PlayStation mk2 :: アンチャーテッド黄金刀と消えた船団レビュー

アンチャーテッド黄金刀と消えた船団レビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2009/10/15
価格	5,980（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：アクションアドベンチャー ■ プレイ人数：1人(オンライン時:最大10人) 【廉価版】 ■ 発売日：2011/08/25 ■ 価格：2,980円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	5pt	3pt	4pt	4pt	4pt	2pt

総合点
78pt

GOOD!

　本作はお宝目当ての冒険家を主役にし、古代の財宝をめぐり悪者とドンパチ銃撃戦を行うという、ハリウッド映画リスペクトな内容です。本作はシリーズ2作目になります。
○ほとんどないロード
　前作同様、プレイ前の長いロードを除いて、ほとんどロード時間がありません。
　またセーブはすべてオートセーブにて行われており、わざわざセーブを行ったりする必要はありません。

○映像美と演出
　前作の美しい自然の造形はそのままに、さらに市街地や列車などの人工物などが加わりました。
　これにまるでアクション映画のような演出がなされており、間一髪で難局を乗り越えたりするさまは、まさに「プレイする映画」です。
　特に市街地ではプレイヤーがつかむなど、干渉できるオブジェクトが多く、映像美がプレイの幅広さに大きく貢献しています。
　水の表現は前作に続き、とても美しいです。

○絶妙な敵配置
　難易度は洋ゲーらしくそこそこ高く、難易度設定を低くしても結構死にます。しかし敵の数は多すぎず少なすぎず、コンテニューポイントも結構な数があり、何回も死んで覚えていけばクリアできるようになっています。
　また途中で難易度変更が出来るので、途中できつくなったら難易度を下げるという手段もあります。

○新要素「ステルス」
　前作では戦闘回避が不可能な作りとなっていましたが、この新要素により、一部の局面は敵に発見される前に哨戒兵を始末することで戦闘を回避することが出来るようになっています。
　これに伴い、物陰、背後からの格闘が強化されました。

○ボス戦
　中ボスに戦車やヘリと戦うイベントがあったり、ラストバトルも前作よりも工夫がなされています。　

○その他
・弾薬の所持制限が緩まった：好きな武器を長く使えるようになりました。
・章ごとに舞台が変わり、視覚的にも飽きがこないようになっています。
・前作よりも宝の隠し場所が巧妙になりました。

BAD/REQUEST

・やることが単調
　シナリオ展開は探索と銃撃戦を交互に行うことで進行していき、寄り道があったりするわけではありません。いわゆる一本道アレルギーの人は駄目かもしれません。
　また通常兵よりも強力な敵兵種が追加されたり、ステルスが追加されたりしており、前作よりは戦闘の単調さは改善されましたが、それでもほとんどが多人数を相手に物陰に隠れて銃撃する戦闘となっており、やはり戦闘は単調になりがちです。

・難易度曲線
　慣れというのもあるとは思いますが、進めば進むほど難しい、ということもないです。初めから結構難しく、最初の難所を抜けるにはある程度の根気は必要だと思います。

COMMENT

　HDMI、テレビは37型使用、難易度高で一度クリアしたのみ、シリーズは1のみプレイ済み。またオンラインは全くノータッチです。
　TPSの良作であった前作に追加要素を加え、ゲームとして純粋にチューンアップした感じです。目新しい部分はないにしろ、どの要素も平均以上の出来です。この手のゲームに抵抗のある人にも問題なくオススメできます。
　ただし前作同様、戦闘面は平凡なので、その手のゲームになれた人にはあまりオススメできないかもしれません。
　全体的に前作からのパワーアップが著しく、まさしく正当進化といえる出来です。特にうれしかったのが、ボス戦の追加で、特殊状況下でのイベント戦は前作から充実していましたが、通常状態でのボス戦が演出的にもよく出来ています。