PlayStation mk2 :: プロ野球スピリッツ2013 レビュー

プロ野球スピリッツ2013 レビュー

発売元	コナミデジタルエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2013/03/20
価格	7,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：プロ野球 ■ プレイ人数：1〜2人（オンライン：1〜2人）

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	2pt	2pt	2pt	3pt	1pt

総合点
49pt

GOOD!

コントロールがコマンド入力の難易度でしかなかったが
今回からは狙ったところからどれだけ外れるかにも影響する
ようになった点
（野球経験者が自分をありのままに作って楽しんでいた場合、
ブレまくるピッチングに逆にイライラする可能性あり）

ギリギリまでおっつけて、おもいっきり弾き返す。
バットに乗せて運ぶ（特に引っ張り方向に
力任せにではなく、軽く当てて運ぶ打ち方は技巧派っぽくGOOD）
叩きつける。などバッターの打ち方が増えた点

BAD/REQUEST

低め以外は打たれる覚悟で投げないといけない点

ベストピッチでも真ん中高めなどに投げようものならまず長打に
される可能性が高い。ゲームの野球しかしらない人ならまだしも
野球を知っている人には全部低めに投げないといけない点には
バカバカしくてやってられなくなると思う。

コントロール至上主義

ベストピッチ判定が厳しくなった上、ベストピッチ以下の球の
威力が全然無い。キレBぐらいでやっとベストピッチより悪くとも
それなり打ち取れるレベルで、コントールがあまりよくないピッチャーで
球種のキレがだいたいCやDあたりのピッチャーは難易度スピリッツでは
ほとんど通用しないと考えて間違いない。

CPのベストピッチのボールサイズが前シーズンの1.5倍の点

前作の恐ろしく小さい点を追いかけて頑張ってバッティングしていた
やり込みプレーヤーには恐ろしく棒球でつまらないし、苦労した分腹が立つと思う。
その上打球が異様に伸びるためスピリッツ相手でも一方的に打ち込んでしまう。
簡単すぎて気分爽快にもならない。イライラもしなくなったが、極端に打てない
から極端に打てるになってしまったため、安っぽさが強まった。

COMMENT

メーカーに振り回されている感がかなり強かった。
自分たちのミスを取り戻したいのはわかるが尻拭いに消費者を巻き込まないでほしい。

今度は少しは打てなくするのか。それともブレを小さくするのか。

そんなことは発売前にしっかり時間をとってテストしてほしい。
毎回バランスがころころ変わるようでは毎年買っているプレーヤーばかり
バカをみることになる。いい加減愛想も尽きる。

さらにいえば製作者の方にはもう少し本物の野球を知ってほしい。
ゲームだからとか演出がいるからとか言い訳してやりたいように
やっている感が強い。野球場にいって実際にスコアをとるくらいはして
ほしい。案外真ん中のボールも多くて、それでもねじ伏せられることもある
なんてことは一回見ただけのファンでも知っている。
見た目ばっかりがリアルで中身がスカスカで野球への愛が感じられないし、
馬鹿にされている気分になる。

ゲームはまぁまぁですが、透けて見える製作者はいいとはいえない。
野球経験者やリアルな野球を知っている方にはまだゲームと言い切れる
パワプロをお勧めします。