PlayStation mk2 :: セインツ・ロウ 2 レビュー

セインツ・ロウ 2 レビュー

発売元	ティー・エイチ・キュー・ジャパン（オフィシャルサイト）
発売日	2008/12/04
価格	7,140（税込）
レーティング	【Ｚ】18才以上のみ対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ (廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：クライムアクション ■ プレイ人数：1人【廉価版】 ■ 発売日：2010/06/10 ■ 価格：2,940円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	2pt	3pt	5pt	1pt	3pt	2pt

総合点
60pt

GOOD!

どうしてもＧＴＡとの比較になってしまうのですが、

・キャラメイクが可能。
　この要素があるか無いかで、ゲームへの感情移入度が格段に違います。
　２からは女性キャラも作れますし、男女共にかなり細かくメイキングが可能です。
　また、ゲーム内で購入できる衣服の色や組み合わせにより、他ゲームのキャラに似せて
　作ったりすることも可能（但し限界はもちろんありますが）。
　この要素だけでかなり自分は遊べました。ほんとに時間を忘れてしまいます。
　なので熱中度は５点にしました。

・豊富なミッション、アクティビティ
　かなり馬鹿げたものもあり、まじめ路線に走ったＧＴＡよりも楽しくプレイが出来ます。
　そうは言っても、メインのミッションはそれなりにシリアスな部分もあります。
　そういう意味では、ＧＴＡ流れのゲームではあるものの、もはや内容はオリジナルと
　言っても過言ではない思うので、オリジナリティは５点です。
　ただし、別の意味でバッド面もあります。

BAD/REQUEST

満足感については、１点としました。
Ｇｏｏｄにて熱中度５点つけといて、どうして満足感が１点なのかと思うでしょうが、
それは規制により、削られてしまった要素が多々あるからです。
規制については、
　・死体がすぐに消える。そのため死体には当たり判定なし。
　・アクティビティのヒットマン、メイヘムがまるまる削除。
　・ヒューマンシールド（人を盾にして銃を構える動作）の削除。
　・マルチプレイでの上記ヒットマンが絡む対戦が出来ない。
　・オンラインは日本のみ　など。
　特にアクティビティとヒューマンシールドの削除が一番の痛手でした。
　
　アクティビティの削除は、ゲーム全体のボリュームの削除につながっているし
　ヒューマンシールドの削除については、銃撃戦時の攻略要素の幅を狭めています。

グラフィックはＧＴＡよりも劣ります。一世代前といった感じは否めません。
ここはやむを得ないところもあると思いますが、マイナス点です。

COMMENT

自分でアレンジして作ったキャラクターは本当に思い入れが出ますので、それを操作して
ミッションやアクティビティをこなしていくのが楽しいです。
しかし熱中しますが、規制により本来のゲーム性を最大限に引き出せていないと思います。
北米版なら規制がないので、そちらをお勧めしますが、当然日本語にローカライズされて
いないので、悩むところです。
ＸＢＯＸ３６０を持っているなら、規制が少ないので３６０版を買ったほうがいいと思います。
（それでも若干の規制はありますが、ＰＳ３版よりは遥かに程度は良いです。）
実は、両機種持っていたのですが、ＰＳ３版を買ってしばらく経ってから規制の違いに
気づきました。
ＸＢＯＸ３６０版を買いなおしてプレイしてみましたが、もっと早く気づくべきでした。

なにより、ゲーム自体は面白いのにハードによる規制（または規制の違い）のために
面白さが半減し、ソフトそのものの低評価につながれてしまうのは非常にもったいないと
思います。
ただでさえ、マルチで出るタイトルはＰＳ３版のみ劣化というのが最近目立つような
気がするので、非常に残念です。