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【PS3】シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~

発売元 ガストオフィシャルサイト
発売日 2014-07-17
価格 7344円(税込)
レーティング 【B】12才以上対象 セクシャル (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:旧約錬金術RPG
■ プレイ人数:1人



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 4pt 2pt 3pt 3pt 2pt
総合点
57pt

GOOD!

アトリエはアーランドシリーズから入った者です。 BGMは黄昏シリーズの中でもクオリティが高い。数、質共に高いと感じた。ボーカル曲も○。 戦闘が前作よりもテンポが良くなり、難易度調整によってゲームに慣れていない初心者も安心。 グラフィックは前作と同等程度。 調合システムは属性毎に個別の調合スキルを発動できるようになった。同じアイテムの調合でも属性の吟味が重要になった。 日数、期限の廃止。採取に気を使う必要が無い、アイテムを気兼ねなく調合できる等評価できる点もあるが、批判点でもある(詳しくは後述)。

BAD/REQUEST

リリース初期の回避困難なバグ(現在はアップデートにより改善) イベントの淡白さ。イベントスチルも少なく、エンディングも少なくなった。 シリーズ全体のストーリー、今作のからのストーリー。両者共に消化不良のままエンディングを迎えてしまう。 キャラクターの設定を生かせておらず、前述のイベントの薄さもあり掘り下げが浅い。 物語中盤以降離脱や合流といった要素もなく、前作と同じく主人公が二人である必要を感じない。 日数、期限の廃止によって、アトリエの醍醐味の一つであるスケジュール管理の楽しみが全て失われている。これによりイベント等でも時間の経過が実感できず、ストーリーも盛り上がりに欠ける。 新システムのライフタスクが、自由度を上げるどころかより窮屈になった印象を受けた。ストーリー進行に際して「やらされてる感」が強いメインタスクは特に顕著。

COMMENT

ゲームとして破綻はしていないが、アトリエシリーズの根幹とも言える期限の廃止が予想以上にゲームをつまらなくしてしまっている。行き過ぎた自由度は作業感を助長するだけということを痛感した。 元々システムに慣れてくればおのずと自由時間の増えるゲームであるため、アトリエシリーズに慣れているユーザーほどつまらなく感じたのではとおもう。 日数、期限の廃止を差し引いてもイベント周りが総じて薄く、はっきり言って手抜きではないかと感じる点も多々。 しかし従来のアトリエシリーズに違わず、個々の素材は悪くないため、もっと丁寧に作り込めば違ったのではないか。 余談になるが、開発者のインタビューを鑑みるに黄昏シリーズは今回で「完結」ではなく「一区切り」だそうだ。続編では期限の復活を期待したい。

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
七草さん  [2014-09-11 掲載]

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総合ポイント
64
(難易度)
1.75
レビュー数
16
スコアチャート シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~レビューチャート


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10-19
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20-29
6.3%
30-39
12.5%
40-49
25%
50-59
31.3%
60-69
25%
70-79
0%
80-89
0%
90-100
【60点以上】
56.3%
【標準偏差】
12.38