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| HOME > PS2:アドベンチャー > 夜刀姫斬鬼行 -剣の巻- レビュー(評価) ▼ 攻略集に投稿する ▼ レビュー集に投稿する |
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夜刀姫斬鬼行 -剣の巻- | ||||
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【amazon.co.jpで買う】
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| 発売元 |
Nine'sfox (公式サイト) | 中央値(?) | 34点 | |
| 発売日 | 2007年７月26日 | 標準偏差(?) | --- | |
| 価格(税込) | 7,140円 /初回限定版:8,190円 | （難易度）(?) | 2.00点 | |
| ジャンル | アドベンチャー | 掲載数 | 01件 | |
| CERO対象年齢 | 【Ｄ】17才以上対象 | プレイ人数 | １人 | |
| (コンテンツアイコン) | ？ | 動画映像 | YouTube | |
| 備考 | デュアルショック２対応 | メモリーカード | 147Kバイト以上 | |
| 【タイトル概要】 2005年に発売され、イラストレーター横田守氏の描くキャラクターなど、多くの支持を得たPC版の移植作だ。 平穏な日々を過ごしていた主人公「長峰悠馬」の生活は、彼の前に鬼が現れ、「久沙凪トウ」に助けられたことで一変していくのだった…。 (転用元：GDEXより) |
| † 項目別評価点 † | ||||||
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| オリジナリティー(?) | グラフィックス(?) | サウンド(?) | 熱中度(?) | 満足感(?) | 快適さ(?) | ストーリー(?) |
| 1.00点 | 3.00点 | 3.00点 | 1.00点 | 1.00点 | 3.00点 | 1.00点 |
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| 良 い 所 |
・イベントＣＧがまあまあ多い。 ・主題歌、ＢＧＭがゲームの雰囲気に合っていて良い。 ・男性声優が超豪華で、子安さんをはじめ、山口さんや一条さんなど、他の作品なら主人公クラスなのが何人もいる。 ・強大な災い・力の封印がどうとか儀式や生贄がどうとかが中心のシンプルなストーリーで、そんなに難解ではない。用語解説もあって親切。 ・敵キャラたちは一枚岩の集団ではなく、それぞれ思惑があって権力争いをしたりクーデターを起こしたりするので、興味をそそられるときもあるにはある。 残念ながらこれ以上は思いつきません。 | ||||||||||||||||||||
| 悪 い 所 |
悪い所はありすぎるので項目ごとに整理したつもりなのですが、いつもながら全然まとまっていなくて申し訳ないです。 ・グラフィックス、キャラデザ 立ち絵の表情変化が乏しいし、演出も皆無なので紙芝居状態。バトルシーンの演出も他のこの手の作品と比べるとしょぼいし、やむをえないことだが残酷なシーンがほとんど描写されないのでインパクトに欠ける。メインヒロインの体つきがゴツすぎるし、服装もなぜかずっとセーラー服。主人公もかっこよくないし、他のキャラもおかしな格好で妖しいというよりただの変態。 ・音楽 敵の男性キャラの声優は豪華だが、主人公にはボイスなし。さらに女性キャラは全員１８禁のゲームやアニメに出演する声優なのでアンバランス。このせいで主人公やヒロインよりも敵の男性キャラのほうに魅力を感じる。挿入歌もあるにはあるが、効果的に使われていないのが残念。 ・熱中度、テキスト ＰＣアダルトゲームからの移植タイトルなのでしょうがないとはいえ、捨てキャラ的なサブヒロインと強制的に情事に及ぶシーンが序盤にあって、プレイする気が半分くらい失せてしまう。それはいいとして、妖モノＡＶＧはこれまでもいくつかやっているが、その中でもこの作品はダントツに話のテンポが悪い。シナリオライターの人たちの文章力は悪くないがそれ以前の問題で、殺し合いの最中に延々と長ったるい講釈やモノローグが入るのにはたまらない。生きるか死ぬかの場面なのにくだらない罵りあいが無駄に多い上に、状況や心情の説明がだらだらとなされ、ひどいときには次の行動に出るまでにテキスト送りを１０回くらいしないといけないので盛りあがりや緊迫感がまったくない。戦闘中は選択肢がほとんどなく、プレイヤーはひたすらにテキストを読み続けなければならない。プレイしていて何度も途中で投げ出したくなったので熱中度は１点。 ・ストーリー 構成としては、序盤は学園生活中心で主人公の周りに奇妙なことが起こりはじめて日常が崩れていき、中盤から舞台を敵の本拠地である謎の島に移してバトルを繰り広げるというもので、結構なボリュームはある。しかしながらやはり風呂敷を広げすぎな感じは否めず、後半はワンパターンで唐突な展開が多くて収拾するのにいっぱいいっぱい。プレイヤーがちょっと待てと言いたいところで選択肢はなく、前述の通り話のテンポが悪すぎるので盛りあがるシーンも皆無。最後の方で主人公が敵を倒す時も、お約束のように都合よく力が覚醒するだけだし、エンディングもヒロインといちゃいちゃしているだけでそこらのギャルゲーと何ら変わらない。これなら学園モノでちょこちょこと妖怪退治していれば十分だと思う。さらには謎が残るとかいう以前に、重大な事実がスルーされたままで終わっていることもあり、エンディングでは余韻もクソもない。 ・キャラクター（主人公以外） 登場キャラの数の割に何のために出てきたのか分からないキャラが多い。主人公やヒロインに深く関係するキャラであっても、エンディングでは完全にほったらかしか、フォローがあってもテキストたった１行で片付けられていることがほとんど。四天王とか呼ばれている強そうな敵キャラたちも、ルートによっては主人公とほとんど接触せずに他のキャラに殺されてしまうなどで離脱することも。その中には有名男性声優が声をあてているキャラもいて、これには怒りを覚える。ＡＶＧというジャンルで登場キャラを活かしきれていないのは致命的で、よってほとんどの項目の低評価は必然。 ・主人公 敵が人外の能力をもっているので仕方ないとはいえ、弱すぎな上にまったくもって無能。敵の本拠地に潜入したのに危機感はあまりなく、散歩して迷子になって敵と遭遇してピンチになる、家に厄介にさせてもらっている親切なヒロインの言うことを聞かず、どう見ても怪しすぎるキャラの言うことをまんま信じるなど、プレイヤーが首を傾げる行動ばかり。敵との実力差が明らかなのに無謀にも戦いを挑み、戦闘で浅はかな読み違いを連発してフルボッコにされる。そのくせ口は達者で、敵キャラを挑発しておきながら逆にやられることも多くてざまあ状態。助かるパターンは、誰かが乱入したり味方してくれたりといったものばかりで、情けないったらありゃしない。なんでヒロインはこんな主人公に惚れるのか理解不能。ついでに言えばシナリオライターさんが何人もいるためか、ストーリーの進め方によって性格が違ってくるのもかなり気になった。 ・オリジナリティー、満足度 最後になったが、他のこの手の作品より見劣りするところが、これまで述べたように非常に多い。それなりに壮大な世界観、ストーリー構成でありながら、結局は主人公が戦いでの苦難を乗り越えてヒロインといちゃいちゃするだけのゲームで、テーマ性はほとんど感じられない。よってオリジナリティーは１点。妖モノで燃え要素を期待するなら、ブリーチや結界師といった少年漫画原作のアニメの方がよっぽど面白い。所詮はＰＣアダルトゲームの移植で、ギャルゲーとしての面白さくらいしか見いだせなかったので満足度も１点。 | ||||||||||||||||||||
| 感 想 な ど |
発売してしばらく経つのにレビューが１つもないなあと思ってプレイしてみればやっぱり駄作でした。悪い所はたくさん挙げましたが、ゲームとして手抜きされている部分はあまり見当たらなかったので、面白さをほとんど見いだせない内容であることがとても残念です。もっとも、あからさまな手抜きがあれば遠慮なく０点を付けていたと思います。 この作品はゲームではなく、漫画や小説、もしくはアニメだったらおそらくもう少し楽しめるのではと思うのですが、コントローラーを握ってプレイするゲームでこの内容では、残念ながらこういった低い評点を付けざるをえません。表現規制の強いＰＳ２で、テキストと一枚絵だけで戦闘シーンをリアルに表現するには、両者にかなりのクオリティーが求められますし、ゲームとして面白い内容にするためには、登場キャラやストーリー展開にも突出した魅力がないとダメです。それらがなければ、せめて何かしらのアクションやシミュレーション要素とかがないと、とてもじゃないですがゲームとして楽しむことはできません。少年漫画原作のアニメの方がよっぽど面白いと言いましたが、この手の作品はＰＳ２のＡＶＧとして出すことからしてすでに負け組なのかもしれません。このゲームについてはどう考えても、ヒロインの絵柄が特別気に入ったという人くらいにしかオススメできません。 終盤は選択肢一つの間違いでバッドエンドになることもありますが、一つ前の選択肢にジャンプして戻れる機能があるので難易度はそれほどでもないです。主人公やヒロインはどうでもいいから、有名男性声優が声をあてている敵キャラをもっと活躍させてほしかったです。 | ||||||||||||||||||||
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