PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

オリジナリティに関しては、これこそまさにFFというべき作品。 RPGでありながらゲーム性よりストーリー・演出を重視し、さらにやりこみ要素もあるという他に類を見ない作品となっています。
普通のＲＰＧとはまったく違う、ＦＦというジャンルということで、オリジナリティは満点です。

説明の必要のないグラフィックは、色彩のセンス・造形ともに抜群です。 FF7ACCをも超えるプリレンダムービー、それよりは落ちますが、映像作品としても充分鑑賞に堪え得るカットシーン。グラフィックで文句言う人はまずいないでしょう。特に11章・12章は鳥肌もの。

BGMは素晴らしい曲が多いです。カットシーンで流れる曲、戦闘曲、タイトルバックの曲は全て文句なし。ただ、一部フィールドシーンで流れるBGMがマッチしてないかな？という気はします。

終盤のやりこみ要素はかなり歯ごたえがあります。
ラスボスより強い敵がゴロゴロいますので。
そしてなによりストーリーがすばらしく、寝る時間も惜しんで先に進めたくなります。
シリアス、スケールの大きい濃厚なシナリオは本当にすばらしい。

そしてインターフェイスは親切さを前面に押し出してます。
どこに進めばいいか、目標地点をマップに表示してくれる親切さ。
戦闘自体は難しい割りにリスタートがあるのでクリアを投げ出すほどではない難易度。
これだけの規模の作品でありながら、ゲーム中は読み込み皆無に等しい。
快適性は満点です。

そして満足度。
上記のように私は非常にたのしめました。
ゲームとしてというより、映像作品としても満点に近いです。

BAD/REQUEST

サウンドがすばらしいのですが、一部ＢＧＭがちょっと場面とあってないところが気になりました。

あとＦＦはずっとそうですが、ストーリー進行を重視したゲーム性であるため、ＤＱのようなオーソドックスなＲＰＧが好きな人には合わないかもしれないです。

雑魚でも普通に強いので、投げる人が結構いるかも・・・

COMMENT

32インチＨＤ液晶テレビ、5.1chサラウンド環境でプレイ。

購入動機は当然、ＦＦだから。
ＦＦ10をやって楽しめた人なら文句無く買いです。
逆に昔のFFやDQを求めてる人は、11章にはいるまでつまらないと感じるかも。
戦闘はリトライが出来る代わりに一戦一戦が全力で、FPSをやってるような感覚に近いです。
そういう意味ではこれまで以上に人を選ぶFFといえるかもしれません。

ですが、私のように今のFFが好きで、その進化型がやりたいという人は、システム・ストーリーにはまれば間違いなく楽しめます。

徹底的にシナリオ重視の中盤まで、やりこみ要素ばつぐんの終盤、一粒で二度おいしいソフトでした。