PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

コントローラーの六軸を使ったバトルシステムは斬新で面白いです。
バトルに夢中になるとつい大きく振りがちですが、やや大げさに傾ける程度でも認識してくれます。

グラフィックは本当に綺麗です。
背景だと草原の草ひとつひとつが光を反射してきらめいたり、岩や地面の質感・水の揺らめきなどもその場の“空気感”を伝えてくれて、丁寧に作りこまれている印象です。
人物も、ひらひらとはためく服やコートの革の感じが『触ったらこんな感触だろうな』という想像も出来てしまうくらいリアリティ満載です。
故に５点をつけさせて頂きました。

音楽はどれも世界観にあっていてかなり良いです。
そんなに主張しすぎる曲はないので、あくまでＢＧＭになりがち…？と思いきや、確かに口ずさめる曲はほとんどありませんが、どの曲も印象強く残ります。
妖精界の戦闘曲であるワルツは、綺麗な世界にいるのにやたら恐怖を与えてくれますし…
と思えばほっと一息つくような曲もあったり、格好良い戦闘曲もあったり…
ボス戦(中ボス戦だったかも)は曲が流れた瞬間『ギャー出たー！』といった感じで、とにかく怖いです、雰囲気が…！
主張しすぎず、けれどしっかり場を盛り上げてくれます。
ＢＧＭ効果が作品に大きく影響を与えていると感じたので、こちらも５点をつけさせて頂きました。

ストーリーも単純なものではなく、最初は謎が散らばりすぎて疑問符だらけですが、次第に明かされる真実やラスボス戦の盛り上がり、そして実は…！なオチなど、『早く先が知りたい』と思わせてくれるシナリオでした。

イベントシーンはほぼコミックデモで、ボイス付きムービーは殆どありません。
ですが、謎が多いシナリオなので、一度読んだテキストをもう一度読み直せるコミックデモは親切だと思います。
ムービーだとうっかり読みそびれてしまう事もありますし…(音声英語なので聴いても分かりません)

BAD/REQUEST

エレン編・キーツ編で進むマップが同じ(一部違いますが)
とはいえ、エレンとキーツで手に入るフォークスも違えば、同じフォークスでも効果が違いますし、同じ効果だったにしてもエレンは“フォークスを敵にけしかける”のに対しキーツは“フォークスと一緒に自分も突撃”します。
故に難易度も変わってくるので、まったく同じ事をさせられるという程ではないです。
キーツのほうが難しいです。

ポーズ画面のマップが分かりづらい。
普段、画面上部に出ているマップはいいのですが、セレクトボタンを押したときに出るマップはイマイチ分かりづらいです。

敵を倒すヒントとなる絵本が分かりづらい。
私はそうでもありませんでしたが…(同じ、又は似たような外見のフォークスは確かに居ますが、絵で“そいつが何をしているか”を見ればどのフォークスを指しているのか分かります)

クエストが少ない。
オンラインに繋いでクエストパックを買いでもしないと少ないです。
衣装も同様。

エレンとキーツの２人を５章まで進めないと６章にいけない。

COMMENT

ＰＳ３本体と同時に買ったのがこのソフトでしたが、かなり楽しめました。
普段ミステリーものはやらないので、先の展開がほとんど予想できず、話が進むたびに驚いてました(笑)
エレンとキーツで５章までやらないと６章に行けない、と悪いところに書きましたが、個人的にこのゲームは２人を交互に進めていったほうがストーリーを理解しやすいと思います。
交互にやっていればこの悪い点は気になりません(苦笑)
エレン編は難易度低め、キーツ編は難易度高めなので、エレン操作の時は強気で進めるのにキーツになると途端に逃げ腰になったり…完全にＢＧＭに気圧されてました(笑)
ＰＳ３のメニュー画面で、フォークスソウルにカーソルを合わせた時に流れる曲が格好良いですね。

ずっと暗いシナリオではありますが、クエストの中にはクスリと笑えるものもあるので、気が滅入ったりする事なく最後までいけました。
ハーフライフたちがみんな良いキャラしてます。

私のプレイ環境ですが、最初ブラウン管に普通の赤白黄のケーブルを差してプレイしていたのですが…これはＰＳ３全てのゲームに言えることですが、ブラウン管だとテレビの解像度が足らず文字がほとんど読めません。
せっかくの次世代機を泣かせてしまいますので、是非ＰＳ３は液晶でやりましょう。
あまりに字が見えないので慌てて液晶テレビを買い、ＨＤＭＩケーブルを購入して、出力解像度を最大に設定。
そこでようやく美麗な次世代機の表現力を見ることが出来ました。