PlayStation mk2 :: 真・三國無双６猛将伝レビュー

真・三國無双６猛将伝レビュー

発売元	コーエーテクモゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/09/29
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：タクティカルアクション ■ プレイ人数：1〜2人 ■ プレミアムBOX：8,190円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	3pt	4pt	3pt	3pt	1pt

総合点
65pt

GOOD!

○やりこみ要素
将軍位や秘蔵武器が登場し、ようやくシリーズおなじみの「難度が高めな条件を達成して褒賞を得る」という要素が生まれました。
難易度究極でさえクリアするだけなら簡単という作品ですが、各キャラ最後の将軍位や究極での秘蔵武器獲得は一筋縄ではいかず、やりがいがあります。

○英傑伝シナリオ
ステージ前後のイベントやステージ固有のセリフなど、6無印のシナリオステージに比べても遜色のないシナリオです。
これが6無印でクロニクル専用だった全キャラに用意され、ようやく全てのキャラクターに見せ場が用意されました。

○金
6無印ではすぐに使い道がなくなってしまった金をステータスに還元できるようになりました。
また、難易度を上げると獲得できる金額が段違いになるので、高難易度で遊ぶことが単なる自己満足ではなくなりました。

BAD/REQUEST

○雑兵
6関連の作品の最大の問題点は、雑兵を倒す意味が全くないことだと思います。
いくら無双が一騎当千の爽快感を味わうゲームでも、さすがに全く意味がない雑兵斬りをしたいとは思えません。
せっかく6無印やOROCHI Z以上のワラワラ感を実現したのに、結局武将を攻撃する際に巻き込まれるだけの存在になっています。そんな遊び方でも、ステージをクリアする頃には意識せずとも1000人前後を撃破しているのはすごいことだとは思いますが…もったいないです。

また、ステルスも顕著です。5spのようにステルスのせいで画面がスカスカということはないのですが、無双乱舞で敵を吹き飛ばしても次の瞬間には同じくらいの数の雑兵に囲まれています。そのため、安易な無双乱舞はゲージの無駄遣いに終わってしまうことがあります。

○レジェンドシナリオ
元々6無印の頃からステージ中のイベントが少ないとは思っていましたが、レジェンドシナリオでは皆無です。
リメイクステージを使うことでステージ構成を考える手間を省略しているのに、その上元々あったステージ中のイベントまで省略してしまうのはどうなのでしょうか。不完全リメイクで、懐かしさも何もありませんでした。

○体力吸収の将軍位
救済のためかもしれませんが、雑兵の集まりに無双乱舞を一回使うだけで体力の半分以上が回復するのはやりすぎです。難易度究極でもボタンを連打しているだけでほぼ死ななくなります。
武器を持ち換えればいいと言われればそれまでなのですが、そうするとEX武器を手放さないといけない武将も少なくありません。

COMMENT

面白いのですが、手放しに誉めることはできないゲームです。
やはり雑兵を倒す意味がないので、ともすると道中の雑兵を全く相手にせず敵武将だけを目指すプレイになってしまいます。
また、ところどころに「OROCHI 2の製作で忙しいのかな…」と思わせる点があったのも残念です。
6エンパや7は一作に集中できるくらいの期間を空けて作りこんでほしいです。