PlayStation mk2 :: 風ノ旅ビトレビュー

風ノ旅ビトレビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2012/03/15
価格	1,200（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク
タギングトップ3
タイトル概要	■ オンライン配信専用 ■ ジャンル：アドベンチャー ■ プレイ人数：1〜2人(協力プレイ)

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	4pt	4pt	2pt	3pt	1pt

総合点
66pt

GOOD!

前作Floweryの雰囲気と浮遊感を受け継ぎながら新しい世界観を構築し、見事に成功している。
プレイヤーキャラのデザインがとても好きで砂漠を歩いている姿がかわいい。

一番の魅力はやはり映像美です。
光が砂に当たって細かく輝いている描写は一見の価値があります。
本作では風の表現もとても印象的でFloweryの時の爽快感に似ていますが
私は前作は結構酔ってしまったのですが今回は全くそういった邪魔はなく楽しめました。

音楽も作品の雰囲気を邪魔せず重低音の響きが映像とマッチして凄く良かったです。

ボリュームは無駄に長すぎず気軽にもう一周してみようかなと思える点は
最近の一度やったら二度と起動しない超大作と違い良い部分だと思います。

BAD/REQUEST

今作はシングルプレイのゲームではなく
ネットに繋いでいる間は強制的にランダムで選ばれた誰かとの二人プレイになります。

私はこの作品の雰囲気が非常に好きなのですが
世界観を独り占めしたいというか広大な砂漠の中で全く足跡のついていない
砂丘を自分で登っていき頂上からはどんな世界が広がっているのか楽しみに
しながら想像しながら登っているのにどこの誰かも知らないプレイヤーが
常に私のちょっと前を移動し、先に到達してしまうのです。

そのプレイヤーは最初NPCかと思いましたがそうではなく赤の他人です。
今作は一本道のゲームですからどうやってもそのもう一人と一緒に旅をしなくてはいけません。

恐らくこの部分をどう感じるかで本作の評価は二分すると思います。

私はこの世界に自分一人しかいないと感じる部分こそ雰囲気ゲーの良さだと思っているので
他人がいると邪魔でしかなく作品に入り込めずこの要素を好きになれませんでした。

COMMENT

実験映画のような挑戦的な試みとデザインセンスは素晴らしく
値段も手頃でボリュームも適当。人に勧めたくなるゲームでした。

ただとにかくマルチプレイの要素だけが気になります。
初プレイでこの先に何が待ってるんだろうというワクワクをちょっとだけ先行していて追い抜けないプレイヤーのせいでげんなり。
逆にこちらが先行してても悪いなぁと感じてしまうし。

最高の雰囲気ゲーですが●ボタン連打しながらひたすら私に体当たりしてくる
誰かのせいで雰囲気も気分もぶち壊しでした。

一人でじっくりプレイしたい方には
LANケーブルを抜いてプレイするのをオススメします。