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GOOD!

バイオナンバリングタイトルは０含め全てプレイ済。本作全キャラクリア済。ネタバレは極力避けたレビューにしたいと思います。

・キャラクターの魅力
すべてのプレイアブルキャラクターに魅力があり、かつそれぞれちゃんとスポットライトも丁寧に当てられているため、プレイするモチベーションが大いに上げられる。空気キャラなどおりません、映画さながらです。さすがカプコン。

・圧倒的ボリューム
今までのバイオのボリュームの３倍以上かと。かなり時間の取れる人でも１日２日じゃ終わりません。ただしそれによる弊害も。これは後述します。

・敵の種類
敵の種類が豊富です。それぞれのキャラで様々な敵が出てきますが、まず被りません。別キャラで始める度に新たな敵が現れ、出てくるたび一体何種類いるんだ！？と感心にも似た喜びがあります。

・ファンサービス
ファンの声はちゃんと聴いていますよ、とでも言うような展開が多々あります。初期バイオを思わせる絶望的な展開、敵の圧倒的勢力、恐ろしさ、某主人公の対峙。など最近のバイオになかったものが盛りだくさんです。ファンならずともこれを味わうだけでも本作をやる価値があると思います。

・ちょうどいい難易度
難しいと言われている本作ですが、シリーズファンならば戦闘においては適正と感じました。弾がない・・・！みたいなシチュエーションは最近のバイオになかったものなのである意味新鮮でした。

BAD/REQUEST

皆さん必ずと言っていいほどかかれておりますが、やはりこれらです。
・QTE
１週目・・・それなりに楽しめた部分もありました。しかし基本的に大部分が初見殺し＆一撃即死はいかがなものかと。プレイヤーの大部分が死ぬイベントをなぜ随所に盛り込んだのでしょうか？これは初見殺しでもいいから即死ではなく「ダメージ」にするべきだった。本当に惜しい。
２周目・・・完全なイベントスキップ阻止の障害物です。膨大なシナリオボリュームをスキップできませんし、正直２回目は「お腹いっぱい」です。これのせいで１周目クリアで即売却した方も多かったのでは？

・シナリオが一本道「すぎる」
これにより寄り道要素、お遊び要素がほぼありません。またデータの関係か、基本的に広いマップがありません。狭い通路で体術を連発するため、カメラ酔いする方がでてくるのは仕方ないかもしれません。ゲームが映画の道に行くことは、こういう事なんだと痛感した作品でした。

・スキルポイント
スキル効果がレベル３でも微少な割に高価なため、いまいち極める気が起きないし、夢がない。
バイオ６の「限界枠」が決められている気がして切なくなりました。

・アイテム所持数
本作はアイテムボックスがありません。また武器も捨てることができません。その上アイテム所持数も多くないため武器の多くなる終盤は実質弾薬を取るスペースを確保するのも困難です。弾薬も１スペースにおける弾の上限数が少ないため、ある程度弾が集まるとどうしても弾スペースばかり取ってしまい、お気に入りの武器の弾薬だけ集めて・・・みたいな遊びもできません。

COMMENT

決して悪い作品ではありません。ですが今回はあまりにも映画ゲーだったが故に本作はスルメゲーではありません。これをどうとるかはプレイヤー次第かと自分は思っています。昔のバイオだ！いや・・・違う？みたいな困惑を受けた方は自分を含め多いと感じておりますが、これはこれで楽しめたと割り切るのもコンシューマーとしての選択だと思います。