PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

オリジナリティ：3
基本的に前作デモンズソウルのシステムを踏襲しており、近作から追加された新しい要素で褒めるべき点は少ないのでオリジナリティとしては普通です。基本的に前作経験者なら説明書をあまり読まなくても大体分かるゲームシステムです。近作から追加要素についてはBADに記載。

グラフィックス：4
ところどころで処理落ちが見られますが、シームレスでつながった広大なマップは私は評価しています。細かいオブジェクトもしっかり書き込まれており、独特のダークな雰囲気を十分感じることができます。処理落ちについては不快に感じるかどうかは個人差があると思いますが、私は8割方クリアしていますが特に気になるような処理落ちは今のところありません。

サウンド：4
基本的に無音なので何とも言い言い難いですが、そもそも無音であることがゲームの売りの一つでもあると思っているので、そういう部分をあえて評価して4点。ボス戦の音楽はいい曲だと思います。しかしBGMを楽しむ、という点ではこのゲームに何も期待をしてはいけません。

熱中度：4
初見では絶望的に難しいマップが多いですが、死にながら何度か挑戦しているうちに先に進めるようになります。気づけば数時間経過していることもよくあります。ただしそれはアクションが苦手ではなく、頭に血が上らずゲームを考えることができる方に限った話で、そもそもアクションが苦手な方にとっては熱中する前に嫌になるでしょうし、カッとなって突撃しても強引にクリアできることは少ないので余計に嫌になるだけかもしれません。私も何度も何度もコントローラーを投げそうになりましたが、それでも続けているので熱中度として評価しました。

BAD/REQUEST

満足感：1
前述の難しさをカバーする要素としてオンラインでの協力プレイがあり、格段に難易度が下がりクリアしやすくなります。協力プレイ以外にも敵対プレイで正々堂々と対戦するもよし、いやらしく邪魔するもよし、これらはデモンズから受け継がれた素晴らしいシステムです。ただしそれは、オンラインが正常に機能していれば、の話。発売直後の不具合が修正され、オンラインプレイができるようになったとはいえ、実際のところあまり活性化しているとは思えません。ネットワークプレイで協力してもらうためには（対戦、邪魔してもらうためにも）、ゲーム内で自キャラが特殊な状態である必要があり、前作と違って今作にはその特殊状態でプレイすることのメリットがほとんどありません。デメリットばかりです。また特殊状態になること自体に回数制限があるといっても過言ではありません。なので潜在的なプレイヤーの数はおそらく相当いるでしょうが、そのほとんどが協力する側で待機していると思われます。（協力する側は特に制限はないので）　結果的に最大の売りであるオンラインがうまく機能しておらず、実に残念なゲームだと言えます。
その他にもいろいろ不満はありますが、オンライン関係がもし今後パッチなどで劇的に改善されれば、その時は満足度は4〜5をつけてもいいと思っています。

快適さ：2
難しいことを特徴の一つとして作られたゲームなので、サクサク簡単に進むなんてことは最初から期待していません。別に理不尽に殺されてもある程度は許容できます。しかし難易度をあげるための手段が、ただ単に雑魚の強化であったり雑魚の増加であったりでは、それは難しいのではなく面倒くさいだけです。そのあたりを履き違えている感は否めません。それでも私はプレイしていますが、熱中度と快適さのバランス取りはどちらかといえば失敗していると思います。

COMMENT

他の方も言っていますが、前作デモンズソウルがあまりにも完成度が高すぎました。あのクオリティのまま、また別の世界で楽しめると期待していましたが、おそらくデモンズソウルはまぐれでできたゲームなんでしょう。それを自分達の実力と勘違いして、よせばいいのにわざわざ改変してその結果劣化させてしまったのがダークソウル。それでもデモンズでの貯金があるからそれなりに面白いです。旬を過ぎると途端に人が減ってしまうだけに、購入を考えておられる方は修正パッチの情報を逐一チェックしつつ、見切り発車でやってみることをオススメします。色々不満も出てくるでしょうが、様子を見ているうちに終わってしまう可能性も十分にあります。特に低レベル帯でのオンラインプレイは、そのレベル付近のプレイヤーが減ってしまえばおそらくソロ同然になってしまうので。
ソロはソロで面白いですが、新規プレイヤーの方にはやはり最大の特徴である召喚プレイを楽しんで頂きたいです。