PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

＜チームの戦術が熱い＞
キャンペーンモードはリーダー1名（プレイヤー）にブルーチーム2名/ゴールドチーム2名の5人で常に行動することになるのだが、それぞれのチームに作戦指示を常時出すことが出来、戦術的なプレイに非常に面白みがある。敵を挟むように配置し一斉射撃を浴びせたり、チームをおとりにつかったりと戦術的活用の幅が広く、作戦が決まったときは気持ちいい。２つのチームに火力重視/狙撃有利と能力に個性があり適材適所の作戦を練るのも楽しみの一つ。


＜広大なステージでプレイの幅も広い＞
キャンペーンの舞台となるステージはどれもなかなか広大。進行ルートが複数用意されていて、「敵と真正面から向き合うか」「戦闘を避けて忍び込むか」などの選択肢があるのが○。上記の戦術指示と相まってプレイの幅が非常に広く様々な遊び方が出来る。


＜洋ゲーシューターには珍しくやり込み要素充実＞
各ステージに隠されたアイテムを探すというありふれた要素に加え、武器の収集/成長という要素がある。武器も各ジャンルごとに30以上あり、それぞれKILL数に応じて便利なアタッチメントがついたり装弾数増といった成長要素がある。成長させた武器はオンラインのcoopミッションで使えたりと活用できるため有意義にやり込みを楽しめる。

＜グラフィックはまずまず、メインテーマが熱い＞
密林や農村集落、要塞など細かく作り込まれており、また全体的に明るいステージが多いため見易く綺麗なグラフィック。場面によってはジャギによるチラつきが目立つ箇所があるが、プレイ中はさほど気にならない。またミッションの要所でかかるメインテーマがなかなか重厚で気分を盛り上げてくれる。ゲーム展開に応じた音楽の演出をしているのは好印象。


＜快適なロード時間＞
想像以上に快適。キャンペーン開始時は5-7秒程度のロードですぐに始めることが出来、ムービーが飛ばせないなどの制約も無かった。オンラインのマッチングもスムーズで、ゲーム開始が遅いとイライラすることがなく快適。


＜PS Move / Sharp shooterへの優れた対応＞
しっかり対応を念頭に置いて開発されただけのことはあり、よくチューニングされている。デッドゾーンなどのオプションもKILLZONE3よりも細かく設定可能なのも○。旋回速度などもパッド時の設定より鋭敏･高速に設定でき「Moveありき」なんじゃと思えるほど際立っている。さらに日本未発売ではあるがSharp shooter用にもチューニングされており単純にMoveを安定させる以上のメリットが得られる。Moveへの対応でここまで至れり尽くせりなソフトは現時点ではSocom4のみだと感じた。

BAD/REQUEST

＜オフラインでの視野が狭い/不安定＞
オンラインはアップデートで改善されたがオフラインは対象外。こちらも同様に改善して欲しい。また狭い通路や後ろにものがある状態でカバーをすると背後カメラが引くことが出来ず自キャラが見えないぐらい窮屈な状態になってしまう。とくにカバー時は本来なら視界が広いカメラのなるだけに非常に不快。


＜カバーアクションが不安定＞
カバーしているのにダメージを受けたり、カバー中の移動がひっかかったりして不安定に感じる。またカバーからエイムする際、身を乗り出せるときとそうでないときがあり、その判断がつきにくい。

＜移動指示と標的指示が同じボタンで暴発しやすい＞
照準が敵を指している時は「標的指示」に。場所を示している時は「移動指示」になるのだが、いかんせん暴発しやすい。遠くの敵を標的指示したつもりが移動指示になり、敵中へ突進･･･なんてことがよくある。混戦時は尚更。そのせいで緻密な戦術プレイがしづらくなっている。ボタン数の関係で限界があるとは言え、指示機能はゲームの要となるだけになにか工夫が欲しかった。

＜インターフェースが洗練されていない＞
武器の状態一覧の視認性が悪い。全体の収集具合が一目で分かるような工夫が施されていない。ミッションの収集要素も、ステージを始めないと収集状態が確認できない。ミッション選択画面で分かるようにするべき。


＜オプション項目を数値化して欲しい＞
各種エイム感度やデッドゾーンが細かく設定できるのは良いのだが、設定の値が数値で表されていない為不便。オススメの設定値などの共有が出来ない。

COMMENT

チームの指揮官気分を存分に体感できるゲームです。プレイヤー1人でのランボープレイも出来なくはないですが、チームへの的確な指示を駆使しないとクリア出来ないバランスになっています。東南アジアを舞台にしていることもあり色彩豊かなグラフィックが印象に残っています。当方はPSMove＋sharp shooterでの操作をしており、その使いやすさ・操作していての面白さを非常に感じています。sharp shooter用によくチューニングもされておりストレス無くプレイできている為、日本未発売であることが悔やまれます。