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【PS4】DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN(ダークソウル2 スカラー オブ ザ ファースト シン)

発売元 フロム・ソフトウェアオフィシャルサイト
発売日 2015-04-09
価格 5962円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクションRPG
■ プレイ人数:1人(オンライン:2~6人)



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 5pt 4pt 5pt 4pt 1pt 5pt
総合点
76pt

GOOD!

シリーズは触れていません。『bloodborne』は(DL)購入していますが数時間やってワケ分からなくて投げていました。
「超高難易度A・APG」ということだけの概要しか知らずにDL盤を購入。
※完全初見プレイをしたい人は知らないほうがいい情報が含まれているので注意して下さい※
長文レビューとなります。

・グラフィック等
もの凄く綺麗。背景の細かさ、美しさ、「ダーク」な芸術美。そして「即死」ゲーを煽る恐怖演出まで。
ムービーはそれぞれ短いが非常に凝っていて見応えがありました。そのムービーと差のない操作画面は滑らかに動く。
カメラが良い。距離感、バランス、敵の圧倒的な強さ=スケールも巧く演出しながら、硬派なアクションとしても成立させている。一つ一つの動きに重力を感じる。
『bloodborne』では挙動が軽く、カメラも悪かったので、全体的に本作のほうが上のグラフィックと感じました。

・音楽
おどろおどろしい、雰囲気に合ったBGM。ボス戦では盛り上げに一役買っている「変化」もよし。

・操作感、ゲーム性
操作性が非常にいい。日本産万歳。
武器アイテム切り替えをサクサク行える、快適なもの。
アクションとしても、所謂「華麗な」アクションゲームで「ない」と分かればこの上ない完成度に唸る。
理不尽な死にゲーなのだが、操作性やカメラの所為でのむかつく死に方は一度もなかったように思う。素晴らしい。
多彩な武器それぞれのモーション等も面白く、プレイヤー毎に遊び方がある。
敵(ボス)にはしっかり予備動作があり、攻撃後には反撃、回復の「間」が絶対に存在する、理にかなった面も素晴らしい。

・快適さ
起動が早い。ロゴを飛ばせる。
ロード、リロードが非常に短い。死にゲーなので大事。
セーブデータが数個作れる。
固定回復アイテムが秀逸。休憩場で常に補充できる。

・オンライン関連
適度な距離感に終始落ち着くオンライン。
メッセージのバリエーションもこのくらいが丁度よい。
バランス調整も絶妙なのでは。

・その他
定価が安価。
膨大なやり込み要素。
周回あり。

BAD/REQUEST

・逸脱した難易度
初見殺し、やりすぎな敵配置。罠、状態異常、遠距離敵等のステージ構成。
初心者は何十、何百と死ぬことになります。
救済策はいくつかあるのですが、初心者が逆に気付きづらいのは×

というのも

・シリーズ初心者への配慮不足とゲームシステム面
経験値は蓄積されず、「落とす」。
敵シンボルはプレイヤーが「休む=回復」するごとに復活。しかし十何回倒すと復活しなくなるが、そうすると経験値稼ぎ不可能のどっちつかず。
死ぬごとにプレイヤーの体力値は減少していく。
中間地点からボスまでの道のりも地獄続き。

といった独特な難易度もあるが、それよりも

・説明不足のシステム
に尽きる。
「レベルアップの方法が分からない」
(初見プレイで「初めの雑魚」(大剣と盾を持つ兵)相手に、完全に見切るまで3時間。さすが「高難易度」というだけあるな、と思うが、続く雑魚(大槌)に歯が立たず、避けて進んだら敵の群れ。実はチュートリアルゾーンに気付かずスルーし、攻略順も間違えていたという……。これはおかしいと思い、攻略順とレベルアップの概念を攻略サイトで確認し、改めてnew gameスタートしました)。
「魔法の使い方が分からない」
「たいまつの使用法がわからない」
40時間ほどプレイしてようやく要領を掴みました。
「救済策であるNPC召喚が分からない」
これも40時間くらいやってから気付きました。
等など、オンラインマニュアルでは把握不可能な要素が多すぎる。
誓約なんかはクリア(エンドロール)時にもわからなかったです。
その他○ボタンの使い方(隠し扉発見から会話早送りまで)もなかなか気づけなかった。
「初見プレイをお勧め」とはこのゲームの推薦分で言いますが、それに見合う順を追った快適さはありません。
一部のステージギミックも非常に分かりづらく、何時間も迷って断念したほど、所々で「間違えた」難しさです。

・続・救済策
「体力減少」の問題は序盤のとあるアイテムを見つけると一気に気にならなくなるのですが、それまでが数時間~10数時間。ここまでが長い長いチュートリアルだと思いますが、初心者には敷居が高すぎるでしょう。

・アクション面
『bloodborne』で、肝心のアクション部分に?だったのですが、このシリーズの流れを汲んだ、と知ればなるほど、と思います。
いわばスタイリッシュで爽快なアクションを目指していない。かといって『モンハン』のゲーム性、難易度とも異なる。
RPGにACTを混ぜたら~の一つの完成形ですが、人を選ぶことに違いはないです。

・その他
(リアルタイムでの)オンライン参加者は少なめ。そもそも「召喚」メッセージを「見れる」状況にいることが限られているからだとも思いますし、バランス調整の為のマッチング制限の処置の影響もあるようです。

COMMENT

完全初見プレイで途中断念は6時間で147回死亡。
その後新たに初めて、オンライン、オフライン交えてプレイ。ゲーム内メッセージ以外での攻略情報は、行き先に迷った時のみ参照を心掛けました。
クリア時間(エンドロール)は約60時間。死んだ回数は662回。
クリア時のレベルは147ですが得たソウルは321万となっていました。

面倒なボス二体でNPCを使いましたがその他はソロでクリアしました(自身はステージボス到達時にサインを書いてマルチには参加)。
苦しかったのは「炎の城」と「湖」。ギミックでは「毒の塔」と最終盤。
敵では雑魚もボスも大槌を持ったやつが非常に強かったです。
回避アクション重視の立ち回りでプレイしたので左右前後どの方向に回避するかがほとんど重要でしたが、多いときは20回以上は挑戦したと思います。初見で倒せたのは一体のみ。

コンセプトにある、「達成感」は、実はあまり感じなくて、死にまくって、意地になって、数時間掛けてようやく進めて少し安堵する程度で、緊張はずっと続きます。感慨よりも「まだ先がある」と。

クリアを目指したのでいったん休憩しますが、まだまだ未踏の地は膨大にある模様。
『bloodborne』に再挑戦しつつ触れてみます。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
とななさん  [2015-10-08 掲載]

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総合ポイント
68
(難易度)
3.54
レビュー数
13
スコアチャート DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN(ダークソウル2 スカラー オブ ザ ファースト シン)レビューチャート

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10-19
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23.1%
30-39
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23.1%
50-59
15.4%
60-69
30.8%
70-79
0%
80-89
7.7%
90-100
【60点以上】
53.8%
【標準偏差】
18.26