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GOOD!

エンパイアーズは戦国しかやっていないので、レビュー中にそれとの対比が多くなると思います。
三国5無印とSPはやっていません。
難易度の数字は標準難度準拠ですが、レビュー本文は高難度プレイに準拠しています。

・連武が実は面白かった。個人的にはこれが最大の収穫です。
攻撃キャンセル回避のおかげで瞬時に攻守の切り替えができ、また回避からの攻撃もスムーズなので、引くべき所できっちり引いているにもかかわらず、ずっとプレイヤーが攻め続けているような感覚を味わえます。
敵のカウンターの前兆や操作キャラ後方の敵の行動を見落とすと即吹っ飛ばされるので、攻撃一辺倒な人には厳しいでしょうが、そういう人はそう多くはないですよね…？
・敵ザコが非常に多い。武将プレイ時には撃破数がクリア条件になっていることも多く、ザコの相手がただの時間の無駄でしかなかったオロチZと違って、素直にザコと向き合えるようになったｗ
・光の表現方法がより自然に近くなったためか、大気に透明感がある。
・無双のサウンドに一番期待しているのは高揚感なので、今回は文句ナシです。戦闘前の読み込み時間にBGMの選曲と試聴ができる点も好印象。
・ソウルキャリバー4ほどではないものの、エディットにやたら気合いが入っています。既にDLC第一弾が配信されていますが、今後も期待できそう。ちなみに第一弾は無料でした。
・在野、および士官時のプレイ感はエンパというよりも修羅モードでした。修羅モード好きの自分にはうれしい仕様です。もちろん君主時には通常通りのエンパになるので心配無用。

BAD/REQUEST

今回はエンパイアーズの面白さがかなり損なわれているように感じます。

・君主時の登用可能武将枠が15人分しかない。また、地域ごとに主将を配置する方式ではなく、領国のどこを攻められても15人+君主の内から任意に出撃可能なため、国の境界線維持および拡大を意識して武将を配置する楽しみは無くなってしまった。
・捕えた敵将を処断できない。因縁ある相手は処断したいものです。また、捕縛自体が運任せになってしまい、戦略として成り立たなくなった。
・味方の初期配置を変更できない。地味に便利だったので、戦国エンパではコーエーもよくわかってるな、と思ったものですが…。せめて君主時には変更させてほしかった。
・指示を出しても時間経過で勝手に任意行動に切り替わってしまう。拠点守備を命じておいた武将が、気がつくと敵本陣に特攻しているので本当に面倒です。
・武将プレイ時には自軍の他の将には指示できない。各々が数の不利を顧みず突撃しては横死を繰り返すので、まともに機能する軍団はプレイヤー軍団のみ。
ステータスも武器もほとんど強化していない状態だと戦線維持がやっとで、侵攻戦で勝てるようになるまでにエンパらしからぬストレスをかなり受けました。
もちろん、難易度普通ではこの仕様でも適当プレイで勝てるようになっているのでご安心を。
・政略カードは、その実態は戦闘時の操作キャラへのチート機能付加がほとんどで、内政をしている感覚は皆無です。
・他国との同盟は同盟カード持ちがいないとできず、他国からの同盟要請もほぼありません。降伏勧告もできなくなりました。ひたすら戦争するのみです。


他に細かい点がいくつか。

・討伐戦闘に虎退治が多すぎ
・武器強化に必要な材料は、在野で気ままに旅している間に買いそろえなければ後で苦労します。国を持ったり士官したりすると目当ての材料の購入は仕様上絶望的になります。
・セリフが古風タイプで声のトーン高めなエディットキャラを作ったのですが、回避時に野太い掛け声を発します…。声を高くしたのにそこだけ反映されていないような…？修正パッチがくると良いのですが。

COMMENT

エンパとしては残念な仕様ばかりでしたが、連武の面白さがわかったので個人的にはわりと満足しています。
連武ゲージ廃止が購入の決め手になったのですが、ついでにキャンセル防御の要素まで削られてしまったのは悲しいところ。無印では敵の大技の準備動作を、キャンセル防御からの殺陣で潰せたりするそうで、なんとも羨ましい限りです。