PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

【キャラクター】
プレイヤーが使用できるキャラクターは
突撃兵や偵察兵、衛生兵など様々で、それぞれに個性があり、
自分のプレイスタイルに合ったキャラクターを模索する楽しみがある。

【サウンド】
特に耳に残るＢＧＭや効果音は無いものの、
耳障りなわけでもなく、不快感は無い。

【システム】
ＴＰＳとしての最低限の水準はクリアしている。
（壁に隠れながら銃を撃つ等のＴＰＳらしい操作ができる）

【オンライン】
友達とボイスチャットをしながらの協力プレイはそれなりに楽しめる。

BAD/REQUEST

【オリジナリティー】
バイオハザードシリーズとして見れば新しい試みだと感じるが、
ＴＰＳとして見ると普通な印象であり、真新しい要素が無いのが残念。

【グラフィック】
ＰＳ３初期のタイトルならばうなずけるが、
お世辞にも綺麗とは言えないグラフィック。

【ストーリー（キャンペーンモード）】
オンライン前提のソフトではあるが、あまりにも内容が薄く、短い。
さらに、シリーズおなじみの謎解き要素も無く、
ただただ敵を倒して進むだけの単調なものとなっており、
先に進みたいという気持ちになれない。

【難易度】
キャンペーンモードは数段階の難易度を選択できるものの、
一番簡単なモードでも、ＴＰＳが苦手な人にとっては
ソロではクリア不可と感じるほどの難易度であり、
操作も簡単とは言えず、敷居が高い。
せめて、一番簡単な難易度くらい、
サクサク進める難度にするべきだと思う。
この手のゲームが下手な私は、一番簡単なモードのキャンペーン序盤で
２０回以上ゲームオーバーになり、かなりストレスを感じた。

【味方ＮＰＣ】
キャンペーンモードで行動を共にする味方ＮＰＣが無能。
遮蔽物に隠れもせず、多数の敵陣に単独で突貫など日常茶飯事。
プレイヤーがいるのもお構いなしに銃撃し、味方がダメージを食う始末。
この味方ＮＰＣの無能っぷりが、
キャンペーンモードの難易度上昇に一役買っているのは間違いない。

【敵兵士】
ゾンビやリッカーなどを差し置いて、沢山の敵兵士が登場する本作。
ワラワラと出てくる分には良いのだが、
とにかく固い。生身の兵士と言っておきながら、
実はサイボーグなんじゃないかと思うくらい固い。
頭部に銃弾を当てても一撃では死なないことが多く、
至近距離のショットガンや、手榴弾の爆風を受けても
ピンピンしている敵兵士を見ると、
ゲームとはいえ、リアリティを感じることができず、
なかなか倒れない敵兵士に、げんなりしてきます。

【血の表現】
敵兵士やゾンビを倒したときに出る血が黒い。
なんだか墨汁のような黒さでチープに映る。
しかも飛び散り方がかなり不自然。
血の表現をリアルにすると、
年齢制限に引っ掛かってしまうのかもしれないが、
こんな残念な血の表現ならば最初から無い方がマシ。

【熱中度】
オンラインの協力プレイでキャンペーンモードを１周、
対戦を３０分程度遊んだ段階で飽きました。
私は飽き症な方だが、それでもこれだけ早く飽きるゲームは珍しい。

【快適さ】
上記の兵士の異常な耐久力の高さや、
非常に高い難易度の為、快適には感じず。

COMMENT

【プレイ環境】
40型液晶　HDMIを使用。　オンライン有でプレイ。

【総評】
はっきり言って本作は「バイオハザード」の名を被った「駄作」です。
とにかく作り込みが甘いと感じざるをえず、
もう少ししったりと作り込んで発売すれば
もっと面白いものに仕上がったのではないかと思うと残念でならない。

ＴＰＳやアクションゲームが好きで、
単純に敵をバンバン倒していくゲームが好きな方にはオススメできるが、
今までの「バイオハザード」シリーズを求めている方は買わない方が無難。

私は今作の出来に心底ガッカリし、
発売日に購入した次の日に、売りに行きました。

次に発売されるというバイオハザード６に
期待したいと思います。