【PS3】ラチェット&クランク FUTURE 2
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-11-19 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:アクション |
|
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-11-19 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:アクション |
|
GOOD!
<安定したアクション>
ガラメカを駆使してちょい箱庭空間で敵を撃破!という基本部分は安定した完成度。カメラも使いやすいしオプションも充実。ガラメカもそれぞれ個性があって面白い。(とはいえ長いシリーズなので過去作との類似武器はそりゃありますが・・・)
大量に出てきた敵を爆破で一掃!といった気分爽快なステージが盛り込まれていて楽しませてくれる。
<ホバーブーツによる機動性の向上>
装備アイテムとしてホバーブーツが早い段階から装備でき、これにより機動性がアップ。スピードを活かして動き回ったり、大ジャンプが可能になったり、ホバリングによる着地などなど「ちょっとのろい動き」のラチェットに抜群の機動性が加わった。爽快なアクションとしてワンランクアップした感じがあります。
<見通しの利く広大なステージ>
広く複雑な階層で構成されているステージが登場。過去にも箱庭感のあるステージはあったが、これほど自由に動き回れる物はなかった。前述のホバーブーツで機動性が上がったこともあって広いからと言って散漫にならない。
<グレートクロック内のパズルの完成度>
クランクパートはいわゆる”謎解き”になっていて、パズルを解くことが中心となる。このパズルが実に良くできていて感心した。時間を巻き戻してクランクの分身をいくつも操作し、一人では解けない仕掛けを2〜4人のクランクで解くというもの。4人ともなると、仕掛けを動作させるタイミング・どの分身でゴールするか等、かなり頭を捻って考える必要があり、やりごたえ充分。過去作のパズルは作業感が強くて辟易したが、今回は楽しませてもらった。(クリア必須ではないがチャレンジとして解放される追加パズルは、ほんと、1時間近く悩んでも解けないぐらいの高レベル!)
BAD/REQUEST
<あまり驚きのないステージ展開>
ステージの仕掛けや敵ロボットに、あまり驚きや工夫がなく、単調になりがち。ボスキャラもパターンが少なく、手応えのある攻略もないためクリアの達成感は非常に薄い。
<グラフィックももうちょっと・・・>
PS2時代からの進化をもっと感じさせて欲しかった。きれいなのだけれど、質感に乏しく安っぽいグラフィック。アニメっぽい表現と言えばそうなのだが、惑星の地表や空気感など、もっとがんばれる点があった気がする。
<開放感のあるステージの少なさ>
ここがもっとも残念な点。前述の良い点で挙げた”広大なステージ”はごく一部(というか1ステージ?)で、ほかの大多数がいくつかのルートを組み合わせたステージであり、構成もシンプルで探索の遣り甲斐が乏しい。仕掛けも単調なことと相まって、プレイが非常に淡泊。せっかくのホバーブーツも活かせるステージが少ないせいで消化不良気味。もったいない。
<小惑星ステージの簡素さ>
各ステージとなる惑星とは別に小惑星に着陸ができ、そこで探索やアイテムの入手ができるステージとなっているのだが、小惑星のステージとしての作り込みがあまりに手薄でガッカリする。単純に敵を全滅してクリア、ちょっとしたアスレチックステージをクリアしてアイテムゲット、など明らかに練り込みが不足している。全体的に難易度が低いせいもあり完全に探索が作業化してしまう。クリア必須ではないのだから、もっと難易度を上げるなりしてバランスを調整して欲しかった。
COMMENT
全体としては良くまとまっているし、アクションの出来も良い作品です。しかし次世代機で遊べるゲームとしては平凡すぎて印象に残らない・・・かもしれません。作り込みが甘いと感じる箇所もあり、残念な限りです。次回作ではもっと”壮大なゲームプレイ体験”という部分にフォーカスをあてて「子供向け」という枠に落ち着くことのない作品づくりを期待します。
40インチ液晶・サラウンド環境にてプレイ