PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

・HDDに取り込んだ音楽をBGMとして扱える。

・ハイパーブーストの採用。

・出来る限りのスペック反映。重力下でのMSやバトロイドの設定を無視した滞空やファンネル廃止。

・僚機が空気ではなく、頼もしい存在に。

・ユニット改造値の増減が出来るようになった。

・バグの皮を被った救済措置。

BAD/REQUEST

操作性やロックオン等に関しては、散々概出なので割愛させていただきます。

・パイロット育成の導入。正直これが最大の改悪点。コストも非常に高く、プレイ時間稼ぎの思惑丸出し。

・テンションシステムの導入。加えてチャージとかマゾメーターが天井に張り付きっぱなし。

・キーコンフィグがない。シリーズ通して△に上昇、×に下降を割り当て、アヌビス仕様で慣れきっていた身には痛恨のダメージ。

・ブースト廃止。クイックターン廃止。レバー弾き緊急回避廃止。レバー弾き回避と×ボタンでのクイックターン・ブースト・ハイパーブースト兼用は共存できそうなものだが、どうしてこうなった…。

・極一部のユニットを除いた、掴みやバーストの存在意義。

・ステージ選択画面が一々重い。凝るのは結構だが、重くなるなら話は別。

・画面が切り替わる度に、メニューのカーソルの反応が一呼吸遅れて重い。同上。

・非常にバグが多い。フリーズ程度なら茶飯事。

・何も無い空間から無限に湧き続ける雑魚ユニット。

・上記の弊害として、護衛対象の周りを掃除してからターゲットへ…といった当たり前の戦術すらとれず、指定ターゲットを墜とすのが先か 護衛目標が墜ちるのが先か… 時間との勝負一択。こちらからアプローチできる戦術の幅が皆無。

・一部のステージでの敵機以外の浮遊物へのロックオン。ただでさえままならないロックオンに対する不満が頂点に達する瞬間。

・画面右上のレーダーが使いものにならない。敵機が上にいるのか下にいるのか分からない上、高域レーダーへの任意切替が出来ない。

・ハイパーブーストの副作用か、戦闘領域が狭い。敵機を追いかければ領域外。敵機の背後を取れば領域外。これなんてACE1？ 大型ボス戦は総じて単純に狭い。

・敵機の『視界外』からの攻撃導入。少人数対戦の某ロボットゲーと違い、360度大量の雑魚に囲まれるようなゲームで この仕様は…。これなんて叢雲？

・後出しの自機の格闘攻撃は潰されるが、後出しの敵機の格闘攻撃は潰せないトンデモ仕様。

・1ステージに複数のタイトルを詰め込みすぎ。別タイトルの敵が登場する度に、イベント発生で画面が切り替わり非常にプレイテンポが悪い。

・グラフィックが思ったよりショボイ。機体の質感が一昔前のウルトラマンのソフビのよう。

・チェイスモード（笑）導入。これなんてサンダーストーム？

・身長差のある敵機への格闘時のカメラワークが もうメチャクチャ。

・原作のシーン再現にコダワリスギ。プレイの手を止めることなく戦闘中に臨場感ある音声垂れ流しがACEシリーズの良いところだったのに。

・原作再現の質が低い。音声はスローリーに淡々と妙な間だらけで流れもテンポも悪く、映像演出等にもスピード感や臨場感は殆ど感じられない。アクエリオンやマクロスFの原作再現を、グラフィックも含めて このレベルでやる意味がわからない。まるで手つきのおぼつかない棋譜並べ。やるならやるでナルティメットストーム等を見習って『魅せるもの』にして欲しい。

・一部のロボットに対する愛があまり感じられない。歩行モーションは譲るとしても、ゲイナーダンスがないとかあり得ない。

・トロフィー獲得条件が、恐ろしく作業的なものばかり。プレイ時間稼ぎの思惑丸出し。

COMMENT

シリーズは全作プレイ済み。所謂ロボゲーと呼ばれるものはフォーメーションZの頃から殆どをプレイしております。

気の遠くなるようなパイロット育成コスト等から、EXHARDまでクリアした後、購入三日目で中古行き予定でしたが、バグの皮を被った救済措置のお陰でシリーズ毎のポイント稼ぎの苦痛から解放され手元に置いておく決心となりました。

今作、アニメに対する愛は感じられども、ロボットに対する愛があまり感じられない。

肝心のゲーム部分はシステムやバランスがおざなりになり、原作アニメに対するイベントでのシーン再現に全力が注がれている印象。

客であるクライアントは『ゲーム』を買ったつもりなのに…どうしてこうなった…。