PlayStation mk2 :: 涼風のメルト − days in the sanctuary − レビュー

涼風のメルト − days in the sanctuary − レビュー

発売元	GNソフトウェア（オフィシャルサイト）
発売日	2011/12/15
価格	7,329（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：精霊と心ふれあう恋愛アドベンチャー ■ プレイ人数：1人 ■ 限定版：9,240円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	5pt	4pt	4pt	1pt

総合点
83pt

GOOD!

・イベントＣＧや立ち絵のクオリティーは、ほぼ期待通りでした。原画家さんも彩色さんも良い仕事をしています。ただし、おそらく、移植の際に追加したものでしょうが、一部、他のイベントＣＧに比べ、ややクオリティーが下がるものが見受けられました。

・話のテンポは良いです。長すぎず短すぎず、飽きが来る前に、適度なところで次の場面に進んでくれます。同時に、このことは、ゲームの切り上げやすさにもつながります。

・本編とクリア後に現れるおまけシナリオの分け方が上手いと思います。内容を鑑みるに、本来は、これらは一つのシナリオとして、通しでやってしまうべきものでしょう。しかし、敢えて分けることにより、「本編は少し物足りなかったな。よし、おまけへ進もう。」と思えるのです。（ちなみに、便宜上「おまけ」としていますが、むしろ、こちらが本番です。）

・過去のワールプールの作品ではおなじみの決め台詞があり、嬉しかったです。

・ＴＩＰＳは、相変わらず便利です。クリア前だけでなく、クリア後に読んでも良いものです。

・一通りプレイした感想ですが、素直に面白かったと思います。伏線をすべて回収しきっていましたし、よく練られたキャラ設定、声優さんの確かな力量も物語を楽しませてくれた大切な要因です。最近プレイしたＡＤＶゲームの中では、一番のヒット作です。

BAD/REQUEST

気になる点は、次のとおりです。

・ＢＧＭが途切れるときがある。

・一部ですが、未読文であるはずの文章が、既読文とされているときがあった。

前者については、オールクリアまでに数回ありましたが、いずれも、ロードをすることにより回復しました。

後者については、未読文と既読文を区別する設定でプレイしていて気付きました。また、このとき、既読文にのみスキップを有効にしていたのですが、文字色のとおりにスキップも働いてしまいました。

まあ、どちらも大した問題ではないでしょう。

以下は、不満な点です（笑）。

・ある人物の父君の出番をもっと増やしてほしかったです。あんなに格好良いのですから、勿体ないです。

・毛玉をもっと活躍させるべきでしょう！

COMMENT

ＰＣ版が発表されたときから気になっていて、いつか家庭用ゲーム機に移植してほしいな、と思っていたこともあり、迷わず購入しました。

てんまそ氏の絵柄が好みであったし、キャラと声優さんの組み合わせが良かったため、どのキャラもとても魅力的です。個人的には、捺菜＆遠野そよぎさんと佳華＆五行なずなさんの組み合わせが特に好きです。

ワールプールではおなじみの、台詞や用語を見ることができたことも良かったですね。詳しくは、ＴＩＰＳ参照です。

ワールプールの作品をプレイしたのは、これで３作品目ですが、今回も楽しませていただきました。ありがとうございました。