PlayStation mk2 :: 実況パワフルプロ野球2011 レビュー

実況パワフルプロ野球2011 レビュー

発売元	コナミデジタルエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2011/07/14
価格	6,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：野球/育成 ■ プレイ人数：1〜2人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
0pt	1pt	3pt	0pt	0pt	1pt	2pt

総合点
10pt

GOOD!

サウンド 3点
まさに普通であるということでこの評価。パワプロらしいBGMと擬似応援歌です。
電源を入れてオープニングから、初めて試合開始をするまでの雰囲気は存分に楽しめました。

BAD/REQUEST

オリジナリティ 0点
PS3の第一作目である「パワプロ2010」はマイライフやチームエディットも無く、非常に物足りない作品でした。その作品と比べればある程度のモード追加などはありますが、パワプロシリーズの歴史を辿ると、今作でモードの出来が悪すぎる！！これぞパワプロと呼べるのは見た目だけで、長くプレイすればするほど出来の悪いゲームだと感じざるを得ません。野球の出来に関してもAIの頭の悪さ、ポテンヒット多発、NPBの現状に反する打高投低はお粗末過ぎます。ロープライスなら納得だけど・・・
サクセスの出来についても、QS(6回以上自責3以内)を達成している6回2失点の投手はやる気も評価も下がり、無安打の野手は評価が下がらない。子供が適当に設定したのだろうか？
マイライフも食事機能以外は試合するだけという体たらくです。
こんなゲームに対してオリジナリティは1点ですら与えられません。

グラフィックス 1点
2010から画質としては特に変わりは無し。相変わらずテカりとボヤけだらけで、これが高画質に見えるということなのだろうか？そういう特殊処理でごまかしても見辛いだけで、良い印象は残りません。
打撃でのオーラ演出や客席の反応などが追加されました。しかし、所々で処理落ちが起こるのはどういうこと？PCゲームじゃあるまいし、出荷前にPS3で再三のチェックをするはずでは？ここもお粗末すぎる。

熱中度 0点
上記のように野球に対する知識や評価、そしてゲームとしての完成度のいずれも酷い状態です。常にシラけて、イライラして、ガッカリする、もはや娯楽ではなく拷問であり、熱中することなど到底できません。イライラが募りすぎて熱中症にはなれるかもしれませんが・・・

満足感 0点
買ってよかったと思える要素は一つもなく、6000円をドブに捨てた後悔の念で一杯です。楽しさ、やりがい、達成感、この3要素をどれも低レベルでまとめられて満足できるほど人間はできておりません。

快適さ 1点
サクサクセスで比較的すぐに選手が作れること、オンラインでのラグが前作から若干改善されたことで、1点をつけました。しかしサｊクサクセス選手の能力は酷く低いものであることと、スキップできないイベント演出でテンポを崩すという本末転倒のシステムには驚きました。

COMMENT

野球ゲームとしての基本部分を疎かにしたまま、多機能をつけるという姿勢には全く賛同できません。
出来のいい野球ゲームを作ることが出来ないがために、他の面で補おうということなのでしょうか？
しかしその追加機能も出来が悪いので、結果的にゲームの評価を低いものとしています。
シリーズ物なのでファンが一定数購入してくれれば、それで良いということなのでしょうか？

このような物づくりを続ければ、いつかライバル作品が出た際に大打撃を受けることになるでしょう。