PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

・オリジナリティー

アトリエシリーズといえば、素材を採取し、その素材をかけあわせてアイテムを作る調合、そして調合したアイテムをイベントや戦闘に役立てる、というＲＰＧです。今回もその流れをしっかり踏まえた上で、前作トトリからさらに進化しています。
物語のメイン部分となる開拓システムも良好です。必要なアイテムを調合し採取地を開拓していくのですが、開拓の結果がマップに反映されていくのでアールズ王国が発展していくのが実感できます。
今作もマルチＥＤで、ＥＤの種類も多く、２周目以降でないと見れないＥＤもあるので、周回プレイも楽しめます。

・グラフィックス

まずＯＰのムービーの美しさ、迫力に鳥肌がたちました。ゲームを起動する度に毎回とばさず見ているほど飽きません。前作のアニメーションＯＰもよかったですが、今作の３ＤのＯＰはキャラクターの表情がいきいきとしていて、細かいところまで描かれておりすばらしいの一言です。いろんなゲームやってきましたが私の中では過去最高のＯＰになりました。
ゲーム内のキャラクターも、前作同様岸田メルさんの絵のテイストが世界観とマッチしていてとても魅力的です。各キャラの必殺技演出もいい味だしてます。特にトトリとステルクさんには製作スタッフの愛を感じました(笑)またアールズや各採取地の風景も丁寧に美しく描かれていて、冒険している気分にさせてくれます。

・サウンド

アトリエシリーズをやっていつも感じるのが音楽の秀逸さです。ボーカル曲が５曲あるのですが、どれも使われる場面の雰囲気にあっているものばかりで聞き入ってしまいます。錬金少女メルルの歌にはやられました(笑)
ワールドマップや採取地の曲が開拓が進むにつれて、にぎやかになっていくのも良いですね。開拓した実感が音でも感じられます。
１回クリアした後に見れるＥＸＴＲＡの音楽堂の作曲者コメントも楽しめました。
声優さんの配役も全く違和感なく、特に主人公のメルルは明坂さんでバッチリだったと思います。

・熱中度

気づいたら朝でした・・・みたいなことがよくありました(笑)それくらいどっぷりハマリました。良い素材を取ってきては、良いアイテムを調合する・・・基本これの繰り返しなんですが、武器、防具、アクセサリー、爆弾に回復薬と、何でも自分で調合して作るのでそれだけで楽しいです。新しく作った装備とアイテムをもって強敵に挑んでは返り討ちにあい、そいつを倒すためにさらに強いアイテムを考えて調合する・・・結局その周で倒せなくてもう１周・・・このサイクルが楽しすぎます。前作よりも準備をしっかりとしないと倒せない強い敵がいること、戦闘システムが進化して戦闘自体もおもしろくなったことも熱中する要因です。

・満足度

相変わらずの調合の中毒性と音楽の良さ、進化した戦闘システム、キャライベントの豊富さ、すばらしい３ＤのＯＰ、岸田メルさんの描くキャラ、明坂さん演じる主人公メルル、天使度がさらに増したトトリ、そしてまさかのエスティさんの戦闘キャラ抜擢(笑)などなどアーランド３部作完結編としてとても満足のいく作品です。２年前のロロナのアトリエからここまでパワーアップさせたガストさんに惚れ直しました。
ＤＬＣで追加マップや追加戦闘キャラなどもあるので、さらにやりこむ予定です。

BAD/REQUEST

・快適さ

他の方もあげているように、アイテムの特性検索がなくなってしまったのが痛いです。最高２０００個近くのアイテムの中からつけたい特性を探し出すのには骨が折れます。まあ見つけたときの喜びはあるんですが(笑)これにどうしても時間がかかってしまうので、できましたら是非修正パッチをよろしくお願いします。

COMMENT

マリー、エリー、リリーとアトリエ初期作品に当時ハマリました。それからはやや離れていたのですが、ロロナで久しぶりにアトリエの世界に戻ってきました。ところがロロナがやや期待はずれで続編のトトリも見送りました。そしたらこのサイトでトトリが高評価だったのでプレイしてみると非常に面白かったです。(トトリの時はブラウン管だったので文字が見づらかったですが)
なのでメルルは期待して予約して購入しました。期待以上の出来でとても満足しています。
今作でアーランドシリーズは完結のようですが、初期のザールブルグシリーズにハマッていたのと同じような感覚でトトリ、メルルは大変楽しめました。
今後のガストさんの新アトリエシリーズにも期待しています。

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