PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

・絵師、声優ともに豪華。個人的にはあまり好きではないけど主題歌も豪華
・絵の背景がとてもきれい
・OPの出来

全体的にアニメパートには製作者の気合いが感じられました。
また、グラフィックも背景はとてもきれいでした。視覚的な面はそこそこ圧巻といえたでしょう。

BAD/REQUEST

・人物がアニメ、ポリゴンともに雑。特にポリゴンでのミラやミュゼの髪がひどい
・ストーリーが破たんしすぎ
・キャラクターに信念が感じられない。魅力がない
・全体的に暗い

個人的には人物のポリゴンは非常に気になりました。髪もですが、手足の動きもなんか気持ち悪かったです。
ストーリーはVSのシナリオライターといえばファンならぴんとくるでしょう。VSはキャラ改悪で有名ですが、今回は改悪するオリジナルがいない分ましだろうと思っていたら全く魅力のないくすんだキャラクターになってしまいました。まるでフレンの料理みたいですね。外見も素材もとてもいいのになぜか中身に生かされていません。
今までのテイルズであったなら、固有のジャンル名に沿った冒険（Lなら仲間たちとの絆によってラスボスを倒したり、Aならメインメンバーが自分の出生に対する試練を与えられたり、VならPTからラスボスまでメインキャラの多くが自分の正義や信念を貫いた生き方をしたり等々）があったものですが…Xのキャラの信念とは？と聞かれてもぱっと思いつく人は少ないのではないでしょうか？それはバンナムの人も同じなようで、一月号のビバマガでXの特集をしていましたが、敵キャラの信念についての記事はガイアス以外信念とは言えないようなものを無理やり信念にしていましたね。
PTキャラも似たり寄ったりです。特に何がしたいのかも良く分からないまま裏切って所属を変えてはまた相手を裏切って戻ってきたり、優しい設定のはずなのに自分で連れ出した相手に一緒に連れて行けないからだれか良い里親を探してあげると冷たい言葉を浴びせたり、今までのウケの良かったキャラの設定を引っ張ってきたもののオリジナリティを出そうとして失敗しているパターンだと思いました。
また、BGMも最悪です。アジア風の雰囲気を出したかったのか、モンゴルの楽器が多用されていましたが、どこへ行っても似たような曲ばかりで全く印象に残りません。しかも戦闘曲は普通に今までのテイルズのような調子であるため、初めはかなり違和感を感じました。異世界はNYがモデルなのでしょうか？なぜかBGMはジャズ仕様です。これもいまいち物語の真面目雰囲気に合わないムーディな曲で、結果としてシリアスなイベントの雰囲気が台無しになったりしています。これで０ｐの説明として十分かはわかりませんが、こればかりは実際に聞いてみなければ分からないでしょう。ただ、他の多くの方がBGMの印象の薄さについては言及しておられますので、そのことから推して知ることはできると思います。

他にもまだまだありますが、あまり書くとアンチと誤解されそうなのでやめておきます。ただ、15周年にあまり期待しない方がいいということ、ミラ編はジュード編の後にやることを注意事項として挙げておきます。

COMMENT

御覧の通り、私はキャラクターの掘り下げやストーリー重視派です。そしてかなりテイルズに入れ込んでおります。
そのため、今回のTOXはかなり期待をしていました。なので裏切られたという思いがあるのも評価を下げる原因ではないかと思います。
ただ、今までのようなゲストキャラがほとんどいなかったり（アタッチメントのバウルと精霊のザピィくらいしか見つかりませんでした）、コス変がほとんどなかったりと、シリーズファンに勧められるものとは思えません。これからプレイされる方はそのあたりを覚悟しておくとよいと思います。
では、長文乱文失礼しました。