PlayStation mk2 :: スケート 2 レビュー

スケート 2 レビュー

発売元	エレクトロニック・アーツ（オフィシャルサイト）
発売日	2009/02/12
価格	7,665（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版) ／海外版レビュー
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：スケートボードアクション ■ プレイ人数：1〜4人(オンライン接続時：最大6人) 【廉価版】 ■ 発売日：2010/02/18 ■ 価格：3,129円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	5pt	5pt	5pt	2pt	5pt

総合点
84pt

GOOD!

・まず一言。
素晴らしいゲームだと思った。
SKATE2というタイトルの通りスケートする事を
重点的に創られているのですが、プレイヤーに用意された遊び方がとにかく多彩。
ひたすらカッコ良く滑って楽しむもよし、ボードから降りて
広大な街を観光するもよし。ベンチやレール等を組み合わせ
自分だけのスポットをデザインするもよし。
超高層ビルの屋上から飛び降りて現実だったら即死確定の大怪我を
するもよし。
プレイヤーの思い付く事は全て実現出来、プレイヤーによって無限大の
プレイスタイルがあるので常に「やること」「楽しいこと」が
尽きない驚異の中毒性がこのゲームにはあります。
この事から満足度は5点。
・また、このゲームはスケートに関してはかなりリアルに
仕上げられており、挙動はかなりストイックです。
例えば着地の際ちょっと角度がおかしかったり、衝撃が強すぎたりすると
すぐに転倒します。それこそプレイ直後なんて悲惨。
トリックをすれば転び、段差でつまずき、ガードマンに激突。
かっちょよく滑るなんてまた夢の夢状態です。しかも出される課題は
超高難易度なものばかり。例えればそれはスケート版デモンズソウル。
しかもキャラクターを強化するレベルやスキルなんて物は一切存在しないので
クリアできるかは完全に自分の腕次第になります。ですがそこが熱い!!
何千という失敗を繰り返したあとの成功は涙が出る程嬉しいし、
課題で覚えたトリックを今後の滑りに活かせるので、やればやる程
楽しくなっていきます。
かなり難しいけどそこにハマる、と言うことで難易度と熱中度は5点。
・またスケートの音も素晴らしく、一切妥協の意は垣間見えません。
ウィールの転がる音、スライドした時のデッキとレールの擦れる音...
正直ここまでリアルだと脱帽ものです。リアルスケーターなら自分が本当に
スケートをしているという錯覚を引き起こすかも。
この「音」を目当てに買ってもまず損はしないでしょう。
これは本当に例がないほど良い。断言できます。よってサウンドは5点。
・街でスケートをしている時は一切ロード無し、街で見つけた気になる場所に
マーカーをつけていつでも戻れる(距離によって短いロードあり)など、
快適さも頑張っている印象を受けます。課題に失敗した時もロードを挟まずに
サクサクとリトライ出来るのでストレスもありません。

BAD/REQUEST

・まず一番目立つのが徒歩時の操作性の悪さ。
普通のアクションゲームのようにグリグリとカメラを動かして
移動できない。本来カメラを動かす役割の右スティックが方向転換に
置き換わっているので、スケーターの位置を微調整したい時は
いちいちちょっとずつ方向転換しなければならないのでうざったい。
分かりやすく言うと、向きを決めてから走り出す「バイオ歩き」を
3Dでやらされるので非常にやりにくいという訳。
しかもどういう訳か方向転換していると突然走り出す事がある。
徒歩時のキーレスポンスがワンテンポ遅いのが原因なのですが、
こればっかりは本当に不満。ボードに乗っている時の操作性は良いのに何故？
・自分のスケーターの動きがおかしい
一切喋らないし動作がぎこちない。
なんだか人ではなく人形を操作しているようで冷める。
つまづいた時や車に跳ねられた時の仕草も嘘臭いしなんだかなぁと思いました
・たまにスケート中に有り得ない挙動・吹っ飛ぶ事がある
一応そういったものはバグ技として存在するのですが、
特殊な手順などを踏まないと出来ないようにはなっています。
しかし、ごく普通にスケートをしていてもスケーターが吹っ飛ぶことがあり、
(自分の場合は車に掴まろうとしたらスケーターの足がグニャグニャになり
奇妙な体勢のまま吹っ飛び街灯に激突した)
納得がいかない。
バグは箱庭ゲームの宿命だとは思いますが、そこのところを
BLACK BOX(開発会社。NFSで有名)は分かってないと思う。
・ガードマン(警備員)がしつこい
舞台の街はスケーターを毛嫌いする大企業が支配している為公共施設内の
至る所に警備員が配属されています。この警備員ビデオ等で良いアクセントに
なったりするのですが、普通に滑りたい時にはうざい事極まりない。
何かあればすぐに追跡して来て、フルスピードのスケボーにすら
追いつく脅威的身体能力を持つ姿はまるでアスリート。
一応警備員が居ない状態で滑れるモードもあるのですが、メインモードと
仕様が違うので何かと不便。ストーリーをクリアしてもモンゴコープが撤退
するわけではないのでがっくり。警備員を強制退去させれたら良かった。
・いろいろな説明不足
ローカライズが適当。誤訳多し。ゲーム内とトロフィーとで名称が違ったり、
(同じトリック)トリックブックに載っていない専門用語が出てくる。
ですがリアルスケーターなら大丈夫かと。

COMMENT

リアルスケボー未経験、スケゲー初挑戦。
専門用語等で苦労した点もありましたが、なんとかクリア出来ました。
全体的に見て、かなりの良作です。というか神ゲー。
敷居は確かにかなり高いですが、上達してしまえばまるで体の一部のように
ボードを扱えるようになり、格段に楽しくなっていきます。
「なんでもっと早く買わなかったんだろうか」そう思える作品です。

NFSUCの出来があまりにもアレだったのでもうBLACK BOXは見放そうかと
思っていましたが、つくづくやってくれましたね...全く。

楽しすぎて他のゲームに手がつけられねぇよw!!