PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

【オリジナリティ】
ありそうでなかったダークファンタジーのアクションＲＰＧ。
しかも絶望的なくらい情報も少なく、孤独感すら漂う硬派な作品。
世界観、システム共に他に類を見ないほどユーザーを突き放している。
しかし、それが不快ではなく、あくまでゲームの演出の一つであることが
プレイをするとよくわかる。

【グラフィック】
ＰＳ３用のソフトとして、また技術的なものとして
「非常に美しい」という評価にはならないが、
世界観が独特で、プレイヤーを包み込む重苦しく
不快な空気や質感が非常によく表現されている。
個人的には「世界観に合った表現がすばらしい」という評価。

【サウンド】
余分な音は何も聞こえない。
けれど、敵のうめき声、鎧のきしむ音、ドラゴンの吐く息、
これらの音ははっきりと聞こえ、プレイヤーに恐怖を与える。

またボス戦のみ適度なＢＧＭが入りますが、これも雰囲気に合っていていい。


【熱中度】
非常に難易度が高く、じっくり敵の動きを見極めて攻撃しないと
即死につながる緊張感が否応なしにプレイヤーを
デモンズソウルの世界に引き込んでいく。

また、死亡するとそれまで得たソウルを消失するため、
死亡時にソウルを取り返すために再度挑戦してしまうという
中毒性を併せ持っている。

【満足度】
私は中古で購入しましたが、定価で購入してもよかったくらい満足しています。
ただ、やはり人を選ぶゲームであるため、合わない方には
超難度のクソゲーと言うことになってしまうのではないでしょうか。

BAD/REQUEST

【快適さ】
リトライ時、または他フィールドへの移動時のロードが長い。
何度もリトライをすることが前提のゲームであれば、
ここはもう少しがんばるべきであったかと思う。

【その他の点】
＜防具の防御力と重さの概念＞

どのボスも大抵の攻撃は致命的なダメージを与えてくるのですが、
これが鎧だろうが服であろうが大差ないという事実。

それなのに鎧、盾、兜などのような重装備は動きが非常に遅くなります。
するとすばしっこいボスには攻撃すら与えられず、たこ殴り。
であれば重装備は大してメリットがなく、身軽な装備の方が圧倒的に有利です。

非常に個性的な防具がそろっているにも拘らず、
このような仕様は少し残念だと思います。

＜オンラインでの黒ファントムの侵入＞
これは好みの問題ですが、私は少し煩わしいと思いました。
一人でじっくり進めているのに、いきなり侵入される。

やっているうちに慣れはしましたが、
不意に侵入されると何の準備もしていないため、
わけがわからないまま殺されて終了してしまう場合も。
もちろんソウルは失いますし、そのステージはスタートからになります。

緊張感があっていいと言う方もいらっしゃいますが、
私としては冒険の旅を邪魔しに来る人でしかなく、
ストレスしか感じませんでした。
下手だと言われればそれまでなのかもしれませんが…。

そのため、途中からオフラインに切り替えて
プレイしていたくらいです。

＜ステージ１のボスがある意味最強、最恐である＞
２ステージ以降は徐々に慣れる、あるいはレベルが上がってくるため、
それほど脅威には感じませんでした。
最初の城のステージの巨大な騎士がとてもインパクトがあったのですが、
それ以降は大きさもこじんまりとし、多少ごり押しもできるボスがいたりして…。
特に最終のただ殴るだけのボスは何とかならなかったのかと思います…。

COMMENT

多くの評価で高難易度という情報を得ていましたが、
世界観に魅かれて購入。
確かに難しいところもありましたが、
ボスを討伐した時の達成感はやはりたまらないものがあります。

特にこのようなＲＰＧやアドベンチャーゲームの購入の際には
世界観を非常に重視するのですが、大正解でした。
このダークファンタジーの世界に少しでも興味を持った方は
買ってみて損はないと思います。

ＢＡＤの方が長くなってしまいましたが、
個人的には良い評価でオススメのゲームです。
久しぶりに手に汗握りながらプレイするソフトに出会いました！

ぜひ、購入を悩んでいる方にオススメします。
そして購入してデモンズソウルの世界に放り出された時に
こう思ってください。




「ここからが本当のデモンズソウルだ」




アンバサ…