PlayStation mk2 :: 実況パワフルプロ野球2010 レビュー

実況パワフルプロ野球2010 レビュー

発売元	コナミデジタルエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2010/07/15
価格	6,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ニュース
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：野球／育成 ■ プレイ人数：1〜2人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	3pt	0pt	0pt	1pt	1pt

総合点
22pt

GOOD!

グラフィックには驚きました
スタジアムの芝生から選手のヘルメットまでとても綺麗で「さすがPS3スペックだな」と感心しました
照明の光と影の作り方もこってるなと言う印象を受けました

またリプレイもただ再生していますと言う感じから、リアルタイム感が出て試合していると感じました
ペナントでの育成方法がカード式になったのは革命的だと始めは思いましたが、やっていくにつれ欠点も・・・（詳しくはBADで）
選手の顔が設定されて個性がでています

BAD/REQUEST

正直ひどいです
特に打撃の判定には何度もコントローラーを投げそうになったほどです
これは他のレビュアーの方もあげてますが、真芯を外すための変化球が空気です。酷すぎます
特に自分はPS2のパワプロをやっていて、「PS3のパワプロがこの前出たな」と思い付きで買いに行って帰って即プレイだったので、今までではフライだった打球がホームランになった時は目を疑いました
真芯からボール半分外れたってお構いなしにホームラン。最悪、外野フライ？何それ？ということになります

サクセスは12球団選べます。ただし、登場キャラクターは1人変わる程度であとは使いまわしです
手抜きにもほどがあります。しかも、育成期間は今までで最短と言える短さです
センス○があっても、虫歯とかのせいで普通の選手より低い能力になってしまうこととかざらにあります
チームの勝敗は完璧に運です
どんなに押さえようが打ってくれない時は打ってくれない
どんなにホームラン打とうが、味方投手が打たれる時は打たれます
サヨナラ負けなんてした時には泣けます

ペナントはカード使用によって選手が育っていくというカード式が面白いとは思いましたが、やっていくうちにある欠点が見えてきました
カードを使うにあたって伸びしろと言うカードを使用できるスロットみたいなものが選手それぞれ設定されているのですが、若い選手だからと言って伸びしろが多いわけではなくひどい選手だと伸びしろがまったくない場合もあります。つまり、最悪の場合、ぱっと見でその選手の将来が見えてしまいます。そのため、即育成外ということも何度かありました

サクセス、ペナントとモードの話をしましたが、私としたらパワプロの中で最も楽しみだったマイライフが削除されたことは衝撃的でした
のちPSPではあると知った時、かなり頭に来たのを覚えています

グラフィックは確かに綺麗なものですが、選手の顔の設定は面白いと思った半面、これはいらないだろ、と販売前から思ってました
実際購入して「こんな顔とかに手間かけるくらいならモード復活させろ」と思いました

COMMENT

初めて販売されたパワプロとPS2のパワプロすべてをやっていますが、手軽にでき尚且つはずれはない良シリーズという印象をもっていましたが、蓄積された信頼をすべてぶち壊された感じです

プレイをしていて初めて「ク○ゲー」と呟いていました
気が付けば、PS2のパワプロをやっていました。こっちの方が楽しい・・・

制作スタッフの愛がまったく感じられない駄作です
商売っ気丸出しで、悪意すら感じるものとなっております
新作にはユーザーの声に耳を傾けてほしいですね