【PS3】inFAMOUS 2(インファマス2) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-07-07 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サンドボックス型アクション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
62pt
GOOD!
■グラフィックス
トレーラーを見ての通り。
エフェクトが画面狭しと走り、スーパーヒーローアクションとして満足の出来。
巨大モンスターとの対決などは、やや地球防衛軍の雰囲気に似てる。
キャラクターのグラフィックも一新。
表情を作るようになり、イベントシーンの質が前作と比べて飛躍的に向上した。
■雑魚敵
前作での大きなストレス要素だった「雑魚敵の超感知、超正確射撃」が改善。
遠くへ逃げれば被弾率が下がり、側転などの回避行動をすれば攻撃を交わせる。そういったアクションゲームとして当たり前のことが可能になった。
この点に関しては前作が異常過ぎだった。
■ローカライズ
吹き替え最高。個人的には前作よりもインファマスの世界が身近に感じられるようになった。
BAD/REQUEST
■ボス敵
一部を覗いて、一度倒したボス敵が雑魚敵に紛れて何度も何度も街中に現れる。
最初は楽しいが、何度も何度もしつこく出てくるので、さすがに欝陶しくなる。
なんというか、ファーストフード店で食事をしようとして、何個も何個もハンバーガーばっかり出されるような感じ。
とにかく目立つものを全部投入してしまえ! というスタイルで、メリハリというものが全く考えられていない脳筋仕様。
■マンネリ
こういった箱庭型ゲームではお約束の問題。同じようなクエストの繰り返しで中盤以降は酷く飽きる。
同じようなことを何回もやらせるぐらいなら本編を半分ぐらいザックリ削っても良かったのではないかと感じる。
その代わりクエストを全て善クエスト悪クエスト二種類ずつ用意し、最低でも2週プレイしたくなる仕様にするとか……。
とりあえず何らかの工夫が欲しかった。
■カメラワーク
ダメージを食らったりすると、よくカメラがブレる。
迫力を出す、という点では効果的だが、自分の状況が解らないぐらいカメラを揺らされるのは個人的にストレスを感じた。
COMMENT
善ルートクリア。
オフラインのみ。
序盤は最高に楽しいゲームでしたが、中盤を過ぎた辺りから苦痛を感じるシーンが多かったです。
この開発チーム(Sucker Punch Productions)はレベルデザインが破滅的に下手な様子。
まともなディレクターを他所から引っ張ってくるかしない限り、見た目はともかく、中身の進化は難しいように思います。
「前作やってないんだけど、いきなり2をやっても大丈夫?」という方へ。
大丈夫じゃないです。
前作の出来事を基礎としてシナリオが進行するので、前作をプレイしていないと今作のシナリオは理解出来ないと思われます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 2pt |
91pt
GOOD!
<快適なアクション性と広大なフィールドの融合>
前作に増して自由・爽快に主人公を操れる。何処にでも登れるパルクールは勿論、今作では一気に大ジャンプできるアイスジャンプやフックショットのように飛び移れる技が増え、自由自在に飛び回れる。オープンワールドのゲームでここまでの自由な操作が可能なゲームを私は知らない。とにかく動き回ったり飛び回ったり破壊衝動に駆られて暴れているだけで楽しい。
<迫力のグラフィック・破壊表現・サウンド>
グラフィックは前作以上にパワーアップ。遠景まで描き込まれ、色彩豊かなテクスチャはハイレベル。南国風のリゾート地から工業地帯までマップの風景が豊かなのも○。破壊できるオブジェクトが増え、しっかりリアクションがあるため様々なことを試してみたくなること請け合い。BGMもここぞという場面で入ってくる演出がなされ、弦楽器を基調とした不協和音などで気分を盛り上げる。シリアスな雰囲気にマッチしていて○。
<ロードレスの快適環境>
ロードのなさは折り紙付き。前作同様ソフト起動からプレイできるまでのロスがまったくないのも○。デモシーンをスキップすると5秒程度のロードがあるが、それ以外はロード画面を見る機会の方が少ないくらい。とくにミッション開始がロード無しのシームレスにはじまるのは、盛り上がった気分をそのまま維持してくれるため非常に好感が持てた。
<前作の不満点をきちんと解消しているゲームデザイン>
上記の快適な移動技の追加や、ホバーの機能性改善、パワーアップアイテムのサーチ機能改善など、きちんとユーザーの声に耳を傾けたであろう改善がしっかり見受けられる。こうしたことでより快適に楽しめるゲームになっている。技が増えたことで各ボタンへの割り振りが煩雑になるのではと思ったが、そこもきちんとショートカットで切り替えられるクイックメニューが用意されていたり、1個前に設定していた技がまずはトグルスイッチで前後に切り替えられたりと隙がない。
<吹き替えによる白熱の演出>
今作より待望の日本語吹き替えを収録。実力派声優陣による白熱の演出でデモシーンの完成度が増したように思う。街中の人々の発する声もしっかり日本語化されており、前回英語のみだった該当TVの演出もばっちり日本語化。ミッション中のやりとりも字幕を追うことなく耳で楽しめる。他のオープンワールド系ゲームも是非追随して欲しい。
<シリアスで予想を裏切るストーリー>
この手のゲームはストーリーがおざなりになりがちだが今作は違う。シリアスで重厚ながらコミカルさも兼ね備え、一気に引き込まれる展開が待っている。宿敵も登場しスケールが徐々に大きくなっていく展開はさすがアメリカ製のストーリーと言ったところ。だれることなく一気に最後まで楽しむことが出来た。
BAD/REQUEST
<字幕・メニュー周りのフォントがいまいち>
MSゴシック的な無骨なフォントが妙に古くさく、ちょっと残念。そのほかのインターフェースが洗練されているだけに余計に気になってしまう。改行のタイミングも雑なところがあり・・・ローカライズの問題かと思います。。。
<ロード中に音声が途切れる箇所がある>
BGMだったりSEだったり、、そうなる箇所は決まっているようなので単純なバグ?
COMMENT
とにかく丁寧に作られた続編。しっかりユーザーの声に耳を傾けて作られており、続編作りのお手本のような出来映え。オープンフィールドでここまで爽快・快適にアクションが出来る作品は初めてです。ミッションが変わり映えしなく単調・・という前作の不満点もしっかりフォローされ、多種多様なミッション、得られる技が善悪分岐によりさらに多様化することで繰り返しプレイにもしっかり対応。ほんとうに隙がありません。それでいて、壮絶なグラフィックで視覚的にも楽しませてくれます。とくに進化したデモシーン・破壊表現は必見。トリハダ!!!!ミッションクリエイトは評価するほどやり込んでいませんので割愛します。しかしそれ以外の部分でも十二分に楽しませてもらいました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
55pt
GOOD!
前作クリア済み。オフラインのみの評価です。
難易度ハードでプレイし、善のカルマでクリアしました。
電線を使っての移動、ジャンプからの滑空が爽快。100メートル以上の高さから落ちてもノーダメージで着地できる主人公は、まさに超人です。
このゲーム独特の能力はありますが、グレネードやロケットなどTPSでおなじみの攻撃方法もあるため戦闘にも慣れやすいと思います。
いわゆる必殺技がかなり派手で強力。能力を上げれば3回連続で使用可能にもなる。前作には無かった格闘攻撃は当てた時のカメラワークもあわせて爽快でした。
今回は敵の理不尽な探知範囲も改善されているので不意打ちも出来ますし、特殊な方法で倒すと経験値も入ります(微々たるものですが)。
今作はミッションによってはパートナーとの共闘もあり。
(しかしパートナーへの指示は一切出来ない)
セーブデータのロードもかなり早く、プレイ中のロードはほぼ無い。
BAD/REQUEST
・移動全般
走る速度がそんなに速くなく、ジャンプの高度が低い。
善のカルマで進めていくと中盤あたりにハイジャンプ能力を得られるのですが、これを通常のジャンプにするべきだったと思います。
そして相変わらず壁を登るのが面倒。登る時の挙動自体は前作より早くなっているのですが、×ボタンを連打しないと登ってくれないため、指が痛くなります。掴んで欲しくないところ、登って欲しくないちょっとした段差に登ってしまうのも相変わらず(段差に登ると格闘が出来ないため戦闘時に困る)。まあ戦う場所の地形を把握して、場所取りさえちゃんとすれば大丈夫だと思いますけど。
終盤になるとワイヤーのようなものを使って移動が可能になるためビルの上に登る面倒さは解消されますが、そもそもクライミング要素を排してこのワイヤーを初期能力にしたほうが快適に移動できたんじゃないでしょうか。
あと、水の上も歩けるようにしたほうが良かったと思います。
・ザコ敵のほうが超人!?
ザコ敵は通常射撃のヘッドショット一発では死んでくれません(ハードでクリア後にイージーでも試してみました)。さらに中盤以降は主人公以上のハイジャンプや移動速度を誇る敵が出てきます。もちろん、ザコ敵です。ザコの動きを見ながら、「その能力、くれ!!」と、何度思ったことか。
おまけにこのザコ敵は格闘でしとめようと思ってもハイジャンプで逃げることがわりとある(ジャンプのモーション中に格闘を当ててものけぞらない)。そんなのが集団で出現するので本当にうっとうしかったです。
ロードは早いのに快適さの評価が低いのは、上記のように移動と戦闘で疲れる点が多かったからです。
・全体的に単調
メインミッションはそれほど単調に感じなかったのですが、サブが似たような内容ばかりなので(探索、戦闘、追跡、目的地への移動、写真撮影)、何十個もこなしているとさすがに飽きます。フィールドにせよサブミッションにせよ、もっと遊び心のある仕掛けがあればよかったのですが。お店があるわけでもありませんし。
・能力を引き継いでの2周目がない
一番ガッカリしたのがこれです。いまどきなぜ強くてニューゲームが無いのでしょうか。
また最初から電力ゲージを増やすためのアイテムを100個以上、ビルを登るために親指を痛めながら集めろというのでしょうか。
また最初から似たようなサブミッションを何十個もこなして、経験値をためろというのでしょうか。いくらなんでも、やる気になりません。
ストーリーはわりとあっさりで演出ややり取りも淡白気味。
音楽は特に印象に残らない、
ボリュームはサブミッションを全部クリアしようとすれば15時間以上はあると思います。私はハードでプレイして結構リトライしたのでその分余計に時間がかかっているかもしれませんが、値段を考えれば妥当なボリュームだと思います。
COMMENT
前作を正統進化させた内容なのでファンの方ならかなり楽しめるのではないでしょうか。
逆に前作を単調に感じた方にはあまりお勧めできません。戦闘は楽しくなっていますけど。
それにしてもこの手の箱庭タイプによくある、フィールドに散在する100個以上のアイテムを集める作業は、どうにかならないのでしょうか。戦闘に直結するゲージにかかわるアイテムで、なおかつ能力を引き継いでの2周目が無いこのゲームでは、その点は特に致命的でした。しっかり作ってあるのに全体的に惜しい作品。
最後に、ご覧いただいた方にお礼を申し上げます。
拙文ですが、少しでも参考になれば幸いです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-01-24
この作品をプレイすると、1作目にはもう到底戻れないほどの爽快感を味わえます。
きっと、気になるなら買って後悔することはないでしょう。
ストーリーもありますが、個人的にはさほど重要な要素には感じられませんでした。
良い所は、爽快感、もし自分が超能力を持っていたらという想像への満足感を満たしてくれるところです。
気になった点は、沢山使いたい技があるのに、同時にセット出来ないものがある。
すべてクリアしてしまうと、人が作ったミッション(あまりおもしろいものには巡りあったことがない。)をするくらいしか、やることがなくなる。
町並みが、少々単調。アサシンクリードくらい複雑になって欲しい。
気になった点が多くなったのは、良い所が多くて書き出すのが大変だったからです。
非常に良いゲームでやって損はないです。
GOOD!
46型フル液晶テレビでインファマス2をプレイしました。HDMI接続です。善のエンディングを難易度ノーマルで観て、
悪人プレイを難易度ハードで始めたところです(ちなみにMass Effect 2と並行してやってます)。
前作インファマスは未プレイです。
*オリジナリティ:5pt
善人プレイと悪人プレイができます。そしてエンディングも善人エンディングと悪人エンディングがあります。
ただし善人プレイ・善人エンディングというより、聖人プレイ・聖人エンディングです。
なぜなら、聖人コール(主人公)は人をほとんど殺しません。みねうちです。
コールは敵を電撃でしびれさせたり、棒で殴ったりして倒します。
そして倒した敵にR1+□連打で、コールは敵の命を吸収できます。
コールが吸命しようとすると、敵や一般人はかなり激しく抵抗します。
倒れた敵や一般人はかなり元気です。
だから聖人コールが敵の命を吸収しなければ、敵を電撃でいくらしびれさせようと、
敵を棒で殴っていくら倒そうと、ほとんどの敵は死んでないみたいです。
寸止めです。だって、倒れた敵や一般人はコールの吸命にかなり元気に抵抗しますから。
敵はショットガンを至近距離でコールにぶっぱなしてきたり、
グレネードを投げつけてきたり、ロケットぶっぱなしてきたり、
ガチでコールを殺しに来ます(まあオフラインゲームだから、
手加減するよう敵はプログラムされてますが)。
なのに、コールは敵をほとんどみねうちです。寸止めです。
聖人コールは顔に傷があり、刺青も多数入れて、声も抑え気味で低いんですが、
びっくりするぐらい変人…もとい慈悲深いです。
悪人プレイは極悪人プレイといった方がよいでしょう。
例えば、極悪人コールは集落にいる敵を倒すために、一般人もいる集落をまるごと爆発させようとしたりします。かなり無慈悲です。
このように聖人コールと極悪人コールという両極端なコール(主人公)をプレイでき、
エンディングも善悪二つあるのが主なオリジナリティだと思います。
*グラフィックス:4pt
解像度は720pでけっこう密できれいな映像を満喫できます。
モンスター?がグロくて迫力あります。すごく巨大なモンスター?と箱庭で戦えます。
モンスター?の特殊攻撃などをコールがくらうと、コールが吹っ飛ぶ映像にカメラがズームするので、
コールのやられた!感がよくでます。人型の敵や一般人を雷で感電させても、棒で殴りつけても、
人型の敵や一般人は流血をしませんし、あざもできません。
*サウンド:4pt
メインテーマの弦楽器の墜落していくような下降フレーズが耳に残ります。
声優さんの吹き替えもいいですね。クオ役やコール役やニックス役やジーク役の声優さんいいですね。
CGの動きと声がよくあってるし、感情が声によくこもってる気がします。
*熱中度:4pt
×ボタンを適当に押せば、ビルをすいすい登ってくれます。強盗をみねうちするもよし、
襲ってくる強盗を吸命することもできる一粒で二度おいしいゲームです。
*快適さ:5pt
ロードがほとんどないです、オープンワールドアクションなのに。これはすごいです。
チュートリアルもけっこう丁寧です。
*難易度:2pt
難易度ノーマルだと、普通の難易度だと思います。
全身が水につかるとコールは死んじゃいますが、すぐにリスタートできますし、
敵はけっこう弾を外します。
BAD/REQUEST
もしかしたら気に入らないかもな所
*オリジナリティ:5pt
普通の人の葛藤や心のヒダを丁寧に描いた作品とはあまりいえません。
フィクション全開です。物理法則を軽々と無視します。
*グラフィックス:4pt
緑豊かな自然なんかはほぼないです。コール(主人公)は顔に傷もち、刺青ありです。
人型の敵や一般人の流血やあざはほぼなしです。
*熱中度:4pt
サブミッションはメインミッションとあまり関わりのないものもけっこうあった気がするので、
ちょっとだれました。オフラインのサブミッションをほぼやって、片方のエンディングを難易度ノーマルで観るまでに15時間ほどだと思います。
*満足感:4pt
コールは聖人か極悪人かどちらかの道をたどらされることになるので、
凡人の自分には感情移入が少し難しいです。
シナリオの選択肢はおもしろいんですが、2つしかなくて、しかも極端すぎると感じます。
COMMENT
*満足感:4pt
インファマス2に満足です。インファマス2はかなり変わった主人公(コール)を操作できるからです。
聖人プレイも極悪人プレイもこのソフト一本で楽しめます。
ただし凡人プレイはほぼできません。シナリオの選択肢は極端な二択が多いです。
後、ロードがほとんどないです、オープンワールドなのに。すごく快適で、満足です。
オープンワールドで巨大な敵と思う存分戦え、仲間の超能力者との共闘もあり、楽しいです。
それに完全吹き替えだし、値段も安いし、私はインファマス2に満足ですね。