オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 0pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt |
59pt
GOOD!
■数々のネタ
ヒートアクションやサブイベントでは細かい面白いネタが多く、割と楽しめました。
ニワトリに管理される街はさすがに苦笑するしか無かったです。
■操作やルールの分かりやすさ
ゲームシステム等で複雑になりそうなタイプのゲームだと思ったのですが、非常にユーザーフレンドリーにできており、操作に困ることはありませんでした。
■ストーリー
半分BADですが、熱くなれる部分はあります。
特に中盤の錦との絡みなど(直後にひどい事にもなりますが……)
■やりこみ要素
これはシリーズ伝統だと思いますが、とにかくやりこみ要素はかなりあります。
人を選ぶ部分もありますが、特にコンプリートしなくても困ることは無いので、完全に趣味の世界ではあります。
■ミュージック
バトル中のミュージックについてはスタイル別に個別に用意されており、どれもノリが良く戦闘を楽しくさせてもらいました。
特に桐生、真島ともに最終スタイルの曲は素敵でした。
■バグなし
これを評価点にしてしまうのはどうかとは思いましたが、最近のゲームにつきものの初期バグについては
致命的なものは一切無く、ストレスフリーで快適に遊べました。
他社も品質保証にについて見習うべきだと感じました。
(私だけかも知れませんが、真島のポニーテールがある大事なシーンで重力を無視してギュルギュル動いていたりなどくらい)
BAD/REQUEST
■グラフィック
他のレビュアー様は絶賛されているようですが、リアルタイムレンダリングにおいてはPS3レベル(上原亜衣に限ってはPS2)と思いました。
またキャラのモーションも初代からの使いまわしがまだかなりあり、ここはもうちょっと何とかならないものかと思いました。
次回作は完全PS4独立タイトルにてグラフィックの向上をお願いしたいところです。
ここは本当にひどいと思ったので0点とさせていただきました。
■ストーリー
GOODにも書きましたが、あるシーンで錦がひどい目にしれっとあったり、重症のはずが1分もしないうちに回復していたり、最終章だけなぜか桐生に対する錦の呼び方が「オメェ」から「お前」に変わってしまうなど、せっかく盛り上がっている場面で所々白けるポイントがありました。
真島についての初期設定も非常に魅力的なのですが、竜頭蛇尾そのもので、せっかくの設定が活かされる事がほとんど無かったのは残念でした。
もう初代のようにプロの作家さんにシナリオを依頼したほうが良いのでは……?
■スキルツリーのだるさ
スキルツリーのシステムが非常に分かりやすいものになった反面、その元手を入手する手段がマネーアイランドかカツアゲくんに限られてしまうため、フルコンプするのはとてもだるいです。
■スタイルが死にシステムに
バトルスタイルを選択できるのですが、大体1つしか使いません。 いずれにしてもドリンク飲んでごり押しが基本戦略なので、スタイル別の戦い方を一通り愛でて終了なのが残念です。
COMMENT
■総評
ゲームとしては面白いです。
特に人を選ぶと思いましたのでGOODには書きませんでしたが、マネーアイランド、キャバクラともに育成要素は楽しめました。
キャバクラは源氏名が適当すぎですが、それはそれで面白かったです(おばちゃんも良いキャラでした)
ただしエンターテイメントとしてはストーリーがだいぶ破綻しているため失格だと思いました。
シナリオが初代並みに良くなればまた期待できそうなのですが……。
作品シリーズファンで無ければ、中古で購入することをお勧めします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
93pt
GOOD!
■グラフィック
グラフィックは秀逸。作りこまれた町並みは勿論、特に人物の肌などの質感は感動すら覚えました。喜怒哀楽やこまかな表情など、また発音による口の動きなど本当にびっくりしました。
感情の表現がすごいおかげで、どのシーンも人物のやり取りにも臨場感が増し、本当に深みが出たと思います。CGでここまで表現できるとは思わなかった・・・
グラフィックは洋ゲーに押されていると思っていたのですが、これほどのものが日本でも作れるのは本当に脱帽です。現時点で最高レベルのグラフィックだと思います。
■ストーリー
友情や絆、信念など男心をくすぐられる要素がいっぱい詰まっており、ストーリーも感動でした。
桐生一馬と真島吾郎がいつストーリーで絡むのか、衝突するのかをドキドキして進めていましたが、まさかあんな風にそれぞれにうまくスポットを当てたクライマックスになるとは・・・
二人の極道がこの夜に伝説の幕を開けるといったナレーションもあり、後半に連れて盛り上がりも最高です。^^
一馬と錦の絆のシーンにも泣けますが、物語の核心を知っていたり、カギとなる人物に一番近い真島の方が本作では本当の主人公かもしれません。
■キャラクター、人物の演技
何人かは本職の役者さんや声優さんを使っておられるだけあって、やはり演技はすごいです。
特に3人の若頭補佐、ハマり役でした。^^
阿波野のダンスとか面白かった。
今作だけで終わってしまった人もいるので、これは本当に残念。
■バトルと能力強化
他の方にも書かれていましたが、バトルのテンポがよく、バトルしていて楽しいです。
ザコキャラのセリフも面白いので、ついつい始めは絡みまくります。
また、型もいくつかあり、アクションのバリエーションもあるので奥が深いです。演出のたびに万札や500円玉が舞ったりするのは見ていて爽快。
ストーリーが進めばザコキャラでも強くなってくるので、能力強化システムでバランスをとるのはいいと感じました。
■シノギがはまる
神室町の不動産経営、蒼天堀のキャバクラはミニゲームとしても結構きちんと作られていて、はまります。
また、そのためにサブストーリーをいくつかした方が攻略しやすくなるのはいいアイデアだと思いました。
シノギがあるおかげで、他のお店を買ったり、提携したりするために神室町や蒼天堀を隅々まで探索したり、あるお店の子と絆を深めたりとこの手にありがちな作業ゲームにならないように工夫していると感じました。
特にキャバクラ経営はかなり力が入っていてキャバ嬢を育てたりするのは楽しいです。
■ミニゲーム
ビリヤード、ボウリングをはじめ、花札やマージャン、セガの体感型ゲームなどミニゲームは多く、またどれも完成度は高いです。^^
BAD/REQUEST
■シノギの説明が少し不親切?
最初、シノギ画面での操作があまりわかりませんでした。
キャバ嬢がサインを出したときに「△」ボタンを押すのはすぐに気づきましたが、会計時に「△」を押すのは結構後の方になってからだったような気がします。
また、不動産経営、キャバクラ経営どちらでもウィンドウ画面で選択されている店舗(不動産)やテーブル(キャバクラ)がどれか分かりづらかった・・・
特にキャバクラはキャバ嬢がサインを出してからすぐに対応する必要があるため、今選択しているカーソルがどこか瞬時に分かりにくい時もあり慣れないうちは間に合わなかったことも・・・
キャバクラの通常営業でクリアしたエリアを選択するのに何か意味あるのかとか、不動産経営でクリアしたエリアに付けるマネージャーやガードマンの能力枠が右端の能力でも問題ないのかとか細部で今でも分からない部分も。
説明が少なめなので、ちょっとわからない部分がありました。
■キャバクラ経営に対して不動産経営が作業になりがち・・・
効率よく稼げるという意味では不動産経営の方が多いですが、シノギ中にミニゲームとして遊べるキャバクラ経営に対して、不動産経営の方はマネジメントを設定してあとは回収完了を待つのみ・・・出歩くと結構時間を食うので、事務所で回収→マネジメント→再度回収待ちを繰り返すこともありました。
人員もサブストーリーで増やすことができるとはいえ、キャバクラ経営のように育てる要素もあれば良かった。
キャバクラ経営が結構面白かっただけに、不動産経営の方は本当におまけのミニゲームに感じました。
■後半になるとバトルが面倒・・・
最初は道行く人すべて喧嘩上等でバトルしてましたが、後半効率よくシノギで稼げるようになると、街中でのバトルが結構煩わしくなります。
その対策としてお金をばらまいたり、アイテムである程度防げるようにはなるのですが、それでもバトルも避けられないことも。
バトルそのものはいろいろ考えられているので、この辺はある程度仕方ないのかなとも思いますが。^^;
■服装やアイテム
CP交換所でもらえるアイテムはあるとはいえ、基本服装が少ないのが残念。
キャバ嬢と同じように主人公もスーツ以外に服装やアクセサリーをもっと変えられたりすればよかったなと思います。
■テレクラ
最初はテレクラにはまりましたが、何回もすると作業ゲーになってしまうというか。会話の内容もほとんど同じで、会いに行くタイミングも一緒なので分かってしまえばダレてしまうのも早かったです。
同じハズレに何回も当たってそれも楽しいっちゃ楽しいんですが、後になってくるとただ単にだるくなるような・・・。
COMMENT
細部に関してはやや不満点もあるものの、グラフィック、ゲーム性、ストーリーどれをとっても最高の出来だと思います。
グラフィックはもとより人物の感情表現は特に最高で、これほど命を吹き込まれたCGは見たことないです。
絡み合うストーリーや人物など本当によく練られた作品だと感動しました。
下手な映画よりもよっぽど笑えますし、切なくて泣けます。
前作までの登場人物の若かりし頃の話も盛りだくさんなので、シリーズのファンにとってはとても楽しめますが、私は初めての人にもシリーズをやるきっかけとして十分楽しめるゲームだと思いました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
グラフィックがすごいです!
ムービーの場面では肌の質感もわかる程。
さすがPS4!
変わらず爽快感のある戦闘。
そこまでやらんでも・・・と思えるような
フルボッコなヒートアクション満載です(笑)
1988年の町並み。
ところどころで年代を感じさせる要素がちょこちょこあります。
通行人の近くを通るとたまに会話が聞こえるのですが
カップルの近くを通った時の
「スキー連れてってよー」
はちょっとした感動でした。
ストーリー
自分は最初、ストーリーはほとんど無視して
サブストーリーやミニゲームで遊んでいました。
しかし、ストーリーを進めるうちに
「こ、この先どうなるんだろう・・・」
と思える展開になり、ミニゲームやサブストーリー放置して
どっぷりはまってしまいました。
そのくらい良いストーリー展開です。
特に最後の最後、終わり方が最高です。
不動産経営、キャバクラ経営
難しそうだなーと思っていましたが単純でした。
単純且つお金もジャリンジャリン稼げます。
キャバクラ経営に特別練習というのがあるのですが
それでの「ユキ」というキャストがめっちゃかわいいです。
キャバクラにあんな娘いたら通います(笑)
不動産、キャバクラ経営通して言えるのですが
不動産での共に働く社員、キャバクラでのキャストは
自分で増やす形になっていて、それもRPGの仲間集め
のようで楽しかったです。
お笑い要素のサブストーリーが今回も沢山あります。
お堅い主人公二人があんなことやこんなことやってます!
私は龍が如くシリーズをほとんどプレイしているのですが
メインストーリーはもちろん、サブストーリーにも
歴代キャラが出てきます。
おおっ!と思える若い頃のあの方も出てきます。
BAD/REQUEST
町にいる雑魚の戦闘。
後半になるにつれ邪魔でしかないです。
桐生はとあることをすると戦闘を回避できるのですが
真島にはそれがない。
真島にも何かしら戦闘を回避する方法をつけてほしかった。
通行人ちょっと邪魔だなーって思ってしまいました。
急ぎたいとき×ボタンでダッシュできるのですが
ぶつかるぶつかる。
ぶつかると減速します。通行人も転んでしまいます。
今回通行人に紛れたチンピラもいるので
そいつにぶつかると戦闘になります。
(ぶつからなければ素通りできます)
もうすこし通行人少なくても良かったかなーと
思います。
COMMENT
今回、主人公は絶対に真島です。
かっこよすぎます、真島の兄さん。
優しくて強くてかっこいい、最高の「漢」だと思いました。
ただ終わり方がちょっと切なかったかなー。
でも最後にあの台詞で終わるのは本当に最高でした。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-03-26
特に良かった新要素が神室町マネーアイランドですね。宣伝などではシノギ や 不動産王モードなどとも言われていますが、その名の通り神室町中の物件をゲーム内で莫大に手に入る資金で次々と購入し、人員を配備して運営していくモードです。これが特に画期的で、今までのシリーズでやや消化不良気味だった美麗な街グラフィックや使い捨て程度に終わっていたサブストーリーが余す所なく有効活用されていたのには、龍が如くの新たな可能性を感じました。
具体的に説明すると、これまでただの背景にしか過ぎなかった「入ることの出来ない」店舗が、グラフィック通りの名前で物件として売り出されているのです。また、今まで一回限りの登場で終わっていたサブストーリーのキャラクターが、マネージャーやアドバイザーなどのスタッフとして雇用が出来るようになったのです。もちろんそれぞれの個性も細かく設定されていて、ストーリーを忘れてのめり込んでしまいました。笑
寄り道し過ぎてまだプレイ途中ですが、評判に劣らない素晴らしい出来になっていると思います。買って損はないのではないでしょうか。
GOOD!
1.ストーリー
わかりやすくかつ緊迫感もあってのめり込めるストーリー。再開発の利権をめぐる組織間抗争に巻き込まれていく若かりし日の桐生と真島が
極道界のルールと自らの信念との間で苦悩しながら自らの道を見つけ出す過程がよく描けていた。キーマンとなる女性が極道たちに追われる
存在であることにより、スリリングな緊迫感も味わえた。
2.キャスト
竹内力等、個性的な俳優陣の熱演がドラマを盛り上げていた。決して声優のように上手ではないものの独特のドスが効いたセリフ回しがかえ
ってリアルさを醸し出した。
3.システム・難易度
従来のシリーズ通り、ゲームが得意な人も下手な人もクリアできる親切設計。下手な人はボタン連打でどうにかなるし、うまい人はカウンタ
ー等華麗な攻撃で敵を瞬殺する快適さが味わえるようになっていて、相変わらず楽しいバトルシステム。
従来のやや不便に感じていた点も改善が加えられており、製作者側の配慮が感じられる。たとえば、誰かについて歩く場合、従来は歩くと
置いて行かれる、走るとぶつかるで操作にイライラしていたが、今回はR2ボタンの押しっぱなしで自動追尾してくれるように改良されていた。
4.サウンド
シーンに合わせ、決して耳障りでなくちょうどいい盛り上げ具合のBGM。バトルシーンはやはりロックがピッタリですね。
また、”伝説の龍”スタイルを獲得し、初めてチェンジした時にあのお馴染みのBGMに変わった時には感動しました。
5.時代感
若い人はバブルを知らないでしょうが、当時私はの今回の桐生とほぼ同じ歳だったのであの狂ったような時代を体験しており、懐かしさ全開。
ショルダーフォンが出てきたときには感動してしまいました(あれレンガなみに重かったんですよね。バッテリーの小型化ができてなかった
から)。
ボディコン女子ばかりのディスコや捕まらないタクシー、土地を持っている人は素人までが財テクに走ったことなどをうまくサブストーリー
にも取り入れていて、バブルを知らない世代も雰囲気は感じられたのではないでしょうか。
BAD/REQUEST
1.グラフィック
PS3版も出したので共用化を図ったグラフィック作成にしたのでしょうか。背景や桐生などはさすがPS4な画質ですが、通行人やマネーバ
トルの敵キャラなどはPS3でも悪い方の出来。海苔を貼ったような髪のディテール、ペッタリとしたボディコンのお姉さん、変に直線的かつ
平面的ボディの自動車。その横には妙にリアルなディテールの水たまり。
基本PS3ベースで作って部分的にPS4画質を差し込んだような感じになっていてチグハグ感が否めませんでした。
蒼天堀のほうはまだ違和感なく作られていたような・・・神室町とは制作スタッフが違うんですかね。
”維新”の方がバランスよく作り込んであった気がします。
2.お金に偏りすぎたゲームシステム
確かにあの時代を表すキーワードはお金であり、それを中心に据えたことは悪くないと思いますが、主人公の成長システムまでお金にしたの
は失敗だったと思います。簡単に成長させるわけにいかないので少しづつ価格が上がるようにした結果、最終的には1つのスキル獲得に10億
などという浮世離れした金額になってしまい、振り返ると総投資額は1000億を突破。巨大極道組織が1000億も稼げる部下を目の敵にしなが
ら10億の土地を必死になって追うという、おかしな構図になってしまいました。
また、成長に必要な金額を稼がせるためカツアゲ君なる大金持ちキャラを登場させたのでしょうが、めちゃくちゃ強いので序盤は桐生や真島
がカツアゲ君からこそこそ逃げながら金儲けに奔走するという、何とも情けない展開になってしまいました。
成長は従来通り経験値にすべきだったと思います。
3.若干の手抜き
主人公の体力ゲージがある一定以上は表示されなくなっています。敵キャラのように折り返し表示にすべきだったと思います。ゲージに表示
されない部分の体力がどのくらいあるのかわからないので不便です。手抜きした、としか言いようがないと思います。
COMMENT
これまで同様、ゲームとしての間口は広いのですが、このシリーズをやったことのない人に本作を勧めるか、というと微妙です。
はっきり言って本作は「面倒くさいゲーム」になってしまっているからです。とにかくお金を稼がないといけない、というのが面倒です。
街中のバトルでは大した金額が入ってこないのでシノギに頼るしかなく、成長のためにはずっと経営を続けなければならないのが作業感と
なって飽きてきてしまいます。
シリーズ初見の人は途中で投げ出してしまうかもしれません。
このシリーズが好きな人にとっては我慢できるかもしれませんが・・・正直、私も飽きてきてトロフィーコンプリートを断念してメインス
トーリーを進めて終わらせました(サブストーリーは完了しましたが)。
基本はこのシリーズが大好きなので、次回作に期待です。