PlayStation mk2 :: ドラッグオンドラグーン3 レビュー

ドラッグオンドラグーン3 レビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2013/12/19
価格	7,980（税込）
レーティング	【Ｄ】17才以上対象暴力 (CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：アクションRPG ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	2pt	4pt	1pt	1pt	1pt	3pt

総合点
31pt

GOOD!

音楽は良いんだよね。音楽は。
PV付のCDだと思え・・・？

用意された世界観は、たぶん良い。
まったくそれが料理されていないのだが。

バトル面については地上戦は確かに、良くなった面もある。
大事なのでもう一度、面もある。

スピード感がちょっと増して、快適さがちょっと増した。
が、やれることが大幅に減ったので、正直1時間で飽きた。
これは致命的だよなぁ。

一歩進んで百歩下がるってところか。

良かった点まとめ。
・音楽
・薄い本用のネタ投下は十分
・ストーリーの展開のさせ方はそれなりに秀逸（展開したものの中身はさておき）

BAD/REQUEST

このゲームをプレイしてて付きまとう不快感。

色々悩んだ末に気づいた。
これはあれだ、ガンダムSEEDなんだな、要するに。

初代の人気にあやかって、公式が素人と馬鹿集めて同人作品作ったというだけのお話。

だから、過去作を知っている人間にとっては虫唾が走る。
だから、人によっては一定の評価は残念ながら出てしまう。

なんだかんだ文句言いながらも遊んだDOD2とは雲泥の差。
もう二度と新作ゲームは発売日買いしないと心に誓わされた作品でした。

悪かった点まとめ。
・プレーヤーに媚び過ぎ。
・こうすりゃお前ら喜んで尻尾振るんだろ！？的な製作サイドの思考駄々漏れ。
・1時間で飽きるワンパターンがほぼすべて。
・そのワンパターンを、キャラにメタ発言（ワンパターンなのは大人の都合、等）させるだけで実際にゲームを面白くしようとした努力の痕跡が見えない
・製作サイドの、「俺DODのここ好きだったんだよ！だから俺も真似してやってみた」というプロフェッショナルにあるまじき発想が随所に見られる。
・キャラが薄い。
・すべてにおいて小手先だけの作りになっていて、芯に相当するものがない。
・自由度がゼロ

そしてなにより
・ゲームがつまらない（詳細はほかの方のレビューに任せます）

COMMENT

一応、全ルートクリア。

このゲームに限らずなんだが、
最近、プロとアマチュアの境が非常にあいまいになっていると感じる。
それはアマチュア側のスキル向上のみならず、プロ側の怠惰・意識低下・過剰な妥協が
招いているのだろう。

ジャンルは違うが、同じ物作りに携わる人間として、このゲームの開発者のプライドの無さは
怒りを通り越して悲しくなる。
もう少し誇りを持って仕事をしてください。

以下余談。

このゲーム、ナンバリングタイトルではなく、

ドラッグオンドラグーン外伝
ドラッグオンドラグーン零

とかのタイトルなら、もうちょっと評価上がった気がするね。

特に、時系列的にも主人公的にも
ドラッグオンドラグーン零
で良かったんじぇねぇのか？いやマジで。
それならまだ許せた。かもしれない。

もしくは。
定価を千円にして、
ファイブ戦のあの流れの後、
「私たちの戦いはこれからだ！」
って男坂エンドでガチでそれで終了。

ここまで突き抜けたら評価した。

そして、たぶん世論を代表しての一言。

「これエロゲーで良いよね？」