PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

■快適さ＝満点
キャラが「チャキチャキ」、電撃は「バリバリ」飛びます。
舞台は箱庭なのですが、最初にちょびっとローディング、後はロードレス・ストレスレス。
間断なくオートセーブが入るので、やり直しもタンコブ程度、苦痛になりません。

ストーリーの継ぎ目でアメコミ調の挿絵が入りますが、不意打ちに真剣で、世界観を踏襲しており、引き込まれます。

超人を体現するアクションの繰り手となりましょう。
ただただ、楽しいです。
進行する毎に多彩になってゆく超人アクションを世紀末汚物どもにキメていくのです。
FPSではお馴染みのヘッドショットが、infamous世界ではヘッド「ショック」なのです。
そーいう一味違うアクションの妙味がこのゲームでは味わえます。

BAD/REQUEST

完全にローカライズされているとは言い難い。
ゲーム内では、ＴＶや市民の声が至るところに溢れており、
それらがinfamous世界の危機を煽っていることは確かなのですが、
残念ながら英語のままです。
ヒーロー、ヒールを選択したところで、私たちにその声は届きがたいでしょう。

善か悪かを行動で示せるようですが、実感に乏しいのです。
ストーリーの大筋が変わるでもなし、目立った損得も乏しいようですし、
大いに暴れるか、頸木に自ら片足をはめるかの、二者択一で、どうにも釈然としません。
一粒で二度美味しいところまで煮詰めてほしいところ。

COMMENT

縦方向の箱庭アクションゲーム。
それがinfamousです。

日本では売れない洋ゲーだと割り切ってか、広告も貧相、いまひとつ実態がわかりづらい。
しかし蓋を開けてみれば意外や意外、初版にしては完成度が高い。
ストレス発散におすすめです。

主人公はヒーロー性ゼロな坊主頭ヤンキーですが、見ようによってはベッカムに見えないこともない。
彼の繰り出す電撃は汚物どもと私たちの二十一世紀ストレスを消毒します。