PlayStation mk2 :: 白騎士物語 −光と闇の覚醒− レビュー

白騎士物語 −光と闇の覚醒− レビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2010/07/08
価格	6,980（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：RPG ■ プレイ人数：オフライン：1人／オンライン：1〜6人【廉価版】 ■ 発売日：2011/07/14 ■ 価格：2,980円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	4pt	2pt	3pt	2pt	2pt	3pt

総合点
48pt

GOOD!

アバター・アークナイトのカスタマイズの幅が広い。
特にアークナイトに関しては、防具と色の組み合わせでオリジナリティーを強く出す事が出来る。但しこれには問題があり、それに関しては悪い点で述べる。

其々の武器の長所・短所が強く、個性がある。
良く非難されるのが「重装備だとスピードが落ちて快適さが損なわれる」というもの。
しかし重装備はその反面、スーパーアーマーによる耐性がある。また、前作は未プレイであるが、多くのサイトにおいて武装のバランス取りが行われているという評価が多く、どの武器を使っても腐る事が無いと言うのは評価できる。
よって、コレに関しては賛否両論である。

BAD/REQUEST

ストーリーに「華」が無い。
盛り上がりに欠け、PS3ならではの演出というのが無い。
例えば、FF13はゲームとしては酷評されているが、ストーリー自体は美しいグラフィックを効果的に演出したものという評価がある。
本作は、ただ綺麗なグラフィックがそこにあるだけ。
言ってしまえば、別にドット絵時代のスーパーファミコンでも出来た様なストーリーで、陳腐さが目立つ。逆に言えば、本作のストーリーがスーパーファミコン時代に出ていたのであればここまで非難される事はなかったのではないかと思われる程。

そしてアークナイトのカスタマイズ。
アークナイトでクエストに参加できるのはGR15からであるが、カスタマイズ可能なのはGR19からである。フルカスタマイズが可能になるのはGR25を超えてから。それまでに必要な労力と時間は計り知れない。
これは、本作の目玉といっても過言ではなかったというのに、カスタマイズするのにここまで疲れるというのはある意味詐欺といっても過言ではないだろう。
また、素材で作成できるカラーは一回の使い捨て。
何度も使用できる課金カラー素材を買えと言わんばかりの使用に関してはあきれて物が言えない。

モンスターの使い回しや、住民の依頼が苦痛で仕方ない点は他のレビューでも語られているので詳細は省きますが、どちらも新鮮味に掛けて退屈さをエスカレートさせている。

本来、ゲームを盛り上げるための新要素がまともに機能していないというのは、正直製作者サイドの神経を疑うレベルである。

COMMENT

オンライン環境が無い方は購入しない事をオススメします。
他にいくらでも楽しめるRPGはありますので。

オンライン環境がある方、加えて多くのオンラインゲームで、マラソンやチャットになれている方は、何とか楽しめるでしょう。
自分もその口ですから。

ついでに、クソゲーハンターの方にも購入はオススメしません。
クソゲーとしてはあらゆる意味でインパクトに欠けてしまうので。