PlayStation mk2 :: アーマード・コア４(ARMORED CORE 4) レビュー

アーマード・コア４(ARMORED CORE 4) レビュー

発売元	フロム・ソフトウェア（オフィシャルサイト）
発売日	2006/12/21
価格	8,190（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	ハイスピードメカアクションフィールドに差し込む日の光、照り返す光と影。水面に写り込む機体の影。ほとばしる戦火、くすぶる煙。よりリアリティを増したバトルフィールドは新ACエンジンによって、これまでは再現不可能であった迫りくる無数の敵、そして戦場に降り注ぐミサイルの嵐、現実と戦場の区別を忘れるほどリアルな世界に、君は興奮すること間違いなし！オンラインでは最大８人同時プレイ可能！世界中のプレイヤーを相手に、君のアマード・コアは生き残れることが出来るか！？

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	2pt	2pt	2pt	3pt

総合点
50pt

GOOD!

グラフィックきれい。とにかくきれい。ＡＣの動きもスムーズ。戦場が乱戦になっても細部にわたって細かく再現されている。
・・・ただまぁ、以上の点は、ソフトが優れてるからではなくて、ハードが優れているから（笑）ソフトの評価とは言えませんよね。
あまり凝ったコト言うと未プレイの人の参考にならないだろうから、そこは伏せるけど、戦闘システムに関してもかなり改良されていると思う。「機体動かしちょるー！」感満点。

BAD/REQUEST

上記でも少し触れたけど、確かにすばらしい。クオリティーも高い。けど、それはあくまでハードが優れているだけであって、さてソフトの内容は？と聞かれたとき、僕は正直オススメできません。
色々挙げたい点はあるけど、一番に挙げたいのは「全体として意味不すぎる」点。例えばミッション。最初の説明は意味不過ぎる。結局アナタ何求めてるの？と言いたくなる。クオリティーすごいでしょ！と誇張したい気持ちは分かるけど、ミッションに向けてのチュートリアルくらいはちゃんとマップ使って静止画で見せてほしかった。ミッションの難易度はそこから来てると思う。後半は「とりあえず一回戦場に出て内容を把握したのち、一度ミッション離脱して再び出撃」という、なんとも虚しい作戦を展開。説明不足は解説書に始まり、シナリオの随所にまで浸透しています。世界観を味わいつつこのゲームを楽しもうとしたら、もうパソコンは手放せません。ぜひ公式サイトの参照を（笑）
次にミッションのマンネリ化。これはまぁこのシリーズ、昔からあったように思う。ハードが変わって改良されるかと思ったけど・・・残念でした（笑）
ロード時間長し！という意見は様々な方が評してますが、では実際はどうかというと・・・とんでもなく長いです（笑）ＰＳ時代の「オブアリーナ」に匹敵する長さです。あまりに長いんで、マンガ片手にプレイしました。
ここからはユーザーでないとちょっと想像しにくいかもしれない点。
まずなんといっても「相変わらずマンネリな戦い方」。これなら絶対勝てる！的兵法が、過去シリーズには存在。改良されるかと思ったけど・・・残念（笑）シナリオ中にも何度か出てきます。やたらジャンプする子がその典型。当たらん・・・そもそも見えん。確かに有視界戦闘を避けるのは戦闘の常識かも知れないけど、これゲームですよ？（笑）相手も見えないのにただ動き回ってミサイル撃ちまくってれば勝てるなんて・・・萎えぇ〜です。
その他にも戦闘システムに関しては不満多々。ただあまり書きすぎると思わず自分、ソフト売ってしまいそうなのでこの辺で（笑）
最後に、これはどうなの？という疑問が浮かんだ点が一つ。ＡＣを未購入のパーツを用いて自由にメイキング出来たりするというシステム。確かにパーツ等の見た目のクオリティーが高いので「かっこいいＡＣを作る」醍醐味はあるかもしれない、けど、わざわざ容量削ってまでそれに没頭する人、果たして居るのかな・・・と、個人的には疑問でした。

COMMENT

確かに見た感じのクオリティーは、さすが次世代機、といったところです。ですが肝心の中身のクオリティーに関しては、僕個人的にははっきりいってよくありません。
シリーズ最新作、と捕らえると「おーこれはなかなか素晴らしいじゃないの！」と言えるけど、次世代機のソフト、と捕らえると、どうもしっくりきません。世間を騒がすほどの躍進的な進化！というのは期待しないほうが良い、そんな作品です。