【PS3】ARMORED CORE V(アーマード・コア ファイブ) レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-01-26 |
価格 | 7800円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:メカカスタマイズアクション ■ プレイ人数:1人(オンライン時 同時戦闘:1〜10人/チーム人数:1〜20人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 3pt |
30pt
GOOD!
・機体やMAPが細部まで構成されており機体を組むだけならソレナリに納得の行く機体ができる
(但しパーツ数が少ないためオンラインに行くとカスタマイズした自分の機体と似通ったアセンブルを良く見かける羽目になるが・・・)
BAD/REQUEST
・ストーリーや内容が薄く、没入感に欠ける
・MAP数が少なく同じ場所で似たようなミッションを繰り返し行う事になる
・ストーリーがぶっちぎりで理解が出来ない。ミッション数が少ないところに無理やりシナリオを組み込んでいるため、わずか1ミッションの間に成長を遂げて味方を切り捨てたりキチンとした指導者にまで成り上がる女の子など、ソードマスターヤマトと同じレベルでシナリオが進行していく。このためキャラクターに愛着や思い入れが全く無いままシナリオが進行していく羽目になる。
・画質がイイのは良いがステージが暗い・MAP機能が無い為見えない敵から袋にされるMAPがある
・オフラインでもオンを前提とした設定を一々行う必要がありストレスが溜まる
・ブレードの当たり判定が見た目よりも小さいためよくミスをするなど演出過多
COMMENT
シリーズはPS1時代から全て購入していましたが今回のACVはACではなく別の何かの様に感じました。
オンライン前提で組まれているためオフラインでは異常な数の敵を相手にストレスが溜まります。
またスキャンモードやオペレーターシステムも実装するのはいいのですがそれが面白さにまったく反映されていない。
防衛ミッションを行おうにも休日プレイヤーでは領地の取得が出来ないなど社会人やオフラインプレイヤーを切り捨てている感じがあります。
これを買うのならばPS2の過去作品をプレイしたほうが面白いと思います
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 2pt |
30pt
GOOD!
・壁蹴りジャンプが楽しい。
今作で刷新された「壁蹴り」アクションですが、簡単操作で派手な動きができるので、まるで自分が凄腕ランカーになったかのような感覚になれます。プレイ中意味もなく飛び回ったりしてしまう程気持ちいいです。
・フリー対戦は快適にプレイできる。
出来の悪さで話題になっている今作のオンライン要素ですが、フリー対戦に限定して言えば、快適にプレイできました。テキストチャット関連で一部使いにくいと感じる部分もありましたが、それ以外のシステムに不満はありませんでした。ただ、対戦ルールに疑問を感じたので後述します。
・でたらめな設定のOW武器が魅力的。
多くのデメリットとともに搭載できるOWは迫力充分で、今作で追加された要素の中では珍しく評価できる点だと思います。その強さはもちろん、形状の説得力が凄いです。
・エンブレム&デカール作り
購入前は「パーツを組み合わせて絵を作る」という仕様に疑問を感じていたのですが、いざやってみると案外手軽に凝った絵柄を作成することができ、またデカールにすれば好きな位置に貼りまくれるので、カラーリングとあわせれば本当に個性的なACを作ることができます。
BAD/REQUEST
・オンライン周りが壊滅的にダメ
もう皆さんが書かれているのであえて細かくは書きませんが、本当に酷い。
長々とストーリーミッションをプレイし、やっとミッションクリアしたと思ったらサーバーがトラブっていて接続できず「ミッション結果を破棄します。」の1行でそれまでのプレイ全てを無にされた人も多いのではないでしょうか。開発された方々はローカル領域にセーブなんか絶対にしてくれないその仕様を、玄人好み、難易度が高い、昔のゲームはこんな理不尽さだった、等の文言に置き換えて賞賛しろとでも言うのでしょうか。
ただ、傭兵を雇うとマッチングに失敗しやすい点などは配布がアナウンスされているアップデートパッチでなんとかなるかもしれませんが、領地関連はマッチングの問題以前に、企画の段階で完全に失敗しており、開発に際してこれに疑問を呈す人間が誰もいなかったのか、そして実際に作ってテストしてみて、それでも領地の取り合いを目玉にプロモーションを展開したその根性に、少し戦慄を覚えました。
・傭兵プレイ後の徒労感
傭兵でプレイすると他の人のストーリー攻略や、領地戦などを助けることが出来、見返りにお金と傭兵ランキングの評価が得られます。しかしこのゲーム、基本的に後半はお金は余りまくります。いったんパーツの買い物が落ち着くと、あとはもう使い道が無いんですね。仮にお金が足りない状態だとしても、傭兵は金稼ぎの選択肢にはなり得ません。ストーリーミッションやオーダーミッションで遙かに少ない労力で傭兵の何倍も効率的に稼げますから。
傭兵ランキングも評価の付け方が極端で、例えば必死に援護して倒されてしまった傭兵より、ミッション中なにもしないでぼーっと立っていた傭兵の方が高い評価を得られます。ちなみに先述した必死に戦ってやられるようなプレイを数回繰り返すと、見事にランキングが落とされます。これは雇い主ではなく、あくまでシステムが自動的に評価します。つまりランキングを上げようと思えば、いくらでもずるいやり方が許され、真面目なプレーヤーが馬鹿を見る仕様で、やっていて徒労感を憶えます。
・付属ヘッドセットのミュート機能
このゲームには初回分特典としてヘッドセットがついています。オンライン多人数プレイが売りの今作ですから、これを使って楽しくプレイしてくださいという配慮です。ただ、ミュート機能がボタン式で非常に使いづらい。ボタンは本当にただ押すだけのボタンで、ONOFFで高さが変わるわけでもなく、LED表示がついているわけでもなく、今ミュート機能がONになっているのかOFFになっているのかがわからないという気の利いた1品となっています。ちなみにXBOX360版に付属するヘッドセットはスライドスイッチ式となっており、ひと目ひと触りで即座にミュートのONOFFが把握できるようになっています。おそらくPS3ユーザーは目視できなくとも、超感覚でミュートの状況が分かる超能力者的ななにかだという判断なのでしょう。残念ながら私はその能力を持ち合わせてはいませんでした。これは完全に私のせいなのかもしれないですね。
・フリー対戦のバトルロイヤルルール
フリー対戦はいくつか対戦形式が用意されていますが、このバトルロイヤルルールに関して少し疑問に感じます。要は傷無く生き残った者が勝者、というルールなのですが、結果として最後まで戦闘に参加しないで隠れていたものが勝利する、という事になってしまい、下手をすると誰もまともに戦わない状況にもなり得ます。特にポイントがかかるランキングマッチはその傾向が強く、隠れる逃げ続けるプレイが散見されます。「バトルロイヤル」とはそういうものだと言ってしまえばそれまでですが、もう少し積極的に戦闘できるルールにした方が良いのではないかと感じました。
COMMENT
長々と書きましたが、最後に。
このソフトをプレイしていて終始感じたのは、
「他人の時間を拘束することに対する配慮のなさ」
です。
例えば領地決戦をする為には、対戦相手が現れるのを待つ必要があります。出撃予定の数人で同じ画面を眺めながらひたすら待ちます。待った後、対戦相手が現れる保証はありませんが、待ちます。
領地決戦に傭兵をつれていくこともあるでしょう。
傭兵とは基本的に見知らぬ他人です。見知らぬ他人を上記の待ち時間に付き合わせます。今作では傭兵とはテキスト、ボイスにかかわらず意思の疎通が出来ないようになっています。雇い主が何時まで待つつもりかはわかりません。傭兵が何時まで付き合ってくれるつもりなのかはわかりません。でも待たされます。
BADの欄にも書きましたが、長時間かけてやっとクリアしたミッション。そのクリアのタイミングでサーバが落ちていたら、その成果は問答無用で「破棄」されます。クリアにかけた時間全てが無になります。しかも「破棄」という言葉があたりまえのように使われています。「破棄」です。プレイヤーが費やした時間を「破棄」してくれます。
よく、ゲームをプレイすることは時間の無駄であるという人がいますが、私はそうは思いません。
ただ、この作品は時間を無駄にします。プレイした結果、つまらなかったので時間の無駄だったとか、そういうことではありません。上記の通り自分と他人の時間を無駄にするシステムが搭載されています。もちろん、そのシステムを利用するかしないかはプレイヤー次第です。フリー対戦だけやるならば、現状では快適にプレイできますし、待ち時間を意識することもそんなにないでしょう。しかし、今作を100%味わい尽くそうと思えば、売りである領地戦をやろうと思えば、嫌でも時間を無駄にすることになります。時間を安易に浪費するその姿勢は、私には作品への自信の表れというより、驕りに感じられました。
かつてフロムソフトウェアの作品は、私にとって「信頼できるゲーム」でした。一見取っつきにくい作品でも、やりはじめると楽しく、結果として一定以上の満足感を与えてくれると信じていました。その信頼は今作で踏みにじられました。でも、考えてみればそれが当たり前なんですね。失敗作の無いゲーム会社なんて無いのが当たり前なんです。今後は他社の製品と同じく、購入に際しては細心の注意を持ってあたることを決意しました。そんな当然のことを気付かせてくれた今作、勉強になりますので是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
50pt
GOOD!
AC(1、PP、MA)、AC2(2、AA)、AC3(3、SL)、ACネクサス、ACラストレイブン、AC4(4、FA)プレイ(ラストレイブン以外はクリア)
PSPシリーズ、ナインブレイカー、その他外伝作品未プレイ
1.ACデザインがより軍事色の強い物に変更され、より泥臭いリアルな雰囲気を感じられるようになった。
AC4シリーズと比べ、ACそのもののデザインが変わり、やや戦車っぽいミリタリー色の強いデザインとなった。
今まで通りの格好の良いスマートなACも好きだが、AC5のミリタリーチックなACデザインも良いと思う。
又、ACそのものが今までのシリーズと比べて小さくなっている為、その分敵側の戦車等の車両がとても大きくなり、戦闘時の迫力や臨場感が増した。
2.レーダー機能が排除された。
レーダーシステムが廃止され、リコンと呼ばれる索敵機をばらまいて敵を発見するシステムやオペレーターと連携して敵の位置情報を共有する方法に変更された。
これにより、敵がどこから攻めてくるのかと言うような、正確な位置情報が得づらくなり、より緊迫感のある連携戦闘を余儀なくされるようになった。
これにより、毎回ドキドキしながら敵との遭遇を楽しむ事が出来るようになった。
3.オンライン特化により、戦略性のあるバトルを楽しめる。
戦略担当のオペレーター1名+アタッカー(AC)4機を1小隊とした、より連携を求められる、小隊戦闘を楽しむ事が出来る、AC初の領地戦をメインとした夢のあるオンラインバトル。
今までのAC作品で例えてみるのなら、シリーズ等のラストの方のミッションで、複数のACと共に作戦に参加するステージをオンラインで再現したような感じと言えば分かりやすいかもしれない。
VCチャットを使えば、バーチャル的なサバイバルゲームをプレイしている感覚にすらなる、とても斬新で面白いシステム。
ただ…、まぁ…ほかで述べられている通り、この斬新なシステムはお世辞にも上手く機能しているとは言い難く、それは悪い点で述べることとする。
4.操作性が相変わらず絶妙でよい。
今回、AC4と操作性が変わると言う事に心配していたが、実際プレイして見て驚いた。
AC自体の細かい挙動もそうだが、さすがはフロムソフトウェア。
少し時間はいるが、初期設定でも、十二分にACを動かせるようになる辺りは、流石としか言いようがない。
5.グラフィックが過去最高の出来である。
レビューで良く、4と比べ絵が雑とか言われているが、それはどうだろうと疑問に思わざる終えない。
確かに、フレームレート的な滑らかさなどにおいては、AC4に劣っているかも知れないが、グラフィックの細かい書き込み具合は、AC4の比ではないのはACファンであれば、一目瞭然である。
デモンズソウルやダークソウルで目が肥えてしまったプレイヤーが多いので心配にはなってしまうが、ACシリーズはそもそもそれほどグラフィックの美麗さを売りにしているゲームでもないのは、ファンなら周知の事。
特に、ムービーとゲームの絵が違うとか言っている人は、ACシリーズをプレイしたことがない人と言わざる終えない。
ACシリーズの実写さながらのムービーは、かなり前からで、今に始まったことではない。
BAD/REQUEST
1.オンラインシステムが良くない。
今作最大級の目玉、オンラインシステムを利用した、領地争奪戦がまともに機能していない。
レビューの殆ど全部で語られていることだが、これはその通りとしか言いようが無く、とても庇える物ではない…。
私自身、ダークソウルのグダグダなネット環境を知っていたので、ある程度は許せるつもりだった…。
しかし、今回のAC5はその私の想像する想定範囲内を超えてしまっていた。
ゲームプレイ中にいきなりのネット切断で作成中のエンブレムデータが吹っ飛んだり、メンテナンス時間が報告なしに延長したり…。
まぁ、これぐらいは許せた…。
しかし、相変わらず、ネット環境が不安定なのはどういうことなのか?
これだけは、フロムソフトウェアの会社としての体制そのものを疑わざる終えないだろう。
その理由は、上記に上げたように、今回の最大級の目玉である、領地争奪戦がまともに出来ていないからだ。
例えば、同じチームの隊員達(傭兵でも)と領地侵攻戦や、防衛をプレイしようとしても、高確率で失敗するのだが、その失敗率が半端ではない。
例えれば、ダークソウル初期のほぼマッチングできないあの仕様を想像して貰えれば分かるだろう。
しかし、ソロメインでも重厚に作り込まれた世界観を楽しめた、ダークソウルとは違い、今回のAC5はソロシナリオが薄っぺらく、すぐに終わってしまう…。
ぶっちゃけると、お世辞にも良いとは言えない物であり、サブミッションを足したとしても速攻で終わってしまうのだ。
(ストーリーに関しては、下の方で語ることとする)
早い話、かなり早い段階で、やるべき事が無くなると思って良い。
2.シナリオが微妙過ぎる。
ACと言えば、ソウルシリーズ同様、登場人物達が多くを語らず、彼らのその後の行動や態度で人柄等を理解して行くという、今のゲームにしてはやや難解なシナリオが多い。
それ故、プレイヤー達は小説を読み解くように、その世界観により入り込み、その人物になりきって頭を働かせねばならない。
これらを簡単に一つの言葉に集約した単語が、俗に言うフロム脳と言う言葉であるのだが、今回はシナリオが断片的過ぎて、その能力を使っても保管できる物ではなくなってしまっている。
例えると、エースコンバットアサルトホライゾンのような変貌を遂げてしまっている。
今までのような、企業のクライアントや担当オペレーターなどによる、ブリーフィングが無くなり、簡単な内容のあらすじとムービーがステージの最初に入っているだけとなり、更には、登場人物の台詞や態度にこれまでのシリーズのような知性的な存在感が一切感じられないのだ。
レジスタンス側のフランの父やフラン、レオン、ロザリィ、そして、代表側の警備隊長は良い方だ。
問題なのは、途中で全く意味不明な暴走するRDや軽いのりで味方すら平気で殺める主任の存在だろう。
又、主任とキャロリンは企業側の人間(?)…、なのだが、何処所属の企業なんだが、さっぱり分からない。
クロームなのか、ムラクモなのか?ミラージュなのか、クレストなのか?何処の企業なのだろうか?
それとも、企業と言う名前の管理者的存在なのか、それとも、ACMAのラナ・ニールセンとハスラー・ワン的な存在なのか?
まぁ、企業と名乗るからには、今回のパーツを作っている企業群の一つなのだろうが、正直、さっぱり見えてこないのだ…。
更に、あり得ない話でもないのだろうが、初め企業側に雇われていた主人公が、何故、次のステージでレジスタンス側に入っていたのか等、説明されて当たり前な話なども一切ない。
傭兵と言う職業柄、そういうこともあるだろうが、レジルタンス側の圧倒的不利は、前回の戦いで理解していたはず…。
それなのに、何故かなり危険なリスクを背負ってまで、レジスタンス側に付いたのか?
この辺りは、最低限理由付けをするべきだった。
私自身、今回のレジスタンスと企業が味方するシティの代表との戦いをとても楽しみにしていた。
それ故、激しい侵攻戦や防衛戦闘の中、多くを語らない、熱くて渋いシナリオと国家無き世界を統治する代表と企業群の思惑と虐げられたレジスタンス側との激しいぶつかり合いを期待していたし、そう言った対峙する者達の様々な思いをよそに、自由に空を舞い、彼らの敵にも味方にもなってゆく、黒きカラス達の活躍もとても楽しみにしていた…。
(そういえば、今回って、レイブンなんだか、ネクストなんだか、只のAC乗りなんだか、よく分からないが、一体どういったモノなのだろうか?)
何というか、残念な気持ちで一杯と言うほかない…。
後日談のサブミッションも、微妙だった。
アンジー率いるACで構成された戦闘部隊と強さの限界を超えた主人公との対決とロザリィと姉のリーガンの姉妹対決が主軸になっているのだが、いまいち消化不良で分かりづらい…。
と言うか、似たような内容ばかりで、飽きる…。
(まぁ、実際は飽きる前に、ストーリー共々速攻で終わっちゃうのだが…)
てか、ロザリィさん…。
何で、貴方がここに?
と言うのも、RDに…って、いや、何でもないです…。
つーか、もぅ、やっぱり、どれをとっても説明不足の感が否めないっ!!(混乱)
3.傭兵システムが駄目すぎる。
一部の殲滅ミッション、ストーリーミッション、侵攻や防衛ミッションに参加すると、殆どのケースで赤字になる。
腕でカバーだとか、そう言った問題ではない。と言うか…駄目だろ!マジで!!
報酬が少なすぎるし、やるだけ赤字でランクが下がるから、助けにもいけないジレンマ。
現在傭兵ランクはSランクだが、全く持って、意味のないSランクと言わざる終えない。
と言うのも、赤字を避けるため、ミッション選んでランク維持をするほかランクを維持するすべがないからだ。
それ故、現状ではAC戦ばかりやっている、Sランクの傭兵より、全てのステージをまんべんなくプレイしているE〜Cランクの傭兵の方が、実力レベル的には上という変なランク付けシステムとなってしまった。
と言うか、恐らくランクが高い傭兵ほど、ミッション依頼を却下してくる可能性が高くなると思う。
私も以前は、全ての傭兵ミッションをプレイしていたが、大赤字でランクがAからFに迄落ちた事が何度もあり、止めざる終えなかった…。
と言うか、こういったステージでは、例えある程APが残ったとしても、ほぼ確実に赤字になるといって良い。
この駄目な仕様は大問題であり、作っている方はこういったことを予め理解して作ったとは到底思えない…。
そのくせ、対AC戦闘(サブミッション)に置いては、かなりダメージを食らっていても、莫大な報酬が手に入る。
殆ど食らっていなければ、ステージによっては10〜14万、それ以外は4〜9万ぐらい。
コレによって、恐らく、回避しかせず敵と積極的に戦わない傭兵も増えてしまうことも懸念される。
上記のことから、弾薬費や機体修理費もそうかもしれないが、どのくらい敵を倒したかとかの活躍レベルでお金を支払う、出来高払いシステムにした方が良いんじゃないかと私自身は思っている。
AC初代の頃は、そう言ったミッションが多かったし、事実、雑魚一匹倒すのも楽しかった覚えがある。
と言うか、そっちの方が両者にとって、メリットとなるはずだ。
雑魚一機1500、ACなら一機50000で、修理費弾薬費はオーダー側が三分の一持ちとかの方が、傭兵側も活躍しようと燃えるだろうし、依頼側も現状予算が余りまくっている為、やりやすいと思う。
とにかく、早急に、殲滅ミッションやストーリーミッション、侵攻(ある程度の前金必須)、防衛ミッション等は、報酬額を増額すべきか、上記に上げたようにモチベーションが上がるようにどうにかすべきだろう。
COMMENT
私は、ACシリーズが大好きであり、今回のAC5の世界観やACデザインに大いに期待していた者の一人だ。
それ故、今回のオンラインの不具合、そして、オフラインの薄っぺらさと少なさには、かなりショックが大きかった。
初めは自分を誤魔化しながら、必死にプレイしていたが…。
そう言った事すら、難しいことに気づくのにさほど時間がかからなかったぐらいなのだから…。
繰り返すが、ダークソウルぐらいに、最低限オフラインをシッカリ作り込んでくれていれば、私もここまで言うことはなかった事だろう。
それほど今回はキツイ出来と言わざる終えなかった…。
(パーツ拡張なんて項目、マジで意味あるのか…?まさか、この状況でネット販売する気なら、正気を疑わざる終えないが…)
今回で分かった点を上げると…。
1.フロムソフトウェアのゲームはオンラインがとにかく弱いというか、駄目!
ダークソウルと2連ちゃんでやってくれるともう、何というか…。(汗)
2.当たり前の事だが、オフラインをちゃんと作り込んで欲しい。
オンラインが死んでいれば尚更である。
まぁ、フロムさん…。
AC周りの操作性とエンブレムの制作システムの良さ、そして、ガレージの完成度の高さは、一級品であるので、これ以上ゴチャゴチャ言うのは止めておきますが…。
(と言うか、私にここまで言わせないでくださいよ…)
もう少し、ちゃんと作り込みましょうよ…。
我々ACファンは、次回作も買うとは思いますが、今回初めて購入した人達は、もう買ってくれませんよ…これだと…。
少なくとも、今のようなオンラインの出来では…。
本当は、よく分かっているのでしょう?
ダークソウルの時だって、上手く繋がらなかったですよね?
あの教訓は生かし切れていないのですか?
それとも、制作部署が違うと、そういう情報って社内ではうまく流れないのですか…?
まぁ、一度延期している辺り、そう言った不具合を直そうと一生懸命努力したのかも知れませんが、実際問題回線が繋がりにくいと、みんな冷めちゃいますよ…。
本当にお願いしますよ…。
以降の作品は最低限、同じ事を繰り返さないよう、本当にお願いします。
次回作、期待してますよ!
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-03-24
GOOD!
GOODと言えるところは本当に少ないです。
敢えて探す、意識して思い起こす、そんな必要がある程度です。
■ボイスチャット
今作は4対4(オペレータ込みだと5対5)のチーム戦闘がメインです。
その為、ボイスチャットで連携をとる楽しみがあります。
■エンブレム・デカール
旧作と比べて非常に作りやすくなっています。
描画レイヤーが128枚用意されているのも大きいです。
■新しいアクション・ギミック
壁蹴りアクションはシンプルですが奥が深いです。
高度をとる、攻撃を回避する、急接近する、など用途は様々。
他にもスキャンモードやリコン(探知機)、実体剣やUAVなど。
■ガレージシステム
ミッション中に補給が行えるのは、初心者救済としては良いと思います。
BAD/REQUEST
悲しいことですがBADと言えるところには事欠きません。
他の方々が十二分に挙げてくれていますので、特に気になる点のみです。
■シナリオ・ボリューム
パッケージの裏にはこう書いてあります。
「シリーズ最大級のボリュームを誇るドラマ性の高いシングルプレイ」
寝ぼけているんでしょうか?
■マッチング
不完全なマッチングシステムによる無駄な待ち時間。
■攻撃と防御の3属性化(所謂三すくみ)
発想だけで内容が伴っていません、見事にバランスを欠いています。
■パーツパラメータのバランス欠如
全体的にガタガタです、アセンブリはだいぶ限定されます。
パーツ数の水増しはシリーズ恒例でしたが、今回は中身もガタガタです。
調整が入るたびに穴が塞がり、別の何処かに穴が空きます。
■オーバードウェポン
とても扱いやすい一撃必殺兵装です、駆け引きも何もありません。
初心者救済やロマンとしても、対人戦闘メインとしては度を越しています。
■MAPのバランス
対人戦闘メインで作ったとは思えません。
防衛側が圧倒的に有利なMAP構造、加えて強力な防衛設備。
「空き巣」と呼ばれる無人の領地への攻撃や、
対人マッチ時の回線切断が増えたのもうなずけます。
■エリアオーバー
今作は高度制限が非常に厳しいです。
壁を蹴って昇っていくとあっという間にエリアオーバーで爆発です。
■チーム評価
現状プレイヤーに対しての制限、足枷にしかなっていません。
■バグ・フリーズ問題
多いです、結構な頻度でフリーズします。
対戦中に機体を動かせなくなるバグなども発生します。
■傭兵システム
傭兵さんとはボイスチャットが出来ません、
テキストチャットでの打ち合わせも出来ません。
罵倒や暴言を考慮しての制限なのでしょうが、
これでは雇う側も雇われる側もギャンブルです。
■領地戦システム
チーム戦がしたいだけならフリー対戦で事足ります。
チーム評価を上げてEXミッションに参加するか、
領地ランクを目指すしかメリットがありません。
そのEXミッションも5種類しかなく、
特定時間帯にランダムで発生するだけです。
特に気になる点だけ書いてもこれだけ出ます。
とにかく悪いところ同士が絡みあって、負の連鎖が起きています。
COMMENT
次回作に向けての壮大なβテストが今作だったのでしょうか?
とにかく欠陥だらけです、それでも楽しもうとしてくれるユーザーを省みて欲しい。
発売から既に3ヶ月が経ち、だいぶプレイヤー人口は減っています。
フリー対戦でも人口の減少を感じるようになったので、区切りとしてレビュー。
次回作を買うことはありませんが、
AC開発チームの方々が今作の問題点から少しでも何かを得てくれたらと思います。
プレイ環境:HDMI接続の液晶モニター、光回線、ボイスチャット使用。
過去のシリーズ作品は携帯機版を除いてプレイ済み。