PlayStation mk2 :: STREET FIGHTER X 鉄拳レビュー

STREET FIGHTER X 鉄拳レビュー

発売元	カプコン（オフィシャルサイト）
発売日	2012/03/08
価格	6,990（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：対戦格闘 ■ プレイ人数：1〜4人 ■ コレクターズ・パッケージ：8,300円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	0pt	2pt	1pt	1pt	3pt	2pt

総合点
32pt

GOOD!

・サウンド
ステージ曲はいい物が多いですね。
対戦を熱く演出していると思います。

・コラボ
ストリートファイターと鉄拳。
対戦ツール上で両ゲームが出演しているのは熱いですね。

BAD/REQUEST

・グラフィックス
とんでもなく酷いので０点としています。

とにかく画面中がチカチカした演出にまみれているので
相手の動きを見ながら戦うのが困難です。
ステージが発光し、キャラが発光し、
発光したキャラが「投げ」や「コンボ」の度に画面一杯にアップになります。

体力ゲージは見づらく、ラウンド開始の「Fight」の文字はなかなか消えない。
おまけにキャラクターのカラー変更で全身をネオンのように光らせることもできます。
格闘ゲームの歴史の中でもグラフィックスは史上最悪といえるでしょう。

・サウンド
ヒット音が酷いです。
特に弱蹴りを当てると「パコーン」とパイロンでも蹴っているような音が。
斬新さ以外の良さが見当たりません。
しかもこのゲームは基本的に小足からコンボを狙っていくので
いちいち「パコパコーン」とこの音を聴き続けることになります。

・システム
ブーストコンボを狙うのが基本なので
とにかく小足が飛び交います。
そして小足から体力が半分は持っていかれる。
小足を警戒しあう格闘ゲームです。

・ストーリー
宇宙から飛来した「パンドラ」という謎の箱を巡る戦い・・・
だったと思うのですが「パンドラ」は謎のまま
特に物語を盛り上げることもなくフェードアウトしていきます。
完全に投げっぱなし。

それなのにキャラクター同志の掛け合いは「パンドラが〜」「パンドラは渡さない〜」と
パンドラ尽くしです。
そんなオカルト会話じゃなくて、格闘家達が拳に魂と誇りを込めた
熱い掛け合いをするシーンが見たかったわけです少なくとも僕は。
最初からパンドラなんてなしでストX鉄拳の熱いバトルストーリーで
良かったでしょうにねぇ・・・。

・コラボ
鉄拳側は対戦システムの原型がありません。
キャラ設定だけ持ってきた全くの別物になっています。
ユーザーが求めたのはストリートファイターと鉄拳の
ガチンコのコラボバトルだったはずです。

COMMENT

大型アップデートが１２月にあるということなので
現状でのレビューを一度しておきたいと思い書かせてもらいました。

今作はストリートファイターと鉄拳のお祭りゲーであり
ガチの格闘ゲームではないですね。
といってお祭りといえばなんでも許されるわけでもないですが。

数多の期待を裏切り続けたストクロが
次回のアップデートでどれだけ改修されるのか
楽しみです。