なによりも、グラフィックの綺麗さに驚かされました。細線で丁寧に描かれた下絵に青・緑といった自然色を基調とする配色を加え、そこに光の陰影をたくみに使う事により透明感を出し、グラフィック全体をひとつの絵画の域にまで昇華させていたと思います。ウチの相当、古いテレビでも鮮やかに色が映え「プラズマTVでやったら一体...?」と,さえ思われました。 音響は普通といったところでしたが、作品の雰囲気にあった無難なものだと思われます。 シナリオについては暗い設定にもかかわらず割と明るいパートも多く、見ていると非常に楽しめます。一方、泣きパートのときは、一転してがらりと雰囲気が変わるので、そのあたりのメリハリがしっかりしているあたりプレイしていて気持ちが良かったです。主人公の過去もはやみの心の在り方もしっかりとテキストを読み吟味していくと段々明らかになっていき最後には「あぁ、そうだったのか。」と納得のいく仕上がりでした。 システムはPC版から一新されていて快適にプレイでき、誤字なども見当たりませんでした。
これといった文句はないのですが、あえていうならシナリオに若干のあまさがあるところでしょうか?もう少し、心理描写や事象の原因などをハッキリをしていただいたならより一層、ストーリーに深みがでるように思われます。 また、選択肢が多すぎるのでわ?と、思われます。全部で200個以上あったのではないでしょうか?ほとんどが、どれでもいいものばかりなのですが、最初にプレイした時はヒヤヒヤしました。 後、EDが複数種あるのですが、似通った物が多い気がするので、もう少し工夫して欲しかったかと...。
各レビューサイトを拝見すると「重い」「暗い」といった評価が多く見受けられますが、自分としては「別にそんなことは..。」と思いました。大概の物語の登場人物は必ず何かしら暗い過去や問題を抱えているものなのですが、この作品の人達が抱えている物だけが特別、重たいなんて事はなかったと思います。(それに,そういう問題があるからこそ物語が奥深くなるのです。) また、そういった暗さもラストは引きずることなく大団円なのであまり気になりません。 最後にまとめると、この作品は俗に言う「青系」でシンミリした雰囲気が好きな方向けです。 「きゃぴきゃぴしたハートフルな恋愛がしてぇんだ!」という方にはお勧めしかねます。逆に 「お約束とか回想シーンとか、ちょっと無理やわ。」という方は是非やってみてください、 癒し系とは言い切れませんが、プレイ後のある種の爽快感とほんわかとした安らぎと感動は保証できます。あと、自分は冬にプレイしてしまったのですが、夏にやっとけば感動も3割増しになったのではないかと悔やまれます。 以上、本作品に対する自らの所見でした。一部、分かりにくい表現、記述あったかもしませんがご容赦下さい。みなさんが商品を購入なさる際に、このレビューを少しでも参考にしていただければ幸いです。
GOOD!
なによりも、グラフィックの綺麗さに驚かされました。細線で丁寧に描かれた下絵に青・緑といった自然色を基調とする配色を加え、そこに光の陰影をたくみに使う事により透明感を出し、グラフィック全体をひとつの絵画の域にまで昇華させていたと思います。ウチの相当、古いテレビでも鮮やかに色が映え「プラズマTVでやったら一体...?」と,さえ思われました。
音響は普通といったところでしたが、作品の雰囲気にあった無難なものだと思われます。
シナリオについては暗い設定にもかかわらず割と明るいパートも多く、見ていると非常に楽しめます。一方、泣きパートのときは、一転してがらりと雰囲気が変わるので、そのあたりのメリハリがしっかりしているあたりプレイしていて気持ちが良かったです。主人公の過去もはやみの心の在り方もしっかりとテキストを読み吟味していくと段々明らかになっていき最後には「あぁ、そうだったのか。」と納得のいく仕上がりでした。
システムはPC版から一新されていて快適にプレイでき、誤字なども見当たりませんでした。
BAD/REQUEST
これといった文句はないのですが、あえていうならシナリオに若干のあまさがあるところでしょうか?もう少し、心理描写や事象の原因などをハッキリをしていただいたならより一層、ストーリーに深みがでるように思われます。
また、選択肢が多すぎるのでわ?と、思われます。全部で200個以上あったのではないでしょうか?ほとんどが、どれでもいいものばかりなのですが、最初にプレイした時はヒヤヒヤしました。
後、EDが複数種あるのですが、似通った物が多い気がするので、もう少し工夫して欲しかったかと...。
COMMENT
各レビューサイトを拝見すると「重い」「暗い」といった評価が多く見受けられますが、自分としては「別にそんなことは..。」と思いました。大概の物語の登場人物は必ず何かしら暗い過去や問題を抱えているものなのですが、この作品の人達が抱えている物だけが特別、重たいなんて事はなかったと思います。(それに,そういう問題があるからこそ物語が奥深くなるのです。)
また、そういった暗さもラストは引きずることなく大団円なのであまり気になりません。
最後にまとめると、この作品は俗に言う「青系」でシンミリした雰囲気が好きな方向けです。
「きゃぴきゃぴしたハートフルな恋愛がしてぇんだ!」という方にはお勧めしかねます。逆に
「お約束とか回想シーンとか、ちょっと無理やわ。」という方は是非やってみてください、
癒し系とは言い切れませんが、プレイ後のある種の爽快感とほんわかとした安らぎと感動は保証できます。あと、自分は冬にプレイしてしまったのですが、夏にやっとけば感動も3割増しになったのではないかと悔やまれます。
以上、本作品に対する自らの所見でした。一部、分かりにくい表現、記述あったかもしませんがご容赦下さい。みなさんが商品を購入なさる際に、このレビューを少しでも参考にしていただければ幸いです。