PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

アルスラーン戦記のストーリーを純粋に楽しめるところ。
今作はテレビアニメ版がもとになっていることもあり、キャラを演じる声優さんはテレビアニメ版と同じ。
随時挿入されるムービーは、テレビアニメ版の映像やカットシーンを使用しているため、テレビアニメを視聴されたなら違和感なく楽しめます。

ストーリーモードはテンポ良く進むので、飽きが来ません。
ムービーが長めではありますが、展開や内容に合わせて戦闘が展開されるので、無理やり戦闘をやっているような違和感はありません。

今作特有のアクションであるマルダーンラッシュが爽快感抜群。
大勢の部隊を率いて、敵勢を倒していく場面はまさに圧巻。
各ステージのフィールドも広く、敵のワラワラ感も多いので、アルスラーン戦記で描かれている大軍勢の雰囲気がうまく表現されています。

オマケ要素も充実。
キャラクターのグラフィックや壁紙などが鑑賞できるギャラリー、アルスラーン戦記の世界観や用語を知ることができる事典が収録されています。

BAD/REQUEST

単騎の操作でのキャラのモーションが癖のある仕様のものが多く、真・三國無双シリーズや戦国無双シリーズに比べると爽快感が少々薄い。
GOODで挙げたマルダーンラッシュの方が爽快感抜群なので、マルダーンラッシュをもっと操作できるステージや場面を増やしてほしかった。

グラフィックがあまり良くないところ。
キャラのグラフィックにはジャギーが目立ち、ステージ中の建造物やオブジェクトの質感は薄っぺらいです。

全体的にボリュームが少なめ。
ストーリーは７時間ほどでクリアできるほど短く、あとはフリーモードでオリジナルステージをプレイする程度。
やりこみ要素としてスキルカード集めや料理帖集めがありますが、運の要素が絡んだりするので、あまり面白味がありません。

味方を護衛するミッションがあるのですが、味方があまり強くないところ。
あるステージでは思考ルーチンが悪いのか、目標地点の移動まで右往左往してなかなか進んでくれず、イライラすることがありました。

強敵との戦いではシールドゲージと呼ばれる特殊なゲージがあるところ。
このゲージを削らないと、強敵にダメージを与えることができないので、倒すのに時間がかかります。
シールドゲージはゼロにしても時間が経てば復活する仕様なので、余計に面倒。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用。
無双シリーズは真･三國無双１・４(無印・Empires)・５(PSP版Special・PS3版Empires)・６(無印・猛将伝)・７(with猛将伝・Empires)・2nd Evolution、戦国無双２(無印・猛将伝・with猛将伝＆Empires HDver)・４(無印・II・Empires)、激・戦国無双、OROCHIＺ、真･北斗無双をプレイ済みです。
アルスラーン戦記のゲームは今作が初プレイです。

最近になって、荒川弘先生の漫画版を読んで面白いと感じたので、新品1080円で売られていた今作を購入しプレイ。
一通りプレイし終えた感想ですが、楽しめました。
私は漫画版の内容でアルスラーン戦記を楽しんでいたので、今作のストーリーには漫画版にはない展開もあって、より楽しめました。
ゲームのテンポの良さとしては同じ無双シリーズである真・三國無双６に近いところがあります。

ですが、ゲームとしての面白さは正直物足りないところ。
悪いところもいくらか目立つので、もう少しその辺りが改善されれば、より面白くなっていたと思います。

アルスラーン戦記が好きな方、アルスラーン戦記のストーリーをゲームでも楽しみたい方にオススメです。