【PS3】El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON(エルシャダイ) レビュー
発売元 | イグニッション・エンターテイメント・リミテッド (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-04-28 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
77pt
GOOD!
とりあえずEASYを一週クリアしての感想です。
オリジナリティー:5点
これだけ話題になっていれば説明の必要もないかもしれませんね。「旧約聖書の登場人物達と深く関わりながら、神の洪水計画を止めるため、人間を羨んで堕天した天使達を捕まえる旅に出る」というストーリーは他ではそう見ないでしょう。勿論世界観も見た事の無いものです。よって文句無しの5点です。
グラフィック:4点
悪いと感じた事はないです。優しくて、幻想的な雰囲気がとてもよく出せています。同時にズバ抜けて綺麗!という所も無かったので4点です。
サウンド:5点
某動画サイトなどで散々空耳でイジられてたので心配でした(?)が、途中流れるBGMは何を取っても素晴らしいです。少なくとも場面の雰囲気に適したBGMが流れ、程よく世界観や戦闘に引きずり込んでくれますよ。
熱中度:5点
武器はアーチ、ガーレ、ベイルの三種類により構成されており、それぞれの力関係は3すくみ(じゃんけんみたいな)になっています。ボスに対しても効く武器、効かない武器が存在します。なのでプレイヤーはそれぞれの状況に対応して上手く武器を変えて(気絶した敵から奪ったり置いてある物を取ったりして)闘わなくてはいけません。この力関係が絶妙で、全武器を満遍なく使わなくてはいけない所が、とても面白いと感じました。BGMの件もあり、熱中度は4点です。
BAD/REQUEST
快適さ:2点
これはほぼ、自分が下手だから気になっているのですが・・・一応書きます。
説明したように、このゲームには3つの武器が存在するのですが、この3つには、それぞれ違った緊急回避のようなモーションが設定されています。これによって敵の攻撃を咄嗟にかわせるのですが、3つの武器は全て、攻撃のテンポが違います(1撃目、2撃目でもその間隔は全然違います)。自分の連続攻撃中に攻撃された時、攻撃モーションの合間にうまくコマンド入力を行わないと、回避はおろかジャンプも出来ません。よって、華麗なプレイをやろう!とか思っている(雰囲気的に)と、全武器の全技のテンポを体得する必要があるわけです。
また、吹き飛ばされてから倒れて無敵時間に入るまでの時間が地味に長いので、連続で攻撃を受けてしまいます。ザコ相手ならいいですが、ボス戦で連続攻撃を食らう(途中からでも)と、「浮かされたまま次の攻撃を食らう→また少し浮く→また食らう(繰り返し)→やっと終わったと思ったら瞬間移動してきてついでに連続格闘を全部食らう」なんてこともよくあります(終盤では殆ど、その上ザコ戦でもおきるようになります)。
この二つの難点により、終盤の戦闘では非常に繊細かつ素早い操作を必要とします。「説明書を必要とせず、見て、直感的に分かる」を売りにしているだけに、(ちょっとコレは違うんじゃねえかな)という気分になります。
COMMENT
LED DEGZAにHDMIケーブル使用。最初期の60GBのPS3でプレイ。
フリーズ、処理落ちは今のところありません。メインメニューで項目移動すると背景がちょっとだけ止まりますが、全然気になりません。そもそもメインニューですし。
色々文句を垂れましたが、非常に面白いゲームです。
特にBGMは本当に素晴らしく、何度でも聴きたくなるようなものが多いです。自分はクリアしたその日にサントラをネットで注文してしまいましたww
一応書きますが、この作品は「旧約聖書をモチーフにしている」のであって、何もかも全部同じ、という訳ではないみたいです。ノアの方舟の話や堕天使サタンの話を考えると、ゲームとは辻褄が合わなくなってしまいます。共通の世界、登場人物を出しただけなのか、それとも続編辺りで辻褄を合わせるつもりなのか。少なくともこの作品でちゃんとケリがついているので、お話としてはうまくまとまっていると思います。上記の話から、後半でもの凄い大大大どんでん返しを勝手に妄想して期待した人(自分ですw)はちょっと拍子抜けしてしまうかもしれません。
最近出ている新作ゲームが全然面白くなさそうな中で買ってみたところ、自分的にはなかなかの良作でした。発売前から異常に話題になっていたので、購入を迷ってる人も多いと思い、つい長々と書いてしまいました(ごめんなさいw)。1ミリでも誰かの参考になればと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 2pt | 3pt | 1pt |
61pt
GOOD!
普段はRPGで、アクションゲームは苦手でほとんどやりません。
PS系ではDevilMayCryシリーズを全てプレイしているという程度。
●オリジナリティー→4
旧約聖書の世界を新しい解釈で表現したというのは斬新です。
また登場キャラがどれもこれも濃いビジュアルばかりで、個性も相当なものでした。
あと、主人公のイーノックがとことん喋らないのにはビックリ。
●グラフィックス→4
ここに惹かれて買ったも同然です。
多くのPS3のゲームのビジュアルはどんどん細密でリアルになりがちです。
そんな中でこのゲームは淡い影の重なり合ったような優しい色合いで描かれており、幻想的でとても美しい。
と、思ったらFF13か?とかカービィか!?というようなステージもあったりしますしね。見ていて飽きません。
●サウンド→5
BGMは文句なしに素晴らしい。
公式サイトで荘厳な音楽に耳を奪われた人は間違いなく気に入ると思います。
神聖な感じの曲以外にも様々な世界を渡り歩くためバラエティに富んでいます。
ボス曲はどれもカッコイイです!燃えます!!
声優さんはどの方もとても合っていたと思います。
ルシフェルの声は本当に魅力的ですね。
個人的にはエゼキエルの声の方も優しいけれども押しつけがましいどこか狂ったような感じがして好きでしたね。
●熱中度→3
移動が多いのが嫌だという意見をちらほら見ますが、私はバトル部分よりそちらの方が楽しかったですね。
うまくぽんぽんジャンプできると気持ちいいですしね。
それが3Dだけでなく横スクロールもあったりしてちょっと懐かしかったです。
タワーは階層によって全く世界が違うので、これは同じゲームなのか?とビックリするくらい色んなゲームが詰めこまれていて楽しい。
●快適さ→3
イージーモードであればその場でボタンを連打して何度も復帰できるのは良い。
さすがにあんまり落ちてるとそのうちロードからやり直す羽目になりますが……。
●難易度→1
イージーをクリアしてみた限りでは、失敗しても何度もその場からやり直しができるのはアクション苦手な私にはとても助かった。
ただそれで気をよくしていると、ノーマルモードでなかなか敵が倒れなくて青ざめることになります……。
BAD/REQUEST
●満足感→2
とにかくストーリーが酷い!
難解なのではなく、単に説明不足なだけ。
思わせぶりなキーワードを呟くキャラはいるのですが、その回収がほとんどなされていないので消化不良に陥ります。
最悪なのはあのEDです。中盤までのあの盛り上がりは一体どこへ?肩透かしもいいところです。
ネタバレになるので多くは語りませんが、散々苦労してここまで来たプレイヤーにあの仕打ちはないのでは?
カタルシスの欠片もありません。
アクションなのでストーリーは多少大雑把でも仕方ないかとは思っていますが、このゲームの場合許容できる範囲ではありませんでした。
●所々に粗いビジュアル&PVで使われた映像がない!
事前にPVを見ていていくらなんでもこれは粗すぎると感じた映像が全く修正されないままゲーム本編でも使われていました。
逆にPVで魅力的だった映像が何故か本編でごっそり削られていたりして、あのシーンはどこで流れるのかとわくわくしていたのにガッカリでした。
●遠近感がつかみにくい!
ビジュアルが独特かつ視点が固定なので、進める場所とそうでない場所の区別がつきにくいです。
画面全体にノイズのようなエフェクトがかかっているステージもあり、そこはさすがに見づらくてイライラしました。
●バトルで回避行動が取れない!
私の操作がヘタというのもあるんですが、回避行動があるといいな、と……。
一番使いやすかったのが素手のときの回避行動でしたね。
こういう感じに左右にささっと避けてくれたらいいのになーと何度思ったことか。
ガーレなら高速で移動できますが、敵がそれが有効とは限りませんからね。
もちろん防御かカウンターすればいい話なんですが、あれらはタイミング命だから私には難しいんですよ。
焦って下手にジャンプするとその隙に懐に入られてあっという間にボコボコにされますしね……。
●攻撃の際、ロックオン機能がない!
今持っている武器に対して有効な敵を真っ先に攻撃したいところなんですが、ロックオン機能がないんですよね。
なので遠距離攻撃ができるはずなのにわざわざ近くに行って攻撃しなきゃいけなかったり。
そんなことしてるうちに周りを囲まれてボコボコにされることの繰り返し。
もうどうすりゃいいんだと途方にくれました。
COMMENT
イージーモードで1回クリア済みです。
誰も見たことのない世界を作ろうという意気込みは素晴らしい。
しかしそこばかり注力したあまりに、そもそもゲームとしてプレイヤーが気持ちいいと思うことを蔑ろにしている印象を受けました。
特に終盤の展開の尻すぼみ加減は本当に酷い!!
途中までは結構楽しめたのにあのEDのせいで全て台無しです。それまで良かったと思ったところも霞んでしまいました。
旧約聖書という魅力的な題材を使って、魅力的なキャラがたくさんいて、どうしてああなったんでしょうか?
アクションなのであまり冗長に説明するわけにもいかないのでしょうが、もう少し世界や人物描写を丁寧にして欲しかった。
プレイヤーに「ああ時間と予算がなかったんだろうな」と強く思わせるゲームって印象悪いんですよね。
楽しい気分に水差された感じがするんで。
残念ながらあの不思議な世界にもっと浸っていたい、もっと旅をしていたいという気分には到底なれませんでした。
あの世界を深く知ることができるようなやりこみ要素もあるようですが、挑戦したいという気力はちょっとわかないですね。
それだけの魅力を感じることは出来ませんでした。
誰におすすめできるだろうかと考えるとちょっと難しいです。
雰囲気が良いってだけでもいいや、と割り切るにしてもあのEDではとても納得いかないですし。
アクションが得意な人なら楽しいのかもしれないですが……。
話題作だからといって新品で買うのはちょっと待った方がいいでしょう。
まずは体験版であうかあわないかを判断したほうが良いと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt |
56pt
GOOD!
私自身がそれほどゲームに詳しいわけでない、ということをご理解の上お読み頂きたい。
良い点として、グラフックと音楽。この二点に尽きます。
神々しいフィールドマップ、壮大な音楽、雰囲気ゲーとしては最高峰ではないでしょうか?
とくに光の演出が素晴らしい。
雪山、ビル街、塔内と、作りこまれているなと感嘆します。
ただ逆に、人物のグラフックは若干荒いです。
音楽には満点をつけたいですね。
場面場面の要所を上手く盛り上げてくれます。
細かいところで効果音ですら雰囲気と調和しています。
「3Dアクション・バトル」「2Dアクション・バトル」を兼ね備えた点も面白い。
新しい試みとして成功だったと思います。
最後までプレイヤーを飽きさせない上に、製作側の遊び心が感じられます。
BAD/REQUEST
ストーリーが薄っぺらく感じる。
元ネタを知らない人にはついていけないのでは?
キャラクターの名前すら覚えるのが大変です。
3Dアクションパートでのジャンプ移動が難しい。
立体感が把握しずらい。雰囲気を重視したための弊害と思える。
カメラ視点移動などの工夫が欲しかった。
緊急回避コマンドが武器を問わず欲しかった。
敵キャラもガードを崩してくるのなら、緊急回避コマンドは必須だと思う。
武器によっては回避をするのが出来ないのが辛い。
いいか悪いか分からない点として。
キャラクターのレベルが上がるわけでもなく、
武器の強化が出来るわけでもなく、
プレイヤーの操作テクのみを駆使して敵キャラを倒していくのが、私的には不満である。
ボタン連打でバトル復帰できる(一部を除いて)。
ストレスがなくなる代わりに、緊張感がいまいち保てなくなった気が…。
COMMENT
不明な点として。
イージーモードをクリアしたばかりなので、ゲームバランス関係は何とも言えません。
多分、バトルステージでの敵キャラが強くなる程度で、アクションパートでは関係しないのかも?
ゲーム下手な私でもごり押しでクリアできたので、バランスはいいのかな?
感想としては「物足りない」の一言で済みます。
作品の雰囲気が良かっただけに、もうちょっと世界観を分かりやすくして欲しかった。
手記などあっても説明不足感が否めません。
ま、もしかしたらノーマルモードではその辺が補足されいる可能性もありますが(隠しストーリー的な意味で)。
ネット上で話題なだけに、ネタとして購入しました。
良くも悪くもプロモーションビデオ通りの出来です。あのまんまです。
ちなみにイーノックは全然喋りません。
キャラゲーとして購入すると、少し残念な感じです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-04-05
打ち切り感があるゲームですね。
ステージやBGM。キャラが1人1人魅力的なのに、ギュッと終わりにした感じがあります。
七人の堕天使を倒し幽閉するつもりが、たった4人だけ倒して終わり。なのには少々ネタ切れだったのかな?と、思いますが。ステージ1つ1つにとてもワクワクしました。
サリエルのステージでは沢山のネフェリム達に癒されたし、次のステージのバイク走行はハラハラして面白かったし、アルマロスの歓迎ダンスには思わす口に出してツッコミ入れましたねw
さて、最後に言いたいことは、イーノック、お前幾ら何でもセリフが使い回しすぎる。全部ニコ動で聞いた事あるセリフだった。大天使達や堕天使達だってあんなにセリフあったのに。
イーノックのセリフは二種類しかありません。
疑うのであれば是非手に取り、プレイしてみることをオススメします。
GOOD!
・演出
どれも新しい感じがしました。ゲームでしかできない演出が多彩です。
MGS2のようなメタ演出が好きな方にオススメです。
体力ゲージなどが無いことに不満がある方もいると思われますが、
後々そういった方に対する処置があるので安心してください。
・BGM
ニーアを彷彿とさせる良曲が多いです。
・ステージ
「これ本当に同じゲームか?」と思うほどの各ステージの変わり様が凄いです。
驚くこと間違いなしかと。
・キャラクター
発売前に相当話題になりましたがw
特にアイツの登場、活躍に惹かれるユーザーが多くなりそうです。
・戦闘
こちらでは良い面を。
結構シビアで、戦略を考えさせられます。自分でコンボを探したい人向けです。
敵の攻撃をうまく避けられるようになれば快適に感じるでしょう。
BAD/REQUEST
・戦闘
こちらでは悪い面を。
若干システム面で説明不足な感じがしました。意図的なのでしょうが。
あと敵の攻撃が強く、ベイル以外のガードが無意味になっている点も。
ガーレ装備の敵の攻撃などキツく少し調整してもらいたかったです。(それでも破綻している訳ではないです)
・キャラクター
どのキャラも濃いです。
自分は好きですが少年誌キャラが好きな人には受け入れられないと思います。
COMMENT
人によって評価の分かれるゲームだと思います。完全なスルメゲーです。
申し訳ありませんがゲーム初心者と俗に言うライトユーザーの方にはお勧めできません。
数時間進めた程度で投げ出してしまうでしょう。
あと「一週目で止めないでください」
新しいゲームの形だと思います。
是非詳細なネタバレは見ずにプレイしていただきたいです。
完全に好みの問題なので誰にでも「大丈夫だ、問題ない」とは言えませんが
善し悪しの判断はゲームを全クリしてから決めてみて下さい。