PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

GOODを★★★★★（★５段階）で簡単評価。

【オリジナリティー】★★★★☆

歴史を忠実に再現しているとは全然思いませんが、個々のキャラクターが引き立ち、戦国武将が活き活きとしています。歴史という学校で学んだ教科書を通し今まで興味もなかった日本史がまるで漫画を読み漁るように、戦国武将の個々の歴史が気になって仕方なくなります。とてもユニークな作品として出来上がっています。★が一つ足りないのは、前作まであった天下統一モードがなくなったため。

【グラフィック】★★☆☆☆

オープニングのPVはかなり感動しました。感動しただけに、実際のゲーム上では正直気分が下げ、粗過ぎます。オープニングPVでは、各キャラが髪の一本一本が毛先までサラサラ揺らめき目の表情、まつ毛までもリアルなのに、ゲーム上では髪がボサッとしていてさつま芋のようにまとまってユラユラガクガクしています…。FF13をやった後だけに、ファンタジーをどこまでリアルに追究し再現するか、一つ一つの物体のきめ細な描写がなく残念。

【熱中度】★★★★☆

熱中度を他の皆さんが書かれている以外の部分で補足して書きます。“難しい”、“究極”などの難易度があがったステージを２プレイでやると意外や意外、白熱して興奮します。大型テレビ37インチ以上が推奨前提のお話です。友達と両者地図を見て、どっちがどう攻め入るとか作戦を練ったり、最終決戦の関が原の戦いでは、敵武将が２体のとき、こちらも２体でタイマン張り、お互いピンチになれば復活ゲージに入って救援をしたりと本当に面白いです。２プレイなら、“究極”の本田忠勝とも戦えます。

【サウンド】★★★★★

オープニング、エンディング各テーマソングとも良し。オープニングは見ていて聴いてとても興奮しました。また、各ステージ、各キャラクターごとに変わっていて、そのBGMも良好に感じます。申し分ないでしょう。BGMが単調すぎてもプレイに飽きがきてしまいがちですが、変化も伴って楽しめました。

【満足度】★★★☆☆

・新しい戦国武将がいっきに増えたこと。また各人個性が出ていてとてもいいと思います。
・技の装備が増えて、変化が富んだプレイを楽しめるようになったこと。
・各ステージ一つ一つのボリューム感が増え、また、仕掛けやクリアー条件が設けられていること。

【快適さ】★★★★★

ロード時間はさほど気になりません。カメラワークがもっと改良の余地があったようにも思えますが、右スティックボタン一回押せば正面へ戻るので、それも不快には然程思いません。

BAD/REQUEST

BAD／Requestをコメントのみで評価。全作品プレイ済み

【キャラクターの削減】

前述GOODで述べたましが、このゲームは歴史を汲まなく忠実に再現させる必要性もないわけだと思えば、今までファン層を多く取り込めた武将たちをこれでもかって程リストラさせているのは残念で仕方ない。個人的には、竹中半兵衛、浅井長政、森蘭丸、片倉小十郎、猿飛佐助が使えなくなったのが悲しいです。

そして、更にリクエストとして言えば、宮本武蔵が前作に出たのなら、“物干し竿”の異名を持つ長刀の使い手、佐々木小次郎が出てもいいのでは？

伝説の忍者や武将がこれだけ出るのなら、もっともっとリクエスト言っちゃえば、天草四郎時貞や、里見八犬士まで登場しちゃってくれと言いたいのは…わがままでしょうか。

【武器】

・前作まであった、お楽しみ武器であるおもちゃ武器がなくなったこと。
・甲、乙の判別が意味があまりないこと。

【衣装＆防具】

・前作までは、各キャラクターに衣装が３つ用意されていたのが、今作から削減。
・防具という概念がなくなり、衣装の上に好きな防具を組み合わせ、自分なりのデザインを楽しめなくなった。


【エンディングルート】

ルートをこんなにも多く作る必要性＝楽しみに繋がったと感じるでしょうか？達成度100％とはかなり難しいです。難しい以上を１プレイで戦国ドラマ絵巻を一周するのにどれだけ時間がかかるか…かなりしんどい作りになっちゃっています。

COMMENT

総評

個性豊かな武将が増えたことはとても嬉しく楽しいです。

しかし、全作プレイファンとしては、歴史をユニーク且つファンタジックに仕上げているこのゲーム、キャラゲーを確立したモノなら前作までのキャラクターを削る必要はなかったんじゃないかと、そこがとてもとても残念。

防具、衣装の削減も同じことが言えます。

しかし、ゲームそのものは大いに楽しめる良作だと思います。BASARAが初めてだって方でも、とても楽しめますし、大画面でプレイ可能でしたら、是非とも２プレイで究極モードを作戦練って共闘を楽しんでください。