PlayStation mk2 :: 白騎士物語 −光と闇の覚醒− レビュー

白騎士物語 −光と闇の覚醒− レビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2010/07/08
価格	6,980（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：RPG ■ プレイ人数：オフライン：1人／オンライン：1〜6人【廉価版】 ■ 発売日：2011/07/14 ■ 価格：2,980円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	4pt	4pt	4pt	4pt	4pt

総合点
82pt

GOOD!

前作を丸々収録したボリューム、前作より改善されてストレスがほぼなくなったに等しい戦闘システム、前作の欠点をことごとく解消してます。

グラフィックは前作の時点で元々綺麗でしたので、今回も引き継がれてる感じです。
さらにライティングが改良されててより質感が良くなってます。
主要キャラのモデリングも作り直されていていい感じです。
あいかわらずすばらしい造形のバランドール、そしてグリード。
さらに平原をあるいてるだけで楽しいです。
この箱庭感はまさに次世代のRPGという感じ。
他者も見習ってほしいところです。

前作はメニュー部分で使いにくい部分があって改良の余地ありでしたが、これは前作のアップデート時点で改良済み、それを踏まえたメニュー回りとなっています。
前作で最もストレスのたまったゲージの貯まる遅さに起因するもっさり感。これは見事に解消されてます。最初からこうしとけよというくらい。
あと、無駄に技が一杯ありすぎた反省からか、弱点属性をつかないとダメージ量が大きく変わるように改良されたおかげでほとんどの技が活用できるようになりました。
おかげで戦闘が楽しい。

前作の問題点としてGRの上がりにくさがありましたが、これも今回、住民からの依頼や賞金首をこなすだけでGR10くらいはすぐあがるようになり、上位クエに挑戦する道のりも比較的容易になりました。

主題歌も前作よりはるかにいいですね。
前作のも好きでしたが、それより高揚感があります。
何度でも聞いてしまいます。

シナリオは前作が王道というか簡単すぎましたが、今作は演出面でかなりパワーアップしてます。
まだラスボス前ですが、私は充分楽しめてます。

BAD/REQUEST

一番の問題点はマップの使いまわしが多いところだと思うのですが、これは私個人の意見としては白騎士1と2ではなく、二つで一つの完成された作品という認識ですので特に気になるところではありませんでした。
光パートに入ると早い段階から欲しいスキルがある程度取得済みですので、光パートだけでみると成長の楽しみは少ないのかもしれません。

一番の問題は、今回実装された住民からの依頼。
おつかい、なんてものじゃありません。
目の前に立ってる人どうしの伝言を何度も頼まれる意味のわからないシステム。
勝手に自分たちで話せよって感じです。
それでも目の前の二人ならまだいいですが、街の端と端に立ってる人同士の伝言を頼まれたりすると・・・「伝えてくれ」「解ったと伝えてくれ」「もう一度意見をきいてくれ」「私の考えはこうだと伝えてくれ」この繰り返しでひたすらマラソンです。しかも量が膨大にあります。
これだけのテキストつくる労力をもっと別なところに・・・

賞金首はよかったです。むしろこっちをもっと拡充すべき。
ここが非常に惜しかった

あと、リトライポイントがおかしいところがあります。
まあリトライせずにロードすれば済む話ではありますが。
ここは開発者のミスでしょう。

COMMENT

前作がややがっかり評価が多かった白騎士物語ですが、今作はかなり改良され、良作となってます。
モンハンのように装備で見た目も変わるので、オンラインをやって素材を集め、装備を合成していくのも楽しいです。

ただ、前作よりはるかに難易度高いので歯ごたえあります。
RPGなのでレベルを上げていけばいつかは倒せるのでしょうけど、詰んでしまう人も多いかもしれません。

これは白騎士の続編というより、古パートと光パートあわせて一本の、白騎士完全版として遊ぶべきだと思います。
今の時点で60時間弱遊んでますが、かなり満足できてます！
前作の戦闘がだめで止めた人も是非！