【PS3】アンチャーテッド −砂漠に眠るアトランティス− レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-11-02 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:オフライン1〜2人(オンライン2〜10人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
80pt
GOOD!
グラフィックは私がプレーした中では間違いなくダントツの1位だと思います。人物に至っては服装からしぐさ、感情までとてもリアルに表現できていると思います。
基本的にムービー→アクション→戦闘の繰り返しで物語は進んでいくのですがアクションと戦闘パートでも会話(独り言含)が豊富でぶつ切り感を感じさせる事なくスムーズに進むのでやめ時を忘れてしまいそうになるほどです。(復帰のリプレイが早いのも要因です)
後にBADに記載しますがアクション、戦闘に限ってはその道の一流ゲームに及びません。がストーリーとキャラクターが織り成すハラハラドキドキの展開最後まで続くのでプレーしている人はもちろん見ているだけでも映画のように引き込まれてしまうゲームです。
BAD/REQUEST
ゲームとして評価すると不満部分はやはりあります。
戦闘(TPS)に関してはマップ等がわからない為、後半は理不尽な攻撃を度々受けます。
爆発系の武器でないと対応できない敵、十字砲火やスナイピング等ウザい攻撃が多々あります・・
ライトゲーマーで中級プレーだと詰みかねないレベルだと思います。
成長要素も無いので戦闘が楽しくありません。やられてもペナルティ無しなので人事のように作業的にこなしていました・・・
スニーキングによる暗殺も警戒メーターみたいなのが無いので大抵みつかり結局乱戦になりスマートに進められない。アサシンクリード等と比べると自由に動けないし暗殺方法が少ない。
アクションシーンも一見派手に動いているようだが決まった位置ならほとんどの場所でタイミング不要でジャンプすれば進める。
ペルシャやトゥームレイダーのような時間的な仕掛けもなくテクニックが必要な場面がほとんど無い。
作品としては敵との戦闘が多すぎて冒険か戦闘どちらがメインかわからなくなる。
敵も逃げないと死ぬ状況なのにこちらに攻撃してくる、そんなやつらが大量にいるのでその辺はリアリティに欠けます。
待ち伏せもしつこすぎでそこまでわかっているなら絶対に撃退されていないとおかしいくらいなのに突破できるのも超人じみてリアリティを損なっています。
COMMENT
イメージ通りのゲームだったのでプレーしてみようかなって思う方は購入しても良いと思います。
PS3の性能を確認するにはもってこいのソフトだと思います。
プレーを見ているだけで楽しいので複数人でも楽しめるソフトです。
成長要素等があればと思う反面、このシリーズはやはりこの流れで続編を作ってもらいたいと思いました。
ゲームより映像作品として評価しています。
個人的にはフルCGでこのシリーズを映画化して欲しいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
81pt
GOOD!
ハリソン・フォードのCMで知名度を増したアンチャーテッドシリーズの3作目です。
当方は1,2作目クリア済み。オン対戦は性に合わないのでやっていません。
ですのでオフラインの本編に絞って評価と感想を書いていきたいと思います。
前作、前々作とのストーリーの関連性は主要キャラクター以外ほとんどなく、この作品からプレイし始めるのでもあまり違和感というか意味不明感は薄いと思います。
良くも悪くもストーリーはハリウッドの冒険アクション映画そのものなので、個性的ではあるが親しみやすいキャラクターのおかげもあって、インディ・ジョーンズを途中から観てもなんとなく楽しめるのと良く似ている感じですね。
今回も世界を股にかけた冒険がもりだくさんで、美麗なグラフィックで表現されるロンドンやコロンビアの街、フランスの古城、シリアの猥雑な下町に広大無辺な大砂漠などなど。
ゲームの中でたっぷりと普段行けないような風景の中を走り回れるのは楽しいの一言に尽きます。
【グラフィック】
とにかく現行PS3ソフトでは最高峰と言っていいんじゃないかと思います。
炎や水面の自然さに加えて、細かな砂ぼこりに巻かれた人物の描写や立ち並ぶ砂丘の精細さにはただ驚くばかり。クライマックスの舞台となる場所が初めて登場したときは美しさに声を呑みました。
主人公が幻覚にとらわれた際の画面演出も実に斬新だったと思います。
崩壊する建造物や大嵐に飲まれる豪華客船、墜落する飛行機からの脱出など、とにかく手に汗握るシーンの演出が優れており、まさしくプレイする映画のキャッチに恥じない出来です。
グラフィックの美しさを存分に引き立てるカメラワークも凝っていますし、ただ見てるだけではないプレイアブル場面が多いのにも「えっ、今動かせるのこれ?」と感心することしきりでした。この辺のサービス精神は国産ゲームに大いに見習ってもらいたいところ。
【サウンド】
効果音や自然音もかなり細かく設定されていて雰囲気を盛り上げるのですが、
石や木で出来た仕掛けが作動する音などがいかにもそれっぽく工夫されていて楽しいですね。
それになんといっても吹き替え音声の頑張りを評価したいと思います。
吹き替え陣が1作目から継続して出演しているおかげで安定感があり、それも洋画吹き替えのベテランばかりで雰囲気はさながら日曜洋画劇場と言った感じです。
翻訳も自然で洋ゲー初心者にもなじみやすいんじゃないでしょうか。
粗雑な吹き替えや字幕でお茶を濁すローカライズが多い中、これだけ力の入ったローカライズをしてくれるのは日本版スタッフのアンチャシリーズに対する愛情を感じます。
快適さに満点こそつけていませんが、特に目立つバグもなく、こまめなチェックポイント設定で実に快適にプレイできるのも素晴らしいと思います。プレイ中のロード時間は皆無ですし。
難易度設定もアクション苦手な方から腕に覚えのあるTPSプレイヤーまで幅広い設定ができます。
自分は初級でプレイしましたがけっこう死にました。(僕がへたくそなだけです)アクションゲーム慣れしてる方にはそんなに難しくもないでしょう。
手榴弾を投げ返したり、落下点に居る敵を踏みつけるなど、アクションの選択肢も増えました。
システム的には2でブラッシュアップされたものがさらに完成の域に達してると思います。
BAD/REQUEST
オンラインは未プレイなので・・・。まずは戦闘シーンについて。
マンネリ化と難易度低下を避けるためなのでしょうが、ステルス(不意打ちで倒す攻撃)がやりにくくなったのはいただけません。今回導入された格闘アクションはパターンがあまり多くない上に、1,2作目でもあった要素なので目新しさはない。それに多用したくなるほど面白く爽快感のあるものではないです。(手榴弾のピンを抜いてから蹴っ飛ばす、とかは面白かったけど)
前作のステルスは敵に忍び寄ってこっそりやっつけるのが楽しかったのですが、今回は最初から敵にバレている場面が多く、かなり工夫しないとステルスが成功しなくなっています。敵に気づかれないで数を減らせるステルスと違って、格闘攻撃に成功したからと言って特にメリットもないしなぁ・・・。
また、全般的に戦闘場面が多く設定されている割には手に入る武器の種類に幅がなく、数発でも倒せない硬い敵が多いのもあって単調な戦いになりがちでした。スナイパーライフルや前作のボウガンのような装備をもっと配置してほしかったですね。洋画でよく見る投げナイフのようなユニークな武器を使ってみたかったです。
次にストーリーについて。
導入部や要所要所の場面はいかにもプロが演出してるのだなと思わされますが、キャラクターの出し入れが若干お粗末。何の断りもなく途中で仲間にフェードアウトされると困る。っていうか気になるじゃないか。
同様に、終盤に唐突に出てきて唐突にいなくなる助っ人は一体なんなのだろうか。ご都合主義といわれても仕方ない扱いで、ちょっと作りが雑に感じてしまいました。せめて序盤から伏線があればね・・・。
ストーリー的には色々と主人公たちと悪役一味の因縁をほのめかしてるんですが、言うほどの因縁ってわけでもない。前作みたいに悪役まっしぐらの脳筋おじさん相手のほうが面白かった。
全体のストーリーよりも個々のシークエンスの面白さで引っ張っていく感じなので、場面が移り変わると新たな起承転結の「転」が来るまでどうしてもダレがちです。
謎解きのパズルは結構面白いんですが、ストーリー的に必然性の薄い戦闘シーンを挟むのが痛し痒しですね。このゲームはあくまでTPSなので、銃撃戦があるのはもちろん当然なのですが、仮にこれを映画にしたらカットされるのがまず戦闘シーンだろう、という感じなので。
個性ある敵キャラを大勢用意するのは大変でしょうが、場面ごとにストーリー上意味のある戦闘シーンとして設定してほしい、というのは贅沢すぎる要望ですかね。
ただ、あれこれ重箱の隅をつつくような文句を書きましたが、ゲームの面白さの根幹に関わるものはほとんどないです。それだけ完成度の高いゲームであり、良質なシリーズ作品であるということは書き添えておきたいと思います。
COMMENT
37インチ液晶テレビ使用。HDMI接続。5.1CHサラウンド環境等はありません。
アナログテレビでも接続しましたがプレイに支障はきたしませんでした。
以前友人に2作目を勧められ、プレイした途端大ハマり。その勢いを買って1作目もクリア。この3作目も発売前から大変楽しみにしていましたが、冬休みにようやくプレイできました。
個人的には3Dアクションゲームは苦手でへたくそなのですが、ストレスのない設計のおかげで十二分に楽しむことができました。自分に輪をかけてゲーム下手な妹でもちゃんとプレイできるほどです。
あたかも映画の中の登場人物になったようなプレイ感は本作独特のもので、冒険映画ファンにはたまらない演出がてんこ盛りです。どこかで見たような・・・って場面も多いんですが、むしろそういった「映画あるある」を意識した作りでプレイヤーに楽しんでもらおうという意図がはっきりしていてかえってすがすがしいです。
銃撃戦をクリアしていく必要があるので初心者は最初は戸惑うと思いますが、段階的にうまくなれるよう作られていますし、普段娯楽映画を見るのが好きな方にはオススメしたい1本ですね。
逆に、システムやストーリーの独自性・強い個性のあるゲームじゃないとイヤだという方にはあんまりオススメできないかも。古今東西のアクションゲームや冒険映画の良いところをごった煮にしたような感じなので。
昨今のRPG等でよく揶揄される「一本道」ゲームそのものな作りなのですが、とにかく危機また危機の連続で、先にどんどん進めたくなるモチベーションを持たせてくれるので気になりません。
登場人物になりきって「やべぇ!」とか「マジかよ!」と心の中で叫びつつプレイするのは実に楽しいです。
クリア後のオマケが少ないとか、オン対戦の比重が高く、キャンペーン部分のボリュームが若干少なめという不満もあるにはあるのですが、それ以上に息つく間もない大冒険を自分の手で動かして楽しめて満足でした。へたっぴでもちゃんとクリアできるしね。
PS3は持ってるけどBD再生専用機になってるなぁ・・・って方にもぜひプレイしていただきたいと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 5pt | 3pt |
81pt
GOOD!
グラフィック
グラフィックは僕が今までプレイしたゲームの中で一番いいです。砂漠のシーンは感動しました。といってもPS3では10本ほどしか持っていませんが・・・
少しだけのシーンに実写かと思えるほどの高画質なグラフィックを作り出すなんて・・・ノーティドッグ、いい意味で変態的です(笑)
このゲームのキャッチコピーは「この冒険は、すべてのエンタテインメントを超えていく。」でしたが、この時点ですでに超しています。
前作をはるかに超えた大迫力のシーン
前作は迫力といってもせいぜい車や敵の銃撃から逃げる的なもので、一番迫力のあるシーンは
崩れる橋を死に物狂いで渡る物でした。今作はその様なシーンは少なかったのですが、その一つ一つがダイハードに負けないほどのものだったのです。
とくに炎に包まれる中から脱出する所は凄まじかったです。一回丸焼けになりましたが。
難易度
前作(難易度プロにて)ではヘリの機銃でボコボコにされて死に、ミサイルで爆死し、重装備兵に近寄られショットガンで瞬殺、ガトリング兵に抵抗できないままフルボッコ、ラザレビッチに首折されて死したのはよくありました。いい思い出です(笑)
でも今作は装備して防御している敵やヘリなどの乗り物はいなかったので倒しやすく、またグレネード投げ返しもあり、程よい難易度でした。あと前作より格闘がしやすくなりました。
後半は確かに理不尽な難易度であり、敵も多かったのですが前作に比べるとまだマシでした。
謎解きの難易度
前作は謎解きは簡単、手帳を見ればすぐわかるといった物でしたが、今作の謎解きは分かりずらくほどよい難易度でした。
特にチャプター6の謎解きは楽しかったです。
読み込み
読み込みはゲーム開始、チャプター開始の2つだけ。
死んだ時の読み込みはありません。本当に映画みたいでした。
BAD/REQUEST
サウンド
前作のサウンドは素晴らしかったのですが、今作はあまり印象に残るものはありませんでした。
ステルス
少なかったです。近距離ではほとんどが格闘でした。なのでトロフィーを取るのにも苦労しました。
戦闘面ではリアリティが欠ける
敵も逃げないと確実に死ぬ状況なのにこちらに攻撃してくる、そんなやつらが大量にいます。
待ち伏せもしつこすぎ。なぜ逃げない?とも思いました。
まあこれくらいです。
COMMENT
HDMIケーブル使用 前作「黄金刀と消えた船団」プレイ済み
ほとんど前作との比較レビューとなってしまいました。
でもアンチャーテッドはやりこみ要素は少ないものの、PS3を持っているなら全作品持っておきたいソフトです。
洋ゲー好きな人はもちろん、嫌いな人もぜひ買ってほしい、そんなソフトだと僕は思いました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-01-07
アンチャ3作を全てやりました。
今回新たなアクションとして手投げ弾の
投げ返しが導入されました。
ただ投げ返しの軌道が選べず、近くに壁があると
ぶつかって爆風に巻き込まれたりします。
パッケージの砂漠ステージはほとんど後半で
アトランティスに辿り着いたら終わり間近。
アトランティス内をもっと体験したかったな、と
いう感じです。
ラスボスバトルもただの殴り合い(簡単なQTE)
味気ないバトルでした。
全体的には面白く仕上がってます。
でも前作(黄金)が個人的には好きです。
GOOD!
◇グラフィック
PS3のみならず今までのゲームに置いて最高峰といえるほどの綺麗なグラフィック…燃え盛る炎のゆらめきや、流水の表現などが前作にもまして美しくなっています!そのためより世界観にのめり込むことができます。キャラクターたちもよりリアルに、より美人になっています。物質の質感だけでなく動きや特に影がとても鮮明に描かれています。
◇演出・世界観
アクションアドベンチャーにおいて重要な舞台やそこで起こる出来事については、非の打ち所がありません。荒れ狂う海での戦闘や砂漠での流浪…前人未到の遺跡など冒険心くすぐることばかりで次はどうなるのか!?と終始興奮します。プレイ中は完全に映画の中の主人公になった気分です。また謎解きもあれこれ試行錯誤させられる程良い難しさで、全体的に熱中できます。
◇快適さ
本編のロードにかかる時間や回数、またオンラインの接触の具合。どちらも優秀だと言えます。ロードの回数は極めて少なく、またかかる時間もちょっと一息つく程度の時間しかかかりません。オンラインも安定しており、カウント後すぐに試合が開始されるなど非常に快適です。
BAD/REQUEST
◇ストーリー
まず致命的であるのがボリュームの少なさ。上級でも8時間でクリア出来るほどです。熱中度が高いだけに、気付けば終盤…そして呆気なくクリアしてしまうというのが残念でなりません。せめてあと1つでも舞台がないと物足りないと思います。またシナリオ性もよくありません。掴んだ手掛かりや再開した仲間たちもほとんど意味も無く消えていきます。アクション要素は非常に高いですが、キャラクターたちの関係や話の流れがお粗末でB級映画のシナリオに思えました。
◇やりこみ要素・特典
前作、前々作では、クリア後に特典が解放されてキャラクターをスキンを変更したり、特別なシステムを利用しながら面白可笑しく2週目が楽しめましたがl、今回はそれらが無くなりました。アート集などは存在するのですが、武器を出したりすることが出来ないのでお楽しみ要素が無いまま次週に臨まなくてはなりません。
◇オンライン
細かいですが、いくつか腑に落ちないことが。協力プレイで自分と他のプレイヤーの混同が起きる(自分の身に起きたことが他のプレイヤーに降りかかる)、協力プレイはストーリー自立てになっておりチャプターが別れているのに、そのチャプターが順番を追ってプレイするのではなくランダムかつ投票で決まる。主人公ネイトさんがゲジ眉毛になっている、グラフィックがキャラによってクオリティが異なるなどなど力を入れているのか手を抜いて作ったのかよくわかりません。
COMMENT
全シリーズプレイ済み大ファンです。期待に胸を膨らませ購入しクリア後一番の感想は「そこそこ良かった」でした。グラフィックの美しさは歴代トップであり、そこに迫力あるアクションや映画顔負けの演出が加わることで最高のエンターテイメントを作り出しています。あれほど興奮できるゲームはそうそうありません。アドベンチャーゲームとして、最も手に汗握り夢中になれるゲームです。ただマイナスとなってしまったのがやはりボリューム不足、シナリオの練り具合でした。本当にもう少しでも中身を充実させてくれれば歴代最高峰のゲームになったと思います。シリーズ総合順位としては2>3>1といったところでしょうか。
シリーズをプレイしてきた方々や、やり込むゲームは好きでないけれどもテンポ良く熱中できるゲームを求めているプレイヤーにオススメです。映画をプレイするといった夢のような願いを叶えてくれる数少ないゲームであり、これぞエンターテイメントです。