【PS2】SDガンダムジージェネレーションウォーズレビュー(評価)

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SDガンダムジージェネレーションウォーズレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/08/06
価格	7,329円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：シミュレーション ■ プレイ人数：1人

スコアボード

中央値: 62
難易度: 1.40
レビュー数: 25

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

30-39

20%

40-49

16%

50-59

32%

60-69

32%

70-79

80-89

90-100

【60点以上】
64%
【標準偏差】
11.11

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

　388人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	5pt	2pt	3pt	4pt	3pt	2pt

総合点
68pt

GOOD!

戦闘のアニメーションは、前作までの妙なぎこちなさが消え
人物カットイン演出も自己主張が控えめになり
少ない枚数で良くここまでと、センスの良さに脱帽するばかり

システムにスリム化のメス
特にハロランクの廃止が大きい
資金による一元管理ができるようになった事で直感的かつスマートに

難易度の低下
また一からか･･･と思っていただけに、これは素直に嬉しい
シリーズ経験者は、序盤からサクサク進められる難易度
注：シリーズ経験者に限る

BAD/REQUEST

BGMは、あまり耳に残らないというか印象が薄い

内容の薄さをカバーする為にプレイヤーの
プレイ時間稼ぎの意図が丸見えなベーシックの概念は非常に不愉快

戦艦毎に配置するマスターの意義が薄いというか概念が不要
チームリーダーと被る上に、戦闘でのリンクが
無駄に複雑さ増す要因にしかなっていない

ウォーブレイク等と御大層な中二的ネーミングセンスだが
実はどこにでも在る単なる増援フラグ

COMMENT

ユニット数やキャラクター数等、残念な部分も多々あれど、
容量とのトレードオフと割り切れれば、なかなかの良作。

特にストレスを感じさせないテンポの良い戦闘アニメーションのセンスが半端ない。
またユニット個々のアニメーションも設定や小ネタを反映させた上でMSの挙動を損わぬアニメーションに仕上がっている。

アニメーションでのスーパーとリアルの差別化が失くなりつつある
第二次α以降のスパロボにぜひ見習って欲しいセンスの良さ。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
ポリゴンゾーラさん [2009/09/03 掲載]

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　421人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	2pt	4pt	3pt	4pt	1pt

総合点
68pt

GOOD!

※前作の魂(スピリッツ)のみプレイ済み。

●演出の強化
戦闘での字幕表示が消えすっきり。戦闘シーンへの切り替えは速いし、頻繁にカットイン演出が入るので見ていて楽しい。キャラの全身像も編成で確認できる。コクピット内の形状が機体それぞれに設定されていたり、特別な連携攻撃演出を見せる機体もあったりと大満足の出来だった。

●ハロスコア廃止
とにかくフル支援で一匹ずつ敵を倒せと強要された前作のハロスコア。今作はこのシステムが撤廃されたためゲームテンポ・快適性が飛躍的に向上。また「マスターキャラ」のおかげで主人公パイロットがすぐ使えるので、「本命キャラをゲットするために他のキャラを育てなきゃならない」という魂でのジレンマは解消されている。キャピタル(お金)が手に入りやくなっている点も有難い。

●ウォーズブレイク(WB)
戦力に合わせて敵増援のトリガーを引くかどうかを自分で選択できるようになっている。自軍が育っていないならWB起こさずそのままクリアでもいいし、態勢を整えてから自分のタイミングで･･･と臨機応変に対応しやすい。ただどのステージがWB未クリアなのかメモっておかないとわからなくなる＝自己満足に過ぎない仕様(結局は経験値・キャピタルが増えるだけ)なのはちょっと物足らない気もする。

●機体交換
その能力に見合った他の機体と交換できるように。このおかげで末端の機体でも開発が止まることがなくなった。コストがそれなりにかかり乱用できないようにバランスも取られている。

●その他
・前哨戦が廃止された。
・最大で戦艦2隻、ユニット18機まで出せるようになった。
・キャラクターアビリティを導入することでキャラに個性がついた。
・チャンスステップの回数に制限。EN尽きるまで暴れ回る所謂「無双」がしにくくなった。
・よく使う機能を自分でカスタマイズできるフリーコマンドは便利。

BAD/REQUEST

●ストーリーを追体験できない
シナリオが大雑把過ぎて大筋さえもわからない。Z・G・Xは3話、ZZなんてたった2話。１st〜ZZくらいまでしか原作を知らない私にとっては致命的。魂ではその世界観に引き込む力があっただけに尚更。またフルボイスではないので知らない作品だと脳内補完できないのも痛い。

●ベーシック機体(能力の低いダウングレード機)の存在
使い込めば正規ユニットに開発できるのだが要求されるレベルが10以上とかなり高い。「マスターキャラ」を誰から選んでもゲームバランスが崩れないようにするためだろうけど、プレイ時間が延びる非常に厄介な存在となっている。

●戦略性と難易度低下
ハロスコアが撤廃されたことで支援攻撃を行う理由が見出しにくくなった。よってマスター/チーム範囲やユニットの攻撃順序を意識する必要が殆ど無い。また出撃後すぐ攻撃できるようになって戦艦に戻るデメリットが消えたので、出撃→敵撃破→チャンスステップ→帰艦のような引きこもりも可能になってしまっている。ゲームテンポのために戦略性・難易度が犠牲になった感じだろうか。

●その他
・プロフィール100％達成してもごほうび無し。完全な自己満足。
・着メロのようなチープな原曲アレンジがある。魂のような主題歌がないのも残念。
・高レベルになるほど取得経験値が減るのでレベル上げが辛い。
・多弾ミサイル系が強いのは相変わらず。
・いつでも変更可能な難易度変更が欲しい。

COMMENT

ハロスコア廃止・リンクスカウトシステムにより前作とは比べ物にならないほど遊びやすくなりました。ですが「頑張ってプラチナとって強いキャラやパーツを手に入れる」というような達成感を味わう「ゲーム」の部分も一緒に削ぎ落とされています。面白いには面白いけど、ちょっと淡白すぎるような･･･という印象でしょうか。

特に支援攻撃の存在感の無さが際立っています。命中率補正ではなく(大抵の攻撃は支援なくても命中するので)、経験値にボーナスとかMP増加に補正がかかるとか、もっと積極的に支援攻撃を使いたくなるような恩恵が欲しかったところです。

又、ただクリアするだけならそんなに時間がかからず終わってしまうので、「全機体を生産登録する」とか「好きな機体を改造ボーナス併用で鍛える」など自分なりの目標を見つけることができるといいかもしれません。

因みに自分自身知らない作品の方が多いせいか、酷評されている「機体やキャラクターのリストラ」についてはあまり気になりませんでした。難易度関連は機体開発・設計等に攻略サイトを参考にすると便利になる程度で、シナリオ攻略については情報不要でクリアできるレベルです。初心者にもとっつきやすいのでお勧め。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
あんあんさん(レビュアー情報) [2009/10/26 掲載]

このレビューはオススメ？

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　387人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	3pt	4pt	3pt	4pt	1pt

総合点
70pt

GOOD!

前作よりも難易度が下がり、やりこみ派でなくても遊べるようになった
ウォーズブレイクを発生させなければアッサリとクリアできるステージ多数

交換システムが導入されたことによりモビルスーツ運用の幅が広がった。
ひょっとしたらゲームバランスの崩壊につながるのではないかと思っていたが
交換のためには多大な費用とオプションパーツを消費しなければならない
うまくバランスがとられている

戦闘のアニメーションが進化した。スパロボと互角以上
支援戦闘時のアクションもスムーズ

正規のシナリオに加え、やり込み派向けのエクストラステージも作られている
エクストラステージは正規シナリオで収められなかったストーリーも含まれている
大して強化せずにエクストラに望むとズタズタにやられるためある程度の強化を求められる

顔グラフィックのみではなく、キャラクターの全身が描かれるようになった
原作キャラクターのみならずオリジナルキャラクターの全身も描かれている

従来のGジェネシリーズは攻略本やネット情報などの攻略ソースが
必要不可欠だったが今回はソースがなくともスピーディーに進められる

BAD/REQUEST

ウォーズブレイクはよくよく考えたらウォーズブレイクはただの敵の増援に
名前をつけただけ。今回の最大の売りであるような文句だが新鮮でもなんでもない。
また、1stのシナリオでSEEDのクルーゼ隊が参戦してきたり、かなり
めちゃくちゃな構成になってしまっているので、忠実にシナリオをこなしたい
プレーヤーは違和感を覚えるはず。まったく異なるシナリオとクロスさせるなら
クロスさせるで、ゲストキャラと介入敵キャラのイベントを用意するなど工夫がほしい

ウォーズブレイクにもかかわることだが正規シナリオの再現性はかなり低い。
というかどれもこれもストーリーが中途半端すぎて「とりあえず原作をなぞっています」程度。
例えば1stなんかは「ガンダム大地に立つ」ではなく、いきなり大気圏突入からスタートしている
そこにウォーズブレイクでありえないキャラクターが被さってくるため、もうめちゃくちゃ。
原作シナリオを大幅にはしょっているため、これまで存在したムービーも大幅にカットされた
原作シナリオを再現したムービーが削除された一方で、ウォーズブレイクに関連した
ムービーが中途半端に追加されているわけだが、空回りしている。

今回のユニット育成は攻撃力さえ強化してしまえばごり押しで
どんどんシナリオを進められる。次回以降はパラメーターのバランスを見直したほうがいい。

敵ユニットの登場数がシリーズ最少？とも呼べるくらいに少ないので、ユニットや
キャラを強化するためには同じステージを何度も何度も繰り返さなければならない。
オプションとして「敵キャラクターの出現数」をコントロールできるようになればいい。

プロフィール100％を達成しても何のボーナスもない。ただの自己満足で終えるには
味気ないので、そこからさらにやる気を起こさせるような何かがほしかった。

エクストラステージオールクリアと同時に最強クラスのユニットが手に入るわけだが
それ以上進むステージがないのに最強クラスのユニットを手に入れても使いようがない。

SFSが削除されてしまったため、適性のないユニットを出撃させるためには
かなりの数のステージをクリアして特殊なオプションパーツを手に入れなければならない。
敵ユニットの中にはSFSに搭乗して出撃してくる機体もあるのに、なぜプレーヤーサイドの
SFSをカットしてしまったのか、よくわからない。

バグだか使用なのかはわからないが、戦艦用EN回復パーツを装備できるモビルスーツが
おり、使い方によってはゲームバランスを崩壊させてしまうため、次回以降は今作のような
バグが出ないようしっかり見直してほしい

次回はもっとオリジナルキャラクターを増やしてほしい。というより、前作から削って
しまったキャラクターたちを復帰させてほしい。可能であればオリジナルキャラだけで
部隊を組んでクリアしたい。同時にオリジナルユニットももっとバリエーションを
増やしてほしい。オリジナルキャラクターやユニットにもっとストーリーを付加していい。

COMMENT

不満に感じた部分も多いが、出来としては及第点。可もなく不可もなく。
ものすごく期待していたわけではないので、まあまあ満足している。
Gジェネスピリッツはかなり不満の残る出来だったため、改善を期待して
ウォーズを購入したが、前作の不満点はほぼ改善されていた。
しかし退化した部分も多々あった。

ウォーズブレイクの導入はマンネリ化防止のための苦肉の策かもしれないが
ゲームのシステム自体は熟成されているので、もっとプレーヤーを引き込むような
演出を盛り込んでほしい。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
2.05.9さん [2009/09/29 掲載]

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　385人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	2pt	4pt	3pt	4pt	1pt

総合点
71pt

GOOD!

・早くもＧジェネで００作品のキャラやＭＳが使えるようになったこと。

・前作スピリッツの時のようにゲスト軍だけで戦うステージなどが少なく、自軍も戦艦が２隻まで出せるようになったので、好きな機体を一度に沢山活躍＆育成できる。

・戦闘シーンはスタートするまでの読み込みが短く切り返しがスムーズ、又前作よりもＭＳが
なめらかに動くようになった（といっても１機１機のアニメはスパロボには劣るかと・・・
支援攻撃などで複数機で攻撃を仕掛けた際が熱いです。

・ウォーズブレイクは要は自分で戦闘を継続させるか、それともここら辺で切り上げるか選択できる感じで、条件を満たすと増援が出現する仕組みになっていて、これにより自分のペースでゲームを進めることができる。
ただ一部の作品ではブレイクさせないと、そこでしか出てこないキャラやムービーなどがあるのでプロフィール１００％を目指してる方は攻略サイトなどで、調べておくと良いです。

BAD/REQUEST

・参戦作品に００のあとにまだ別な作品が収録されているように宣伝しておきながら、結局はセカンドシーズンからＭＳが数機だけというあっけなさ。
パッケージにも出てしまっているので、大したサプライズ感はない。

・前作はＵＣに絞っていたのでまだまとまっていた感じでしたが（それでも収録機体などの少なさで不満はありましたが）今作はＵＣも残しつつアナザーも入っているので、ＵＣ系特にゲーム作品の外伝や、小説シリーズなどはＭＳ１機にキャラ１人か０などやけくそ収録みたい。
これならＵＣをばっさり削って、ＳＥＥＤアストレイやＷガンダムのＧユニットなどをその空いた容量で収録した方が統一感があるのではなかったかなと思います。
なんかＧガンダム以降の収録機体やキャラもこれは最低限入ってないとマズイだろみたいなラインナップばかりで脇役系が全然いない。
（ガンダムＸでは最低限いなくてはマズイキャラや機体も一部入ってません；）

・ウォーズブレイクは確かに自分で増援を呼ぶか否か選べてとても個人的には好きなシステムなんですが、肝心の原作再現がかなり短縮、リメイクされてるあげく本来その作品内で展開する話に無理やり他作品のキャラが入ってきてぶちこわしてくる。
ちゃんと原作のストーリーをある程度再現した上でのコラボにして欲しいです。

・〜ガンダム（ベーシック）などの水増し機体や同じ機体の能力開放など似たようなのが多すぎる；

・スカウトできないキャラが多い、まだ脇役キャラが使えないとかなら譲れますが作品によっては主要キャラでさえスカウトできない者もいて専用機ややっぱこのＭＳにはあのキャラでしょっていう組み合わせが出来なくて歯がゆい思いもしばしば、一度購入前に自分の好きなキャラは使用可能になるのかよく調べて見た方が良いかと思います（特にＳＥＥＤ作品好きな方要注意）

・プロフ以前に話にすら出てこないキーキャラが結構いる、話省略しすぎて肝心なキャラでさえ削るってどうなの？（ＳＥＥＤフレイ００マリナ・リボンズなど）

・テンション上がる時に超強気から演出が長くてテンポ崩される。

・ＳＥＥＤ系の主役級ＭＳでＮジャマーキャンセラー装備のＭＳにゲームの仕様上仕方ないかもしれなけど、デュートリオンビーム受信と設定するのはさすがに改変しすぎな気がします。

COMMENT

ゲームとして見たら難易度もそれほど高くなくサクサク進められるし、戦闘アニメやＭＳのモデリングなどもすごく進化してるんだけど、ワクワク感はどんどん削られていってるなぁと思いました。

Ｆの頃のような当時で必要最低限なキャラはもちろん入っててさらにこんなキャラやＭＳまでいるの？といったようなものは全然ありません。

ガンダムそんなに詳しくないけどシュミレーションゲームがやりたいといった感じの方には馴染めるのではないかと、逆にＦの頃から遊んでいてマニアックな機体などを望んでるガンダムファンの方にはこんなもんかよ；と感じてしまうかもしれません。
個人的にはゲームとして遊び好きな機体やキャラを育てやすくて快適ですが、プロフを埋めてく楽しみはそんなに感じられませんでした。

３０周年記念作品というわりには何か物足りない作品です。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ヒジリさん [2009/09/03 掲載]

このレビューはオススメ？

[問題報告]

　387人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	3pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
71pt

GOOD!

前作（SPRITS）の悪かった点のほとんどが改善されて非常に遊びやすくなった。
前作は
・敵の増援の出現の仕方が理不尽。ターンエンドしたら敵のターンに大量の増援が出現→成す術無くゲームオーバー。
・固定のゲストキャラ、ユニットしか出撃できないステージが多い。自軍がどんなに強くなってもゲストの弱いMSが撃破されたらゲームオーバー。
・全てのステージでハロランクプラチナをとらないと原作の主人公はスカウトできない。

などバランスの面で理不尽な点が多かったが、今作ではそのほとんどが改善されている。
・基本的にWARSブレイクを起こさないと敵の増援は発生しない。
・キャラ、ユニット固定のステージは無くなった。
・キャラは主人公も含めどれかシリーズをクリアするだけでスカウトできる。

その結果、システムは前作と同じだが別物と言っていいほどにストレス無く遊びやすくなっている。
この点は非常に大きいと思う。

それ以外の点では
・宇宙世紀以外の作品の追加
・戦闘シーンはいろいろと微妙な改善が図られている。
（例：支援攻撃時に攻撃を受ける側の演出は、同種の攻撃ならば一斉に表示されるようになった、量産MS同士の特殊演出、など）
・キャラごとの固有スキルの追加。
・OPが3つつけられるようになったので、かなり自由にMSを運用できる。
・前作ではほとんど無かったキャラのカットインが豊富に入るようになった。
・プレイヤー側である程度難易度を調整できる。WARSブレイクを起こさなければ強敵は出現しないのでWARSブレイクを起こさずにステージだけクリアし、スカウトできるキャラを増やしてから改めてWARSブレイクにチャレンジ、といったことが可能。

など。
戦闘演出は前作以上に豪華になっており、キャラとユニットによっては非常に気合の入った演出が見れる。
特にGガンダムやSEED、OO系はスパロボにも負けない派手な演出が入る。
2009年のゲーム映像として際立った美しさというものはないが、アングルやビームサーベルの振り方、ビームライフルの構え方などいろいろと細かいところも凝っていて見ていて楽しめる。

前作に登場したMSでも戦闘グラフィックが変更されているものもあり、その点も嬉しい。

お気に入りの作品のキャラ、MSを自由に編成して戦わせられるというGジェネ本来の楽しさは変わらず。

BAD/REQUEST

・OOセカンドシーズンが入っていない。できればユニコーンガンダムも入れてほしかった。
・宇宙世紀以外の作品の追加のためか、Gジェネならでは！というMSが無くなってしまった。高機動型ザク、ライデン専用ゲルググなどのマニアックな機体は出ない。キャラも同じ。いい意味でのマニアックさが大幅に薄れた。
・登場しないキャラが多すぎる。物語中重要なキャラですら出ないことがある。
・スカウトできるキャラが少ない。人選も疑問。味方側の人気キャラがスカウトできないのに終始敵側だったキャラがスカウトできるなど。特にSEED系。
・Gジェネオリジナルキャラですら前作より減っている。
・08小隊などSTAGEが存在しない作品も多い。
・WARSブレイクのシステムはよいが、それで起きるイベントが原作を無視したものが多い。特に初代は原作の再現率が低く不満。
原作の名場面を再現せずに、全然関係ないシリーズのキャラを出されても正直しらける。
WARSブレイク1は原作通りのイベント、WARSブレイク2では原作とは異なるイベント、という風にすればよかったように思う。
・MS、キャラ、ステージ数、全てにおいてボリュームが足りない。ステージ数にいたっては前作よりも減ってる。

COMMENT

ゲーム雑誌のレビューにあった広く、浅く、というのがまさに当てはまる印象。
参加作品が増えたこと、遊びやすくなったことはいいが、マニアックさが大幅に薄れた点、ボリュームが足りない点は非常に惜しい。
ガンダムシリーズが全般的に好きな人ならばいいが、特定のシリーズのファンの場合はおそらく満足できない。
また古くからのGジェネファンにとってはマニアックさが薄れている点が大きな不満点。
特にガンダムと言ったらやっぱり宇宙世紀！という人は物足りないと思う。

ゲームバランスが改善されてストレス無く遊べるようになった点は大きく評価できる。
攻略本など見なくてもサクサク進めるし、何も考えずに遊んでいて楽しい。
あとは原作の扱い方をもう少し考えてくれれば、と思う。
単に異なる作品のキャラ同士を競演させるだけではファンは喜ばない。もう一工夫が欲しい。

ゲームとしては理不尽なバランスもなく、難易度も低めで気軽にいろいろなガンダム世界を楽しめる良作。
あのガンダムもこのガンダムもそれなりに好きという人、多少ボリューム不足でもGジェネで遊びたいという人にオススメ。
自分はどのガンダムもそれなりに好きなのと、お気に入りのGジェネオリジナルキャラが残っていたのでかなり熱中できたし満足できた。