
ありえないほど手だけでジャンプして高いところに上るのがたのしくてしょうがないです。


満足度
というわけで、褒めるところしか存在しないゲームです。
TPS好きはもちろん、TPS嫌いの人も、やらないと損をすると思います。
さまざまなシチュエーションでの戦い、めまぐるしい場面転換、とにかく飽きさせない工夫があちこちにみられます。
期待度が高すぎて不安な面もありましたが、価格の安さが信じられないほどの大満足を得られました。

BAD/REQUEST

対戦は正直、もうちょっと参加人数ふやしてほしいですね。
まあそもそもオフのためのゲームですので全然いいんですけどね。

それくらいかな・・・

あと、ヒロインの顔が怖い（笑）

COMMENT

1作目が面白すぎたこと、開発者の自信満々のコメントや、雑誌のレビューでの大絶賛が原因でやたら自分の中のハードルが上がってしまって、「そこまで大したことが無かったらどうしよう・・・」とちょっと不安なまま発売日を迎えてしまいました。

いざやってみたら、杞憂もいいところでした。
あの最高傑作だった1作目がかすんで見えるほどの超最高傑作に仕上がってました。
グラフィックもわが目を疑うほど素晴らしい。

今、PS3で何かひとつお勧めするとすれば、迷わずこのソフトをお勧めします。
これは歴史に残る超大作だと思います。