PlayStation mk2 :: ドラッグオンドラグーン3 レビュー

ドラッグオンドラグーン3 レビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2013/12/19
価格	7,980（税込）
レーティング	【Ｄ】17才以上対象暴力 (CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：アクションRPG ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	1pt	3pt	1pt	1pt	1pt	4pt

総合点
28pt

GOOD!

無印DODプレイ済

・アクション
　　無印しかやっていませんでしたが、戦闘時の
　　ステップやコンボ中の武器チェンジ等
　　テンポが良くなりスタイリッシュになった感が
　　ありました。

・音楽
　　ダークファンタジーに良く合う低めの旋律や、
　　戦闘のテンションを盛り上げる音楽は悪くない。

・オリジナリティ
　　良くも悪くもDOD

BAD/REQUEST

上げればキリがありませんが、まず↑GOODなのに
それぞれの点数が低い理由を。
・アクション
　処理落ちの嵐。アクションを知らないだろうと
　思ってしまうほどの雑な判定。
　ダウンから受け身は無く、無敵時間も無い為に
　戦闘中はおかしな緊張感を有する。
　武器は多彩ながらも使う武器はほぼ1本に絞られる
　プレイヤーが多いのでは無いかと思う。
　自分は槍を使っていましたが、強攻撃の
　大きく振りかぶりながらヌルッと踏み込んで
　槍を地面に叩きつけ衝撃波を発生させる攻撃のみで
　最後までいきました。これ以外要らないです。
　普通なら槍は大振りで雑魚散らし用。ボスや中ボス
　相手には手数の片手剣。遠距離は～みたいな
　感じだと思いますが、必要ありません。
　槍振るの超早いです。
　致命的なのは攻撃の硬直をサイドステップで
　キャンセル可能なこと。叩きつけ→ステップ→
　叩きつけ→ステップ→でキャラが何してるんだか
　分からないくらい戦場を敵を吹き飛ばしながら
　ヌルヌル滑っていきます。ローション餅つきです。
　武器に目立った特徴は無いので換える楽しみなど
　まるでありません。

・音楽
　ボス戦は秀逸でした。残念なことに演出が悪く
　キャラも五月蝿いので少し点を下げました。
　自分としてはそこは調和してこそ、ゲーム音楽と
　言えると思うので。音楽単体なら4点以上でした。

・ストーリー
　壊滅的です。良い所が見当たりません。
　終始ぽかーんとする展開。
　中学生が休み時間にげへげへ言いながら放つ程度の
　下ネタの数々。
　ドS、ドM等理解もできていないであろう稚拙な
　台詞の数々。
　言い出したら切りが無いほど壊滅的なストーリー。
　そもそもウタウタイ信仰は良いとして、
　緊迫感を出す為のウタウタイを殺させまいと必死で
　立ち塞がる人間(モブ)はいつどうやって姉妹達を
　信仰するに至ったのか。ゼロ何百歳？っていう
　くらいでないとストーリーが破綻しています。
　「私は神です」「やった！神様ぁ！」くらい
　世界とそこに住む人々が薄っぺらい。
　無印DODの丁寧な世界観、そこにある事を不思議に
　思わせない宗教観、それらが完璧に欠如した宗教
　もどきを中心に織りなす物語。それがDOD3です。

・キャラクター
　キャラデザは最高です。個人的に大好きです。
　DODであることとゼロのキャラデザで購入を決め
　ました。そういう人多かったんじゃないかな。
　ただキャラ設定は最低です。
　ゼロがビッチ設定な事などは私はむしろウェルカム
　なくらいでした。が、シナリオライターがそれを
　理解していないんであろう
　言葉のみのビッチでした。あれほどのキャラデザで
　演出によって如何様にも妖艶さは出せたであろうに
　風俗に来たオヤジ並に情緒がありません。

COMMENT

全体として、シナリオライター、プランナーの
力量不足が如実に表れている作品です。
素人に毛が生えた程度のプログラマーがアクションを
作り、中学生並のシナリオライターが物語を作り、
下級プロがCGを作ってプロ中のプロが音楽を作り、
素人顔負けに低レベルのプランナーが演出をし
唖然とするディレクターが切り取ってDLCにした。
そんなゲームです。
"人を選ぶ"タグはそれほど低レベルなゲームを
やってみたい！という人用です。
長文失礼しました。
"金取るってレベルじゃねーぞ！？"を地で行くゲームです。