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GOOD!

クリア＋トロフィー全取得

○ 舞台システム
演劇風に話が進む作り方は面白いと思う。
ステージもセット風にしてあり、細やかなギミックが隠されていたりする。
全体的にコミカルで見ていて、思わず笑ってしまうものだった。

○ 物語・キャラクター
ゴチャゴチャしておらず、分かりやすいものになっていた。
1面クリアすると現れる絵本は、補足のような形になっていて、本筋のストーリーの裏側を知ることができる。
それと、味方も敵も、濃いキャラクターになっているが、キャラクター同士で個性を殺し合わないような、丁寧な作り方を感じた。

○ QTE
ボスの最後には、大半は、QTEが入るが、非常に簡単になっているので、安心して挑める。

BAD/REQUEST

× ヘッドシステム
本作で重要になっているのが、このヘッドシステム。
本作は残機制になっており、ダメージを受けて、ヘッドがなくなると1機、残機が減る。
その為、ヘッドは最大3つまで所持することが出来、それ以上は、現在装着しているヘッドと交換となる。
更には、多種多量にあるヘッドにて、ギミックを作動させることが可能になる。

このシステムは、基本的に悪いわけではないが、持てるヘッドは、ステージで取得したものに限る。
出来れば、クリア特典として、ステージ選択前にヘッドを選べるようにしてくれると良かったと思う。
該当するヘッドが必要な時に、何度か出ずに、何度もステージをやり直すパターンがあり、正直嫌になるし、面白いとは感じなくなる。

× 難易度
本作の内容は、一人でプレイしているか二人でやっているかで大きく変わると思う。
1Pは、主人公クウタロウを操り、2Pは、ナビ役のイーヤンorピカリナを使用する。
この時、2Pを動かしてくれる人がいると、ゲームの難易度が変わってくる。
例えば、道中に罠など吹き飛ばしてくれるし、周囲のギミックを発動させたり、ムンピー(本作のコインで100集めれば残機が1つ増える)の回収も素早く可能。
コントローラが二つあれば、一人でも出来るが、中身としては大きく違う。

ただ、必ずしも二人でプレイ出来る人がいるわけではない。
その結果、一人でプレイすると、ギリギリすぎるステージ構成に苦戦するのは必然である。
クウタロウ自体、そこまで素早く機敏に動けるわけでもなく、ジャンプ力もないので、辛い。
出来れば、1Pでもナビ役を2P時の時と同じように動かせるならばいいのだが。

× 長時間のプレイが難しい
上記の通り、難しい為、正直、爽快さに欠ける。
集中してプレイすることになるため、疲労を結構感じる。
1ステージ1ステージも、結構長い為、長時間はプレイは出来ない。
ある意味悪くないのだが、逆に言えば、何度も休憩が入る為、熱中しにくいゲームである。

× 本作のプレイ対象
本作は、ダークな部分があったり、子供じみたところもあったりで、どの年代に向けているのかが分からない。
幅広く狙った可能性もあるが、正直、シンプルな分、全体的に薄い印象を持つ。
その為、最後までやって、「あー、面白かった」よりも「あー、やっと終わった」が大きい。

COMMENT

HDMI・42インチ

プレイしていて、昔あった、スーパーファミコンのドンキーコングシリーズの、システムが違うものの印象があります。
ただ、そのドンキーシリーズの難易度をグッとあげたものに感じます。
面白いか面白くないかと言われたら、うーんと首を捻るものでした。
面白いと思う部分もあれど、ストレスを感じる部分も所々あり、そして、思ったほどチープなギミックと、微妙なものとして出来上がっています。

ただ、言えるのは、定価では高く感じるとは思います。
個人的には、半額程度の2500〜3000円ぐらいなら、出来としては納得出来るレベルのものだと思います。

よって、いま一歩な作品でした。