PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

マザーベースのシステムが、ポータブルオプスのチーム制のものよりも分かりやすく、直感的にプレイできるようになりました。
ステージ中の兵士を回収し、彼らの個々の能力を見て役割を采配し、それぞれの役割を用いて運営していくことで、マザーベースが徐々に大きくなっていくので、じわじわと達成感を感じます。

グラフィックがHD化されたことにより、綺麗になりました。
もとがPSPのグラフィックではあるものの、画質はPS2並みで、登場キャラの顔や服装は細かく造られています。

据え置きハードのコントローラーでのプレイにより、操作性が向上。
右スティックやL2・R2ボタンがあるおかげで、従来のシリーズ作品と同じような感覚でプレイできるのは、とても快適でした。

CQCがやりやすくなりました。
タイミングに合わせて自動的にアイコンが表示されるので、CQCをしかけるタイミングが分かりやすくなりました。
また、複数の敵が密集していれば、タイミングに合わせてボタンを押すことで、連続で彼らを投げ飛ばすことができます。

武器・アイテムを複数持てるようになりました。
ポータブルオプスでは武器・アイテム合わせて最大４つしか持てなかった分、最大所持数が増加ひたことは大変嬉しいところ。

登場する武器・アイテムの種類も豊富。
武器・アイテムは特定の条件を満たすことで、開発を行うことができます。
これまでのシリーズ作品ではなかった新規の武器・アイテムも多数あるので、集め甲斐があります。

小ネタとして、他社のゲーム作品やメディア作品などとのコラボが充実。
ブリーフィングで聴くことができるカセットテープでは、登場キャラ同士のぶっとんだ会話もあり、かなり笑えました。

BAD/REQUEST

今作のストーリーは従来のシリーズ作品に比べて、あまりパッとしない内容でした。
悪い内容ではないのですが、感動できる要素がそれほどなく、ストーリー全体の印象も薄かったです。

ストーリー中のイベントで、ボタン連打が必要な場面が多いところ。
従来のシリーズ作品以上にボタン連打のイベントが多いので、途中で指が疲れます。

従来のシリーズ作品にあった難易度設定が今作にはなく、難易度は全体的に高め。
特にボス戦では、攻略方法がなかなか分からず、攻略サイトを参照してようやく分かったものが多いです。
それでもボス戦はけっこう難しく、クリアできるまで何度もプレイすること必須。
（攻略の実践に慣れてきて、装備も充実してくれば、その後のプレイは比較的楽にはなりますが…）

同じく従来のシリーズ作品にあったホフク移動がなくなりました（その場に留まるだけ）。
ホフク中の武器・アイテムの使用や装備変更もできなくなったため、ホフクの使い勝手が悪くなりました。

ミッション使用時の仲間のグラフィックが皆同じ。
ポータブルオプスのでは性別・職業に加え、皆一人一人にわずかながらも顔に差があったため、相応のグラフィックが用意されていたので個性がありました。
ところが今作では、どの仲間も目だし帽をかぶっているだけでほぼ無個性。
ポータブルオプスのような個性豊かな仲間を期待していたので、今作の無個性なグラフィックは少々残念でした。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用
メタルギアシリーズはPS2版MG１・２、MGS１・２(通常版・サブスタンス・ドキュメントオブMGS2)・３サブシスタンス、ポータブルオプス、４をプレイ済みです。

今作については一度PSP版の体験版をプレイしたことがあるのですが、操作性が悪くてあまり楽しめませんでした。
しかし、据え置きハードへ移植された今作なら「快適にプレイできそうだ」と感じ、たまたま新品2880円で売られていた今作を購入しプレイ。

据え置きハードへの移植により、PSP版よりも快適にプレイできました。
今作のゲーム性もとても良い出来で、同じPSPで発売されたポータブルオプス以上に良く出来ています。

ただ、肝心のストーリーはそれほど面白い内容ではありませんでした。
メタルギアシリーズのストーリー自体は（一応は）４で完結したということもあり、その後で発売された今作をプレイしてみると「さすがにそろそろ限界かな」と感じざるを得ませんでした。
難易度が全体的に高めだったり、ホフク移動ができないなどの悪い点も、従来のシリーズ作品をプレイしてきた自分には少々気になるところでした。

とりあえず、メタルギアシリーズが好きな方ならプレイして損はないと思います。
今作のストーリーは従来のシリーズ作品とつながっているため、まずは従来のシリーズ作品をプレイすることを強くオススメします。
差し支えなければ攻略サイトを参照しながらプレイすることもオススメします。