PlayStation mk2 :: TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル) レビュー

TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル) レビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2012/06/07
価格	4,980（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：サバイバルアクション ■ プレイ人数：1〜2人 ■ ダウンロード版：3,900円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	3pt	2pt	2pt	3pt	3pt	2pt

総合点
58pt

GOOD!

斬新な設定。
何故か人間が居なくなってジャングル化した東京で
肉食や草食の動物たちが生き抜くゲームです。

登場動物もペットやら家畜やら動物園で見かけるような
動物は勿論出てきますし、恐竜、北京原人のような滅んだ動物や
どう見てもA○BOというロボ犬まで出てきて
かなりカオスな舞台になってます。

各動物の鳴き声やモーションは結構凝っているのですが、
小型草食獣は二段ジャンプできたり、ライオンは溜め攻撃ができたり
リアルと非リアルが混じってて、これもまたカオスです。

オリジナリティは文句なく満点ですね。
近年こういう挑戦的な作品を見かけなくなりましたから
出会えたことが単純に嬉しかったです。

あとは、シナリオが良かったですね。
こんなふざけた世界観なのにラストは
不覚にもこみあげてくるものがありました。くやしい・・・。

BAD/REQUEST

ネタバレになるので詳細は表現は避けますが、
人類規模の壮大なスケールの話なのに、
舞台は東京だけ（しかも渋谷周辺のみ）なので、
全く説得力がないです。

あと、サバイバルモードをひたすら繰り返して
ストーリーモードをちょっとずつ解放していく、という方式は
正直面倒でした。

プレイ中の感想ですが、他のレビュアーも仰ってますが
単調なので飽きやすいです。
基本は逃げて、(肉食なら襲って)、食って、たまに繁殖して、を
ひたすら繰り返すだけなので。

動物ごとの差異が小さいので、
草食/肉食と体格のカテゴリーが同じ動物なら
見た目以外に殆ど違いが感じられません。何を使っても同じです。
ライオンの溜め攻撃のような非リアルさをもっと導入してでも
操作感の特徴は、もっとはっきり区別してほしかったですね。

COMMENT

トロフィーをコンプする程度にはやりこみました。

単調ではありますが、価格も安めですし、
手軽に遊ぶ分にはいいのではないですかね。
シュールでカオスな世界観なので、ネタ用というか
友人と遊ぶときの接待用としても使えるかもしれません。

悪い点もいろいろ書きましたが、
近年の、無難な出来の作品が多い中で
こういう意欲作を出したことは評価したいです。

あとは繰り返しプレイに耐えうるよう
もっと作りこんであれば完璧だったのですが、惜しかったです。