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GOOD!

ストーリーは15世紀のルネッサンス期のイタリアが舞台。
このシリーズは実在した歴史に基づいて造られた作品なので、実在する都市や歴史上の人物が数多く取り上げられています。
更に今作では、登場人物や建物、当時の社会環境に関する用語解説もあるので、世界史にあまり詳しくない私でも理解できました。
登場人物もレオナルド・ダ・ヴィンチやマキャベリなどの有名な人物も出ていて良かったです。

ソーシャルシステムが前作以上に進化。
群衆にまぎれることで敵兵士に怪しまれなくなりましたし、傭兵や娼婦に敵を陽動してもらうようにしてもらったり、お金や煙幕を投げることでその場を逃げ切るなど。
ステルスゲームとしての戦略性が増し、シリーズの売りである「人ごみに紛れる」というゲーム性も向上しました。

前作以上に戦闘アクションも前作以上に進化。
短剣や毒などの武器の種類が増え、攻撃のバリエーションも増えました。
更にアサシンブレードが２つになったことで、２人同時に敵を暗殺することもできます。

フリーランニングのシステムも前作以上に進化。
水に入っても泳げるようになりましたし、ストーリーを進めるとより高い所への移動もできるようになります。

グラフィックが大変素晴らしい出来で、前作よりも綺麗になりました。
前作同様、ドットの粗さやポリゴンの角ツキもほとんどありません。
イタリアの街にある雰囲気や質感、建物内の装飾、人物の容姿などの造りが大変細かく再現されていました。
前作では時間帯は昼間だけでしたが、今作は夜の時間帯もあり、月夜に照らされるヴェネツィアの街並みは見ていて溜め息が出るほどでした。

やりこみ要素の大幅アップ。
前作ではクリアしても何も特典がなかったのですが、今作ではクリア後の特典がちゃんと用意されているので遣り甲斐があります。
特にモンテリジョーニの復興投資は、ノーリスク・ハイリターンで投資した分だけ収入が増えていくので、お金がジャンジャン手に入ります。

オートセーブ機能有り。
情報収集の達成など一段落した際に自動でセーブしてくれます。

PSPの『ブラッドライン』との連動機能があること。
連動機能の内容については今作の公式サイトにて公開されているので、ここでは省略。

音声が日本語・英語・イタリア語の３つから選べます。
日本語音声では有名な声優さんが演じているので、演技がとても良かったです。

BAD/REQUEST

煙幕の最大所持数がたったの３つ。
便利なアイテムだけに、もっと持てるようにしてほしかった。

敵兵士が大勢襲ってくると、倒すのに時間がかかって面倒。
一人一人確実に倒さなくてはいけないうえに、敵の攻撃も煩わしいので、少々手こずります。

ほんのごくたまにバグとフリーズ有り。
メニューが表示されなくなったり、主人公がその場で動かなくなってしまうことがあります。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用
アサシンクリードシリーズは１とブラッドラインをプレイ済みです。
（今作はスペシャルエディション版を購入）

今作は大変満足できる作品でした。
レビューは前作と比較するところが多くなりましたが、前作がイマイチな出来だけだっただけに、今作の出来の良さには驚きました。
これぞ「正統進化」といった出来栄えです。
『レインボーシックス・べガス２』でもそうでしたが、UBIソフトは前作での改善点を踏まえたうえで次回作をより良い出来にする頑張りが素晴らしいです。

前作をプレイした方、アサシンクリードシリーズが好きな方には是非オススメ。
ストーリーは前作と繋がっているので、まずは前作のプレイを強くオススメします。
これから今作をプレイされる方は、現在発売されているスペシャルエディション版をどうぞ。